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紙の本
読書について (光文社古典新訳文庫)
なにを、どう読むか。あるいは読まずにすませるか。読書の達人であり一流の文章家だった哲学者・ショーペンハウアーが、痛烈かつ辛辣なアフォリズムを交えて紹介する知的読書法。【「...
読書について (光文社古典新訳文庫)
読書について
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商品説明
なにを、どう読むか。あるいは読まずにすませるか。読書の達人であり一流の文章家だった哲学者・ショーペンハウアーが、痛烈かつ辛辣なアフォリズムを交えて紹介する知的読書法。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
自分の頭で考える | 7−30 | |
---|---|---|
著述と文体について | 31−135 | |
読書について | 137−158 |
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紙の本
読書は最善ではない
2015/03/28 08:54
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:衒学舎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ときどき高校生向課題図書に含まれる本書。はたして推薦者は本書を読んでいるのか。「読書は知性を磨く為には必要不可欠、且つ最良の手法である」と思って推薦しているのではないか。
本書で述べられている「読書は他人の頭脳で考えること」は、即ち、どれほど読書をしても自分で考えたことにはならない、ということである。つまり読書は、数学の問題に対して解答を写すことと同義である。
著者ショーペンハウアー氏は、頭が疲れているときは読書、を日課にしていた。
また、古い中国の思想である道家が言う「本は亡き者の思想の残骸」を、東洋思想に関心を持っていた氏は知っていたのかもしれない。
氏は読書を否定してはいない。また私見であるが、数学の問題が解けない時に解答を見ることも良策であろう。
大切なことは、自分の頭で考えられるようになることである。それを改めて指摘される著述である。
紙の本
その名の通り
2015/09/12 13:10
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者に対する心構えを書き連ねた本。もちろん、それだけでも読む価値はあると思うが、面白いのが作者に対する批判なども書いているところ。そういうと難しく思えてくるかもしれないが、硬い文ではないし、ページ数も多くないのでかなり読みやすい。
積ん読している人には耳に痛いことも書かれているが、それがいい刺激になるかも。
紙の本
読書について
2015/08/25 17:45
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たか - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近のハウツー物にはない指摘が満載で、今読んでも、ズシリと響く重さがあり、正直耳が痛い部分がほとんどでした。だからこそ、出会えて良かった本ですし、今後何度も読み返すことになると思います。
電子書籍
古さを感じさせない
2019/08/02 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の読書の姿勢についてだけでなく、ネットの情報に振り回されがちなところにも
耳が痛い文章がちょいちょいあって面白かった。
自分の頭で考えることを放棄して書いてあることを鵜呑みにしてないかな
とちょっと反省。
紙の本
ドイツ哲学者の至言
2022/04/03 12:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドイツの哲学者、ショーペンハウアーによる「読書について」。
読書の面白さや魅力ではなく、自分の頭で考えることの大切さを説いている。
いわく「読んだ者を全て覚えておきたがるのは、食べたものをみな身体にとどめておきたがるようなものだ。(略)読んだ書物で精神をつちかう(略)だが身体が自分と同質のものしか吸収しないように、私たちはみな、自分が興味あるもの、つまり自分の思想体系や目的に合うものしか自分の中にとどめておけない」。
仰せの通りである。
ただ、思想も何も、活字自体が読まれないこの時代、ショーペンハウアーが生きていたら、読書について同じことを言うだろうか。
紙の本
読書について
2016/11/07 13:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:によ - この投稿者のレビュー一覧を見る
<自分の頭で考える><著述と文体について><読書について>の三部からなる哲学者ショーペンハウアーの新訳。
「自分の頭で考えているか、そうでなければ誰の影響を受けたものなのか。
自分の思考を自分で把握できているか。」というのは常に自分のテーマであるので、特に<自分の~>を読みたくて購入。
ふせんを貼りながらじっくり読んだ。
恥ずかしいことにドイツの哲学者やドイツ語について無知なので<著述~>は具体的に理解することは出来なかったけれど、迷いがある時や思考が自立できないと感じた時にはこの本に戻ってこよう。