紙の本
行っただけじゃ解決しない
2015/09/25 16:01
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
過真鳥継と良田胡蝶が海外研修に出かけ、夏休みに入った畑耕作は、中沢農の希望もあって、農の実家のある愛生村に木下林檎を連れて行くことになった。ところが農の実家に隣接して耕作の家が建てられ、結納式の準備の真っ最中。農が妊娠したと嘘をついて家族が信じてしまい、長女の中沢士が立ち上げたNPOのイベント、グリーンツーリズム婚活のモデルケースとして、嘘を突き通さねばならなくなったのだ。
当然、一緒に行った木下林檎は怒り心頭で、どす黒いオーラを耕作にまき散らしてくる。しかし、三女・四女の中沢工と中沢商と遊んだり、士の立ち上げたNPOの目指す農村のあり方に感心したりして、それなりに楽しい夏休みを送れていたはず。だがそれも、担任の戸次菜摘(ベッキー)が婚活イベントに参加してきたことで、再び阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられることとなる。
ソープに行け!じゃなくて農家へ行け!と、伝説の青春人生相談のごとく農村へ行ったものの、そこで耕作が見せつけられたのは、直視したくない現実。それはもちろん、農がついた嘘でもあるし、かつて彼が実家を失った経緯でもある。それもまた、農村の真実の一つなのだろう。
だが、そう言って諦めてしまっては、未来に生きる若者には辛すぎる。閉塞感を打破するため、とにかく周囲の老人たちを説得して新しいことをやろうとする士に対する一助として、耕作は恥も外聞もなく体当たりする。それが家族というものかも知れない。
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今回は今までよりも農業成分多め、というか農村の話でした。中沢4姉妹は下の姉妹が幼くてかわいらしかったですな。相変わらずシビアな現実を描いてるのにパロネタがうまく相殺してますよね。そして実射までされた狩猟対象なAKB40の未来はどっちだ。
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2012 8/24読了。WonderGooで購入。
農の嘘がきっかけでどえらいことになる実家への帰省編。
・・・その編もさることながら、前日譚のバンド編の吉田さんの扱いとかも実に酷いな・・・。
オチが挿絵だよりなところとかもなんつーか次世代いっちゃった系ラノベだな本当。
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相変わらずの下ネタ満載、パロ満載。爆笑はさせてもらったんだけど、ネタが単なる悪ふざけのように感じてきた。キャラクターもかなり崩壊してきている。農業ネタがあるからまだ読んでいられる。下ネタ・パロが更に加速すると読めなくなる気がする。
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農の妹達がかわいかった。その一言につきる。
そして最後の結婚式のオチには笑った。これは文字のコミック、ラノベの大勝利。いいパンチしてます。
他の人の感想見て思ったが、農と林檎は田舎と都会の対立項なのね。恋のライバルでもあるし、幼馴染とあこがれのアイドルでもある。耕作はこの二つの対立項をどう昇華してくれるんだろうか。楽しみ。でも最後も二人からぼこぼこにされて終わりそうな予感。
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今巻の主題である農業=田舎讃歌的な価値観だけではなく、田舎が抱える問題、安易な田舎志向に対する警鐘という俯瞰的な視点を与えて、問題提起としていた。どちらか一方に偏らないための配慮として、農の妊婦設定とうざったいぐらいの自己中心的な絡みが描かれ、これまで好意的に描かれた彼女に対する嫌悪感を喚起し心理的な距離を置いた。
林檎と農がそのまま都会と田舎の比喩として、また対立構造として存在しつつも、耕作を通してよりよい未来への探索がそれぞれの軸で絡み合いながら描かれていくのだろう。ギャグパロ満載の作品であるが、農業を通して描くこの2軸がしっかりしていて楽しい。
オタ界隈のギャグパロは鮮度が命ではあるものの、使う状況タイミングというものがあって、挿絵3枚攻撃の圧倒的パワーに笑い転げた。ほんと楽しい。
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林檎ちゃん表紙のアニメイト限定版を購入。林檎ちゃん、宇宙一かわいいよ! (カラーイラスト4ページ目)林檎ちゃんの鉄道むすめフィギュアはいつ発売ですか? 白ワンピの林檎ちゃん(78ページ)かわいいよ。メタルバンドなコスのリンゴ・スターもとっても気になる!!! 6ページと302ページも黒いよ林檎ちゃん! (工商は将来大きくなりそうで残念)
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アニメ化決定おめでとうございます.
夏.
しかし岐阜県には海がない.
水着回が無いじゃないか.
でもあれだ.
きわどい水着での田植えで補完ですかね.
今回
「田んぼの様子を見に行って行方不明になる人」
の事情がちょっとわかったわ.
で,ボクはこのマラソンから離脱します.
農業頑張る部分以外に耐えられない.
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マジとオフザケのバランスが、今までで一番しっくりきたような。
ネタが農業っていうだけで、凡百のラブコメラノベよりオリジナリティ
でまさっているいるので、そういった意味でも読みごたえあり。
今回は田舎あるあるシリーズだったし。
マクロスFはやり過ぎ感に溢れていて、これはこれで。
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農業高校が舞台の大暴走農業学園ラブコメの第4弾
今回は夏休みの帰省からの街コン。
第1限から大暴走で最後の挿絵を使ったフィナーレで止めを刺された!
このフィナーレ部分を外で読んでなくてホントに良かった
仮に外で読んでたらおかしい人に見られたと思う(笑)
それなのに農業に関しては結構クソまじめに書かれているのがこのラノベのスゴイところ。
このまま大暴走をお願いしたいとですね!
それとのうりんのAKBにはなんとか花を咲かせてもらいたいです(笑)
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主人公が育った農村が舞台で、作者の思いが強かったのか、シリアス成分が強かったように思います。ただ、それをぶち破るベッキー先生、ぱねぇっす。
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いろいろぶっ飛んでるんですけども、妙にしっかりした農業問題への考察があるんですよね。
今巻も農村へのUターンIターン計画。農村婚活計画、などなど。
今後も期待したい。もちろんお馬鹿方面にも(笑
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勢いは衰えず傑作でした。
今回は比較的まじめパートが多めだったかな。いつものストレートな農業ネタからは少し離れて、田舎の農村にフォーカスした巻でした。
田舎の暮らしは、都会人が夢見るほど楽ではない。というのは最近はかなり認識されている事実ですけど、どうして農業が楽じゃないのか、どうして思ったように「儲からない」のか、そういう仕組みにまできちんと踏み込んで書いてくれました。
いつもよりギャグパートが減った分、主人公の生い立ちに触れたりと物語を進めてきましたね。こちらも露骨に「農業!」ってわけじゃないけど、やっぱり田舎で暮らすとはどういうことなのか、というところに繋がってくるわけで。
今後も期待大。
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いきなり序盤から飛ばしいていましたね。今回は、田舎に帰省した3人が村での農業がどんなものかを体験するため。トマトを収穫したり、山菜取るために山に林檎と入ったりしたましたね。
冒頭の地デジネタやDMCのライブネタなどが揃っていましたけど、ショートストーリーな扱いで割っとさらっと流されていましたね。
耕作の両親がどうしているのか、なぜ農の家で引き取ることになったのかが語られていましたが、発表する場面そこなのかと少し疑問に思ったり・・
このことが、耕作が農業に対してどう思っているのか、農と林檎をどう思っているのかが少しだけ語られたのだけれど、オチがひでぇ(笑)
挿絵の使い方が他の本とはちがって斬新! これは面白かった!
あんまりやりすぎると、くどいんですけどね。
あとがきのあとでは、継と胡蝶さんの話が出ていましたが、次はこの二人が帰ってきてからの話になるのかな?なにげにナウシカ入っていたのだけれど・・
ネタばっかと思っていたら、意外としっかり農業について触れているし、取材もかなり頑張っているみたいですね。
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今のところラノベで一番爆笑した作品w バカばっかやってる農業高校生の日常w でも、時々マジメに「農」を語るところがなんかいい(・∀・)