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種の起源 下(光文社古典新訳文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2009/12/08
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/436p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75196-8

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文庫

紙の本

種の起源 下 (光文社古典新訳文庫)

著者 ダーウィン (著),渡辺 政隆 (訳)

種の起源 下 (光文社古典新訳文庫)

907(税込)

種の起源(下)

853(税込)

種の起源(下)

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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.8

評価内訳

2010/10/03 14:58

投稿元:ブクログ

第8章 雑種形成
第9章 地質学的証拠の不完全さについて
第10章 生物の地質学的変遷について
第11章 地理的分布
第12章 地理的分布承前
第13章 生物相互の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官
第14章 要約と結論

2016/12/26 20:58

投稿元:ブクログ

個々の種は一つの地域だけで生み出され、その後そこから過去と現在の条件のもとでその移動能力と生存能力の及ぶ限り遠くまで移動した。

かつては連続的だった多くの種の分布が地理的な変化や気候の変化によって分断されるという出来事が地質時代に間違いなく起こっている。

創造の中心は一つか複数か

決して交雑を起こさない生物を考えてみよう。私の学説によればそのような種は他の個体や変種とは決して混じり合わないが相互に取って代わりながら改良されてきた変種の系列の子孫である。そうだとすれば変更と改良が継続して起こることで生み出される個々の変種に蔵する全ての個体はただ一組の親の子孫ということになる。

「創造の中心はただ一つ」とする学説に対する深刻な難題。
ー分散の手段

>
個々の種から生み出される変異した子孫は自然界の中で可能な限り多くの異なる居場所をしめようとすることから、それらの形質はどんどん分岐していく傾向があるということだった。その他個体数を増加させると同時に形質を分岐させている生物には分岐の程度や改良の程度が遅れている先住民に取って代わって根絶させてしまう傾向が常にあることも示そうと試みた。

2015/07/25 05:30

投稿元:ブクログ

チャールズ・ダーウィン『種の起源』と
川端康成の『山の音』を平行して読み上げました。
『種の起源』は言わずと知れた近代生物学の礎となった大著、
方や。あの山本健吉をして「戦後日本文学の最高峰」と言わしめた名品です。

実を申し上げますと、『種の起源』は学生時代から何度か挑戦し、
いつもその難解さに断念していました。
それが、光文社古典新訳文庫版でやっと読み終えることができました。
原書を読んだことがないのでよくわかりませんが、
翻訳家によりますとダーウィンさんは悪文で有名なんだそうです。
だから、英国国教会が「あなたを誤解し、最初の我々の反応が誤りだったために
まだ他の人々があなたを誤解していることに対して謝罪する」
という表明をようするまで、150年近く時間を要したのでしょうか(笑)

一方、『山の音』は透明で繊細な筆致は、
『伊豆の踊子』『雪国』を読んでいるようです。
その分、主人公の年齢は徐々にあがり、この作品にいたっては
私と同年代になっています。
私は自分のことのようにして読みふけりました。

さて、『山の音』を読んでいますと、野良犬のテルの話が出てきます。
息子の嫁がその犬の父の数を数えると10個あるそうです。
で、調べてみますと、猫は8個、牛4個、豚ななんと14個、
そして猿は人と同じ2個だそうです。

でも、雄にも同様の数の乳があるはずです。げんに私だって2つあります。
所がダーウィンさん自然淘汰の説に寄れば、
不要器官はやがて退化し、無くなってゆくのではなかったでしょうか?
つまり男性のオッパイは無くなってゆくハズですが~

そこで昔読んだ本のことを思い出しました。
永田和宏「タンパク質の一生」(岩波新書)という本の中に、
『元々は雌になるべく発生してきた胎児が、
ある特定のタンパク質を作り出した場合だけ雄になる』
つまり、女は「存在」だが、男は単なる「現象」にしかすぎないのだそうです。
それがため、染色体の数も女性の方が1.020個多いそうです。

世の男性諸君、崇高なる女性に喧嘩を売ろうなんてこと
ゆめゆめ思ってはなりませんぞ!
敵はあなたのはるか上をいっております。

2010/08/04 19:44

投稿元:ブクログ

上巻で自然淘汰のところが終わっているので、余計にワケ分からんかった。。。

すごいなと思ったのが、メンデルの遺伝の法則の前に出てるっていうことと、明言はしていないけど、ダーウィンは大陸移動説も想定してたんでないかということです。

だから、現代で地理的に離れていても同じような生物がいたり…って話で。

しかし、自然淘汰が企業にも言えるみたいなのを読んで買ってみたけど、これを読んでもあまり経営を連想せんかったな。。。

2011/06/17 10:33

投稿元:ブクログ

「成長」して「繁殖」すること、繁殖とさして違わない意味での「遺伝」、生物を取り巻く条件の間接的および直接的な作用と用不用による「変異性」、「生存闘争」を引き起こし、その結果として「自然淘汰」を作用させ、「形質の分岐」と改良面で劣る種類の「絶滅」を強いる高い「増加率」。自然の闘争から、飢餓と死から、われわれにとって最も高貴な目的と思える高等動物の誕生が直接の結果としてもたらされる。

2015/02/21 11:30

投稿元:ブクログ

上巻に引き続き、
理解するにはエネルギーと時間が必要だった。
個人的には、下巻のほうが難しく感じた。
繰り返し読まないと理解できない文章が
上巻よりも多かったような気がする。

最終章
「やがて人間の起源とその歴史についても
 光が当てられることだろう。」
この言葉を見たときは、ジーンとくるものがあった。
私が読み終えたという満足感ではなく、
ダーウィンが書き終えたという感慨に対して。

この分野に詳しい人なら、
「この時代にここまでの視野を持っていた!」
という驚きや感動がきっとあるのだろう。
ただ、残念ながら私のような素人には、
現在までの研究の歴史を時系列で知らないため、
その感動を共有できず、少し寂くもあるなぁ・・・

2013/02/06 14:48

投稿元:ブクログ

○この本を一言で表すと?
 多分野に精通したダーウィンが人生のほとんどを費やして追求した研究の集大成

○よかった点
・ビーグル号で世界を就航した以後は英国を出なかったダーウィンが、友人を通じて情報の収集を進め、他人の研究などを参考にしながら理論だけをまとめるのではなく自分でいろいろ時間をかけて実験(河川地域の泥から植物が生えてくるか、水鳥の足に稚貝が付くか、など)しているところは、すごい行動力だなと思いました。金と時間がある人が自分の好きなことを大いにやっているカンジで大変羨ましいです。

・ダーウィンの自然淘汰論の考え方は、他の種、特に近縁種との生存競争が厳しくなるという点でマイケル・ポーターの「競争の戦略」を、新たな環境ではそれに適応した新たな形質を獲得したものが生存優位となるという点でクレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」を思い起こさせるような内容だなと思いました。仮説を立てて検証して理論を構築するところや、物事の根本を徹底的に追求しようとする姿勢など、ダーウィンは軍事に携わっていたらイギリスの国家としての位置を変えていたように思いますし、企業経営に携わっていたらとんでもない大企業を作り上げていたように思いますし、そういった分野なら大成してイギリスの歴史を変えていた人物ではないかと思います。ある意味それだけの能力を自分の興味の赴くままに学問の分野につぎ込んだからこそ、これだけの大著ができたのかと思うと感慨深いです。

・私自身が考えている進化論に対する疑問点がほとんど提起されていて面白いなと思いました。(移行種の不在、偶然にしては完璧すぎる器官、など)(第6章)

・リンネ(1707―1778)以降のナチュラリストの分類学が、自然とダーウィンの考え方と一致するようになっていたというのは面白いなと思いました。動植物の各機能の一致や相同性から分類していった土台がダーウィン以前からあったのだと思うと、この頃のナチュラリストたちの活動もダーウィンの考え方に貢献していたのだろうなと思いました。(第13章)


○参考にならなかった所、または突っ込みどころ
・自分の立てた仮説・理論に固執して、それを立証するために研究結果等を無理やり結びつけているような印象を受けました。

・「移行種の不在」や「完璧すぎる器官」の問題は勝手に自己完結していて全く解消できていないと思いました。

※〈上〉と同じレビュー

2014/06/22 03:02

投稿元:ブクログ

下巻もやっとこさ読み終わった。上巻に引き続きダーウィンの偉大さに感嘆する内容だった。くどいと感じるほどに自説や対立仮説に疑問を投げかけ検証しているため、若干の読みづらさはあるけれども。

実際に読んでみるまでは、種の起源は自然淘汰説により人の起源が猿人類であることを唱える本であると思い込んでいた。
植物から魚類、鳥類、昆虫など、様々な生物に関してだけでなく、地質学や気候学など話題は多岐にわたる。遺伝の法則がわかっていない時代の著作であるから、分子生物学的な話は出てこないが、それでもこの時代によくぞここまでと驚いてしまう。

生物学を学ぶ者として、手に取ってみて良かった。
もっと視野を広げて、様々なことを学びたい。

2016/05/11 22:06

投稿元:ブクログ

言わずと知れているが、未だ必ずしも正しく理解されていないところがある、ダーウィンの主著。

本書は、ダーウィン自身が述べるように、その全体が大きな1つの論証となっている。
すなわち、生物の起源を説明する理論として、自然淘汰説がいかに正しく、他方で創造説がいかに誤っているかを、膨大な論拠をもって論じている。
自説への反論をも「難題」として詳しく検証し、分からないことは分からないと明言する姿勢は、極めて潔く、「科学的」である。

全体を通して、創造説と闘いながら、生物の起源に見事なロジックで迫っていく、ダーウィンの強い意気込みが感じられる。

下巻末の「解説」では、ダーウィン以降の生物学の発展に触れられており、その進歩の著しいスピードや、ダーウィンの先見の明に改めて驚かされる。
この部分を先に読んでおくのもアリだろう。

入念すぎるほどの論証であり、すぐに読み切ってしまえるようなものではない。
しかし、ダーウィンの思考をよく理解できるように丁寧に訳されており、訳文はかなり読みやすい。

2016/01/10 20:22

投稿元:ブクログ

上巻、下巻を通じて、ダーウィンの観察眼の鋭さと、用意周到な論理にただただ感心させられた。とにかく事実をしっかりととらえて、緻密に自説を論じていく。これが、数百年たった現代でも、生物学の必読書として読み続けられている理由なのだろう。また、分からないことは分からないという潔さのに、ダーウィンの偉大さをより一層認識させられた。

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