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評価内訳

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紙の本

この先には深い深い森がある。岡崎京子未完作品集「森」。

2012/01/04 19:06

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 久々に岡崎京子のコミックを読んだ。事故の前に書かれた第1話だけ
が収められた未完作「森」。そして、単行本化されなかった7編と様々
なカット。あ〜〜〜〜やっぱり彼女は彼女である。80年代や90年代に
描かれた作品でもまったく古びていない。岡崎京子は時代の空気やそこ
で生きる若者の気分を見事に描くけれど、それ以上に常に「普遍的なこ
と」を描いている。だから、古びるなんてことはこれっぽっちもないの
だ。女の子の気持ちを描いた数々の作品は、男の僕以上に女性にはたま
らないだろう。そう、昨日も今日も明日も100万年の未来でも、岡崎京
子は女子に絶対的な支持を受けるに違いない。

 さて、「森」である。あの名作「ヘルタースケルター」の連載終了直
後から全3話の予定で始まった作品だ。あの事故で未完のままだからっ
て、これが名作になったかどうかなんてわからない。でも、1話だけで
も、この作品には強いインパクトを感じる。冒頭の主人公ヨコタのモノ
ローグ。「最近よく思うことは すべてはばらばらでありつつ 同時に
すべてがつながっているということ。そしてそのことにすこやかに対処
するのは むつかしいということだ」などなど様々な言葉が物語を紡い
でいく。そして、ラストの出会い。この先には深い深い「森」があるに
違いない。なぜか有元利夫の遺作である「出現」が思い出された。

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2012/08/08 22:17

投稿元:ブクログ

久しぶりに読んだなぁ、岡崎京子。フィールヤングで一話だけ掲載されて、その後、岡崎さんが事故にあって、未完になっていた作品「森」が載っている、という。その他にもこれまで単行本化されていないものがあれやこれや、と。後期になればなるほど画に神が降りてきている。あの目、あの唇。岡崎京子が事故にあってなければ、どんな作品があの先に生まれていたのだろうか、と思ってしまわずにはいられない。ずっと、思い続けるだろうと思う。そのくらいに、飛び抜けている。(11/11/3)

2011/09/15 07:44

投稿元:ブクログ

お勧めできない女の子の生き方、ばかりが描かれている。傷つきやすく、ふさがらない。広がっていく傷のままで放り出される物語ばかり。
未刊の「森」の続きが知りたい。

2011/09/24 09:18

投稿元:ブクログ

「ねえ?

君っているんだね」

「いるわよ なんのこと?」
「何でもないよ いるんだなあって」
「いるわよ それってどういうこと?」

「とてもすてきなことさ」

2011/10/01 22:55

投稿元:ブクログ

なんでまたここんとこコンスタントに出るようになったんだろ。
とりあえず「ここから先」がまだ無いことによって生まれたチルドレンは多いはず。

まさに森だ。

2011/09/15 17:56

投稿元:ブクログ

岡崎京子のモノローグのテンポや語感がすごくすきで わがままだけど、「森」の続きが早く読みたくなってしまった

2011/09/17 01:59

投稿元:ブクログ

岡崎京子の未完作「森」。

はじめの3ページ分で、
ずわっ、っと、ふかいところにさしこんでくる物語(断片)。

相槌がほしかったところに
知らないひとからの絵葉書が送られてきたような感覚。
私にとっては。

10年以上前の作品だけど、
今読んでやっとぴったりの感覚です。
なんでなんだろう。



岡崎京子の描く煙草吸う若者がとてつもなく好き。

そしていい装丁だなぁとおもってたら祖父江さんでした。納得。

2011/09/16 19:56

投稿元:ブクログ

森の続き読みたすぎる…せめてあらすじだけでも知りたい…。
うわああああ。
へルタースケルターのカットよかったなー。

2011/09/15 18:27

投稿元:ブクログ

未完の作品。これが96年の作品とは。。続きが読めないのが残念なのか、これで良かったのか。いや、勿論よくないんだけど。。でも、これはスゴイと思う。椹木野衣さんの解説も秀逸。

2011/09/17 00:01

投稿元:ブクログ

「森」のP1~3がとても好き。ひそかに何か(それが死なのか不幸な事件なのかわからないけど)が忍び寄ってくる気配。懐かしいような、不安なような気持ちになる。

2話、3話も読みたかった。

2011/09/17 02:25

投稿元:ブクログ

80年代後半から90年代のオカザキ作品。超バブリー。懐かしすぎる。
表題は未完作品ということだが、解説にあるようにどうとでもとれるよね。

2012/09/16 14:00

投稿元:ブクログ

「木を見て森を見ず」あるいはその逆もあるけれど、一旦迷い込んだら、それが一体どういう構造でどんなふうに影響し合っているのかよくわからない。自然だけでなく経済も人間の感情も、ある一点のそれだけ眺めて観察しているのは時に楽しいこともあるけれど、思いがけず翻弄されていることにふと気付くことがある。やってらんないよー!と投げ出したくなる瞬間、ぼくはいつも森を見て深呼吸している。

2011/12/23 15:27

投稿元:ブクログ

一番好きなマンガ家。交通事故以来、全てが止まった中、今年、未刊(未完)集が発売。
表題作の「森」は三話しか収録されてないけど、タイトル通りの手触り。
日常で誰かが迷いこむ。そこから抜け出せるのか、どんな景色を観るのか。森に入るのではなく、森の入口の木を教室から見つめているあたりが、90年代の岡崎京子の作品とは違う。90年代のは“森”の中にいた。
凡庸な感想になるけど、本当に事故が惜しい。続きが読みたい。
2000年代は岡崎京子に、どう映ったのか。

とは言え同時に収録されている、カット絵の数々が最高。改めて「ヘルタースケルター」の殺伐さに言葉を失う。
リリコの表情の痛々しさと怒りと諦め。

解説を書いた椹木野衣の文章、読んだら、こんな未熟なレビューいらんよなとも思う。

2011/10/09 04:17

投稿元:ブクログ

いつになったら賢い女の子になれるのでしょうか?
中学生の時、岡崎作品に登場する欲望に忠実な、だからといってハッピーではない女の子たちに、憧れた。
もういつのまにかその女の子を上回るだけ生きてきちゃって
みんなが羨む幸せだけが欲しい人にはお勧めできません。
あとがきをいま読んだ。レビューって、こういうことか、自分の、ちゃんちゃらおかしい。

2012/05/22 16:36

投稿元:ブクログ

単行本未収録作の寄せ集め――だと知っていたから
レンタル版デジタルコミックで読みました。
一応ファンの端くれだけど、申し訳ないが、
コミックス買ったらちょっと後悔しそうな気がしたので。
でも、連載の第1回目だけが執筆→発表されていた、
妙に不安を掻き立てる表題作、最後まで読みたいなぁ。
ここでおしまいとは辛い。
あと、古めの牧歌的な短編はやっぱり笑えるし、
画風の変遷を追うのも楽しい。

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