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永続敗戦論 戦後日本の核心
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 52件
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2013/03/08
  • 出版社: 太田出版
  • サイズ:20cm/221p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7783-1359-3
  • 国内送料無料

紙の本

永続敗戦論 戦後日本の核心 (atプラス叢書)

著者 白井 聡 (著)

【角川財団学芸賞(第12回)】【石橋湛山賞(第35回)】【いける本大賞(第4回)】1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある−。政治哲学や社会思想が専門の著者が、...

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永続敗戦論 戦後日本の核心 (atプラス叢書)

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商品説明

【角川財団学芸賞(第12回)】【石橋湛山賞(第35回)】【いける本大賞(第4回)】1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある−。政治哲学や社会思想が専門の著者が、一種の義務感や切迫感に駆られて綴った時事的政論。戦争責任をきわめて不十分にしか問うていない戦後日本の問題を改めて指摘する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

白井 聡

略歴
〈白井聡〉1977年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。文化学園大学助教。専攻は社会思想・政治学。著書に「「物質」の蜂起をめざして」など。

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みんなのレビュー52件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

「永続敗戦」状態ももう限界

2015/08/29 16:08

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プチトマ - この投稿者のレビュー一覧を見る

疑問が氷解。
なぜ安保法制を急ぐのか。
なぜ日本人もイスラムテロの対象になるようになったのか。
なぜここにきて国家が強権を隠さず行使するようになってきたのか。

アジアで台湾、韓国が引き受けてくれた防壁をいよいよ日本も担う羽目に。
経済が更に衰退し、アジアでの相対的地位が下がれば
次に何が起こるか見えてくる。

しかし、吉田茂がせめて台頭な条件にしようとしたのに、
従属的な条件で軍隊駐留を米にお願いしたのが誰だったのか分かって愕然としました。

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2016/01/13 16:14

投稿元:ブクログ

鋭い舌鋒とクリアな論理は魅力的。面白いのだけど、何だろう、ちょっとした違和感が読後に残らざるをえない。

それはなにか・・・と考えていたのだけど、たぶんこういうことだ。

ひとつは、この本は戦後史の本でありながら、何も論証していないということ。誰かの議論を組み合わせて、「永続敗戦」という概念に集約しているだけである。論理が明快なので「確かにそうかもしれん」と思うのだけど、でも何か根拠があるわけではない。これがひとつ。

そして、もうひとつは、作者本人もそのことを自覚しているということ。「私は歴史学者ではない」という意味のこを最初に言ってしまっているのだが、にもかかわらず歴史について語らずにはいられない、というのはどういう意味なのか・・・。たぶん、歴史学者が「そういうこと」をもはや語れなくなっているから、仕方なく社会思想、哲学研究者の私が歴史について語らずにはいられない、ということなのだろう。歴史研究者のプレゼンスの低さ、というものを感じてしまったのだが、歴史研究者には歴史研究者の領分というのがあって、そこを踏み越えるというのはなかなかに難しいものがあるようにも思う。

2014/08/27 15:58

投稿元:ブクログ

巷では評判の本で、ぼくも出てすぐ買って一読した。言っていることは明晰だが、この本のタイトルが今一わからなかった。最近再読してようやくわかってきたが、要するに、戦後の日本は終戦ということばでごまかしているように、敗戦という事実を認めなかった、そのことが現在までもずっと続いているということである。それなら、「永続敗戦否認論」とでもいうべきだった。そうでないと、このタイトルは文字通りは、いつまでも負け続けていることになる。筆者が「敗戦を否認しているがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず」(p48)というのもわかりにくい。敗戦を認めたがゆえに、際限なく対米従属を続けているとでも言うべきではなかったか。つまり、敗戦後70年近くになるというのに、あの戦争の後始末ができていない、つまり「戦後」になっていないのである。日本の戦後はある意味サンフランシスコ条約から始まるが、ロシアとの関係も歯舞、色丹で終わっているべきなのに、四島返還などと言い出したものだから、いまだに平和条約も結ばれていない。戦後が終わっていない。その典型は北朝鮮との関係である。小泉さんが北朝鮮へ乗り込んだのは、日朝国交回復を目指すものであったのに、いつのまにか拉致問題が主要な課題になってしまった。もちろん人道的な立場から拉致は許せないが、もっと根本的な、戦争を終わらせるということが、あと一歩のところまで来て果たせなかったのである。

2014/07/21 08:37

投稿元:ブクログ

朝鮮半島がすべて共産化したと仮定した場合には、日本の戦後民主主義(デモクラシーごっこ)が生き続けられたかどうかも疑わしい。
我々が見ないですまそうとした(そして、沖縄にだけは直視させてきた)事柄にほかならない。

敗戦の帰結としての政治経済軍事的な意味での直接的な対米従属構造が永続化される一方で、敗戦そのものを認識において巧みに隠ぺいする(否認)という日本人の大部分の歴史認識、歴史的意識が変化していない

敗戦を否認しているがゆえに、際限ない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる

ポツダム宣言第八条
 敗戦の帰結として日本は、基本的に
日清戦争以降に獲得した領土をすべて失うことになる

尖閣諸島もその中に含まれるところの沖縄は日清戦争以前の琉球処分によって近代日本国家に編入されている

カイロ宣言 1943 中国東北、台湾、証拠群島など日本が窃取した領土は中国に返還させる

1952 サンフランシスコ講和条約(中国は代表派遣を拒否されている) 尖閣諸島は我が国が放棄した領土のうちには含まれない

1884 日本の民間人が尖閣諸島の開拓許可を申請 外務卿井上馨が清国を刺激しかねないとして拒否。これは外務省の公式見解と異なる

琉球処分(尖閣を含む沖縄)
1885/1/14 日清戦争中に領土に組み込まれた

実効支配している側は領土問題そのものを認めない。国際司法裁判所に問題を委ねるのならば、日本側に有利な裁定が下る保証は全くない。棚上げという解決なき解決は弱腰どころか日本にとって有利な状態を持続させることに貢献してきた

北方領土
サンフランシスコ講和条約 千島列島およびポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部これに近接する諸島に対する全ての権利を放棄 南樺太は日露戦争の結果として得たものだが、千島列島は1874年に樺太千島交換条約によって平和裡に編入 千島列島は日清戦争後に獲得の原則に反するが、吉田政権はこの条文を呑んだ

1956日ソ共同声明 戦争の結果として出来上がった状態にたいしてお互いとやかく言わない

ダレスの恫喝 重光外相に対して、この条件に基づいて日ソ平和条約締結に突き進むのならば、沖縄を永久に返さないぞ

サンフランシスコ講和条約においてほかならぬ米国が千島列島の放棄を日本に強いておきながら、あとになってその放棄を盾にとって、お前のもっていないものを他人に譲ることはできないと迫った

介入の意図
 北方領土問題が日ソで解決することを妨げ、日本に非難の目がアメリカの沖縄占領に向かないようにする
 日本にソ連に対する強い敵意を持ちつづけさせ、日本がソ連の友好国になったり、また中立政策をとったりすることなく、同盟国としてアメリカの側にとどませる

日ソ共同宣言の平和条約締結に踏み切るならば、変換されるのは歯舞、色丹の2島に過ぎないのであるか、沖縄をとるか歯舞色丹をとるかという選択

サンフランシスコ講和条約において日本が放棄した領土に竹島は含まれない
講和条約への代表派遣を封じられた韓国 1952 李承晩ラインを宣言し竹島をその中に入れる 1954 実効支配
1965 日韓基本条約に竹島の記載なし
竹島は第2次世界大戦から切り離されて行われた軍事行動によって現在の事実上の境界線が定められた
1905/1 閣議決定により竹島日本領土化

北朝鮮問題 最重要課題が核兵器とミサイル開発より拉致問題が上になっている

平壌宣言以後に日朝国交正常化から拉致問題へ変更された




TPPの標的 関税ではなく、非関税障壁と呼ばれるものにほかならない。つまり、それは、各国独自の商習慣であったり、独自の安全基準、独自の税制規制、独自の製品規格といった事柄

戦前のレジームの根幹が天皇制であったとすれば、戦後レジームの根幹は永続敗戦である。永続敗戦とは、戦後の国体であるといってよい

マルクス 歴史は反復する、一度目は喜劇として、2度めは茶番として

偉大な出来事は二度繰り返されることによってはじめて、その意味が理解される

降伏の決断は、より多くの国民の生命を守ることを意図したものなどでは、さらさらなかった。それではなぜ本土決戦が回避されたのか。複数の証拠が示す所によれば、これ以上の戦争永続、本土決戦の実行は、国体護持を内外から危険にさらすことになるという推測ことが、戦争終結の決断をもたらしてものにほかんらなかった。

ドイツは本土決戦を実行し、最終的には総統は自爆、政府そのものが粉々に砕け散って消滅するというかたちで戦争を終えた。日本に置き換えたら、それは国体そのものの消失である

われわれの失ったもの、一言で言えば革命

仮に本土決戦が決定されていたならば、さらなる原子爆弾の投下が行われ、天皇はこうきょもろもろとも消滅したかもしれない

河原宏 日本人が体験し損なったのは、各人が自らの命にかけても護るべきものを見出し、そのために戦うと自主的に決めること、同様に個人が自己の命をかけても戦わないと自主的に決意することの意味を体験することだった。こ近衛らが、革命よりも敗戦がましという形で、なんとしても避けようとした革命とは、究極のところ各人が自主的決意と判断によって行動するに至る状況のことだったのではないか

ガンジー
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである

2013/12/09 13:16

投稿元:ブクログ

筆者が主張する「永続敗戦」概念について、それを主張したい相手と執筆前に少しでも議論していれば…と思わされる内容。いわゆる左翼視点のステレオタイプが強く、観察も歴史観も妥当性や有効性が疑わしい。

もう少し学会などでの議論に耐えた主張を単行本にすればいいのにと思うが、この分野はそういうものなのか。

2015/01/02 18:11

投稿元:ブクログ

自らの覚書のために


そもそも「戦後」とは要するに、敗戦後の日本が敗戦の事実を無意識の彼方へと隠蔽しつつ、戦前の権力構造を相当程度温存したまま、近隣諸国との友好関係を上辺で取り繕いながら---言い換えれば、それをカネで買いながら---、「平和と繁栄」を享受してきた時代であった。p115

占領軍の「天皇への敬愛」が単なる打算にすぎないことを理解できないのが戦後日本の保守であり、このことを理解はしても「米国の打算」が国家の当然の行為にすぎないことを理解しないのが戦後日本の左派である。言うなれば、前者は絶対的にナイーヴであり、後者は相対的にナイーヴである。P128

日本が米国の属国にほかならないことを誰もが知りながら、政治家たちは日米の政治的関係は対等である(少なくとも対等なものに近づきつつある)と口先では言う。このことは、一種の精神的ストレスをもたらす。一方で「我が国は立派な主権国家である」と言われながら、それは真っ赤な嘘であることを無意識の水準では熟知しているからである。領土問題に典型的に現れるように、対アジア関係となると「我が国の主権に対する侵害」という懸念が異常なる昂奮を惹起するのはこの精神構造ゆえである。無意識の領域に堆積した不満はアジアに対してぶちまけれれる。言うなれば、それは「主権の欲求不満」の解消である。P140

こうした決議(※非核三原則についての国会決議)を(しばしば全会一致で)繰り返しながら、すでに触れたように、沖縄核密約を米国と取り交わし、あまつさえ、核武装について西ドイツに話を持ち掛けることまでしていたのが、この国の政権であった。してみれば、非核三原則や「唯一の被爆国」であることの強調が一体なんのためになされてきたのかは、ほとんど考えるまでもなく理解できる。ここには真剣なものなど何ひとつ存在しない。彼らが唯一真剣に取り組んでいたのは、国民を騙すことだけであった。そして、シニシズムを自明の社会原理としてしまった国民の側も、進んで騙されてきた。P159

その定義上絶対的に変化を拒むものである国体に手を付けることなど、到底不可能に思われるかもしれない。しかしながら、それは真に永久不変のものなどではない。というのも、すでに見たように、「永遠に変えられないもの」の歴史的起源は明らかにされているからである。それはとどのつまり、伊藤博文らによる発明品(無論それは高度に精緻な機械である)であるにすぎない。三・一一以降のわれわれが、「各人が自らの命をかけて護るべきもの」を真に見出し、それを合理的な思考によって裏付けられた確信へと高めることをやり遂げるならば、あの怪物的機械は止まる。なぜならそれは、われわれの知的および倫理的な怠惰を燃料としているのだから。P185

2013/07/13 17:59

投稿元:ブクログ

3.11福島第一原発事故の政府・マスコミ・財界の対応への批判や沖縄米軍基地の問題、それから3つの領土問題、北朝鮮の拉致問題を「永続敗戦」(敗戦を否認しているがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる状況)という観点からその本質をわかりやすく解説している。特に、領土問題では日本政府の手前勝手な考えは、世界の国々には受け入れてもらえないことを知った。今後政府はこれらの問題にどのように対応していくのであろうか(あまり期待できないが)。

2014/11/28 16:33

投稿元:ブクログ

日本の八方ふさがりの状態を、何故こういう風になっているかの根本をわかりやすく整理してくれて、とても腑に落ちた。あとがきにある、「物事の順序を守る」とか「『真っ当な声」を一人でも多くの人が上げなければ」という熱い思いが伝わって来る。

2015/10/02 13:10

投稿元:ブクログ

こういう人っているよね.文章を書きながら「俺は今すごい論文を書いているんだ.俺は偉いんだ」と高揚して行って日本語では「当たり前だ」と言うところを論文語で「自明の事柄に属する」と言ってしまったりする.レジームと言う曖昧な言葉が連発されるのも気になる.でも内容はご立派.

2014/11/07 14:54

投稿元:ブクログ

侮辱の時代に生きる、怒りの書。

3.11と続く原発で明らかになった「ぼんやりと、ただなんとなく何かが決まり、何かが進んでいた」という事実(進めていた者も、またそれを知らなかった(知ろうとしなかった)者も同罪であるとしている)。
なぜその事実が生まれる土壌ができたのか、戦後の平和と繁栄の陰に隠れて進んできたこの事態を招いたきっかけを「戦後処理」をキーワードに問うてゆく。

たまたま映画「無知の知」を見た後から読み始めたのだけれど、通底するものを感じた。

2013/10/22 12:34

投稿元:ブクログ

1945年8月15日第二次世界大戦は、日本の敗戦で終了した。
しかし、日本国は敗戦を認めず、終戦という曖昧なことばの裏に、敗戦という事実を隠した。そして、敗戦を隠した故に、敗戦の総括は行われることなく、責任の所在は曖昧なまま隠され続ける。さらに、アメリカに敗戦した事実は、そのまま保存され、日本はアメリカに従属的な立場をとらされ続けている。
敗戦の総括がなされないまま、戦争の当事者でもない現中国共産党政府に脅され続け、当時は存在もしなかったロシア、韓国に領土を侵され続けている。
敗戦したこと、失敗したことを認めないまま、無視したままで、負の遺産を抱え続けるこの構図が、原発事故が起きたこと、放射能汚染が拡大していることを無視したまま浮かれている今の日本に重ならないことを切に祈る。

2015/08/15 22:42

投稿元:ブクログ

「敗戦」とは言わず「終戦」と言う、「軍隊を保持しない」と謳っておきながら自衛隊という立派な軍隊を持っている。明らかな詭弁が成立する日本のメンタリティは戦前と何も変わっていないと思う。

2014/03/25 23:05

投稿元:ブクログ

「永続敗戦」とは、「国内およびアジアに対しては敗戦を否認してみせることによって自らの「信念」を満足させながら、自分たちの勢力を容認し支えてくれる米国に対しては卑屈な臣従を続け」る状況をいい、著者は、この永続敗戦こそが“戦後”の新たな“国体”であったという。
さらに筆者は、対アジアでは日本の経済的な優越が終わりつつあることによって、また、対アメリカではアメリカの国際戦略が変化したことによって、”永続敗戦”レジームはもはや賞味期限切れとなりつつあり、その矛盾は、原発事故処理のごたごたや領土問題の泥沼化の形をとって噴出している、とする。

「永続敗戦」的なアプローチは、古くは岸田秀、最近だと内田樹老師もしていて、さほど目新しいものではないのだろう。
とはいえ、領土問題等アクチュアルな問題への展開は鋭いし、何より、右も左も政官財学も見境なくぶった切るにあたり、ぎりぎりアウトのところを攻める危うさがいい。
曰く、「いじましいマスターベーター」「子どもじみた単細胞」「狂気の域」「目も眩むような空想性」。
飼い主アメリカの手を靖国参拝で噛んだ飼い犬(自民党)をアルカイダに例えた件は笑った。
(対左でも、思考停止のお花畑で、永続敗戦レジームに胡座をかいた共犯だと手厳しい。反日サヨクの妄言だとか本書を非難する國士さまは、読んでいないか、読解力がないかのどちらかだろう。)

賞味期限切れの「永続敗戦」レジームは、早晩、精算しなければならない。
精算する手段は、もう一度“正しく”敗けなおすか、もう一戦交えて今度は勝つかの2つに1つ。
知性と倫理(p185)に照らせば、前者の手段を採ることになるし、そうあるべきだ、と思うけれども、なんとなく分が悪いんじゃないか、とも思える。

その辺の漠然とした不安や閉塞感の根源は、本書の理路から辿ることができるのだろう。

2014/05/23 15:56

投稿元:ブクログ

戦後日本の根本レジームは、「永続敗戦」の構造である。すなわち、敗戦を否認するがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認することができる。かかる状況が、「永続敗戦」である。

「戦後民主主義」に不平を言い立て戦前的価値観への共感を隠さない政治勢力は、国内およびアジアに対しては敗戦を否認して見せることによって自らの信念」を満足させながら、自分たちの勢力を容認し支えてくれる米軍に対しては卑屈な臣従を続ける。

そして今日、このレジームはもはや維持不可能なものとなった。

2014/02/09 11:48

投稿元:ブクログ

臥薪嘗胆?

客観的事実に基づく現状の認識=日本の敗戦国としての立場(勝てば官軍、負ければ賊軍)→ドイツ/フランス=領土割譲

日本は戦争に負けました。だけど、本当に負けたとは思っていない。

臭い物には蓋で通ってきた時代が終わり、蓋が無理やり剥がされる時代が始まった。 →原発事故、センガク諸島問題

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