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医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く(筑摩選書)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/06/12
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: 筑摩選書
  • サイズ:19cm/277p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-01596-9
  • 国内送料無料

紙の本

医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)

著者 岩田 健太郎,内田 樹,鷲田 清一

脳死判定、臓器移植、尊厳死や安楽死、再生医療…。医療現場に横たわるさまざまな倫理問題をどう考えればいいのか。臨床医であるイワタ先生が二人の哲人を訪ね、自分の身体との向き合...

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医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)

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商品説明

脳死判定、臓器移植、尊厳死や安楽死、再生医療…。医療現場に横たわるさまざまな倫理問題をどう考えればいいのか。臨床医であるイワタ先生が二人の哲人を訪ね、自分の身体との向き合い方から理想の死まで、縦横に語り合う。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

岩田 健太郎

略歴
〈岩田健太郎〉1971年島根県生まれ。島根医科大学卒。神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。著書に「予防接種は「効く」のか?」「1秒もムダに生きない」など。

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みんなのレビュー12件

みんなの評価4.2

評価内訳

2014/06/22 23:10

投稿元:ブクログ

岩田健太郎、内田樹、鷲田清一の対談集。
普段から親和性の高い三人だけあって会話がうまく噛み合ってコロコロ弾んでいる。
読んでいると誰の言葉かわからなくなったり、それでも違和感を感じなかったりする。
内田樹や岩田健太郎は「いつもの話」ではありますが、それでも読み応えがあることには代わりありませんでした。

2014/10/02 17:05

投稿元:ブクログ

特に第3部の安楽死・尊厳死に関わる対談を読みながら、森鷗外の『高瀬舟』を思い出していた。
罪人の話を聞いた護送の同心の逡巡は、まさにこの安楽死・尊厳死に関わる問題点を明らかにしたものであった。鷗外の慧眼に改めて感服させられると同時に、この問題の抱える難しさが浮き彫りになったと思う。医療だけで考える問題ではなく、広く議論されるべき問題であろう。

2014/11/15 19:14

投稿元:ブクログ

『予防接種は「効く」のか?』が良書だったので作者読みしている。
本書に関しては、対談している当事者には良い刺激になったのだと思うが、読んでる側は少し目が滑る。バックボーンが共有されていない以上、仕方が無いか。いわゆる「へー、すごい」本。

2014/07/21 08:00

投稿元:ブクログ

話題は医療に留まらず。
お医者さんと先生って、「大人」の象徴だったなあと改めて思った。
権威って振りかざしてはいけないけれども、軽んじるのはもっといけないことだと実感した。
「頼りにしています。尊敬しています。」という気持ちを感じながらの方が、応えようと思うもの。

2014/06/26 12:22

投稿元:ブクログ

内田先生や鷲田先生はいいことをおっしゃるんだけど、聞き手の岩田先生は結局最後まで医者の考え方から逸脱できていないな~という印象。それを一番感じたのは脳死に対する考え方の違いかな。結局のところ脳死を人の死とするのかどうかは境界ははっきりしないということでいいと思うのだけど。やっぱり私が違和感を感じるのは、臓器移植を可能にするために人の死を定義し直す(=脳死を人の死とする)ということなんだけど、そこに対する岩田先生の言及はなかったように思います。「臓器移植して体の一部になることは、食べ物が体の一部になることの延長上にある」という自説を説明するために、福岡先生の動的平衡を持ち出すのはやめてほしいなー。福岡先生は臓器移植には否定的だったと思うけど…。

2014/10/12 23:13

投稿元:ブクログ

鷲田先生との対談の中にでてきた内容が一番印象に残っている。

「哲学はあらゆる学問の基礎」

哲学は「大学の中で唯一、専門を持たないアマチュア学」と表現されていた。医学でも、そもそも治すとは何なのか、正常と異常の違い、健康と病気の違いはどこにあるのかなどは哲学の領域に属する。

盲目的に病気を治すことよりも
何のために患者を治すのかもう一度深く考えることが
医療者にとって大事なことだと感じた。

哲学の話に限らず、3人の先生方の対談を通して、
自分の知らない言葉をたくさんもらえたいい本でした。

2015/02/16 22:44

投稿元:ブクログ

医学部は一人の教官が持つ授業数が少ない。年間で5コマ10コマ
ある教授は1年生をまず病棟に連れていく、
学生たちは「こんな医療で、誰のための医療か」とショックを受けるのに
4年生になると「今の患者がいかにわがままか」というテーを発表したりする

「臨床」はベッドのとなりに出掛けていくこと
診察室で待っている医者は臨床医ではない。
(患者の方が動く)

ラグビー型チーム
後ろにパスしながら進んでいく
患者、お坊さんもそのチームに入る

日本の仏教は「葬式仏教」と揶揄されるが、
葬式会社が仕切ってる。本当の意味で葬儀仏教になるべき。
→坊さんが葬式を仕切る

余剰胚の議論はするのに中絶の議論はない
ヒトである胎児の議論をせず、人になっていない胚の議論


救急の先生はコミュニケーションのスタートラインが不機嫌なのでたいへん

医学教育では一緒に働く人同士の共通の授業がひとつもない
例)薬学は薬学で完結している

疑問に迅速に答えることが求められる教育。質問することがない。しない方が優秀にみなされる

結核対策と結核菌対策が同じに
肝心の現象の方をみなくなっている

大学病院の研修では風邪や下痢などの初歩的な症状がみれない
本当にお医者さんになりたい人は風邪や下痢などの初歩的な勉強からした方がいい

アメリカの医者は将来自分がどうなりたいという話ばかり
入院期間が短いから患者も記憶に残らない

医療の完成形、理想像を提供できてる国は存在しない。
でも、今の日本の医療は歴史上ベスト


エビデンス、数値だけみていても当てはまらない
数値化することで、みれるものが浅くなる
パッと見わかる

医者は患者に問わない
「辛いです」と言われたら「薬出しておきますね」で終わってしまう。
何で辛いの?という問いがうまれない。

文字(ネット)の情報には程度かない

201
安楽死 積極的に死に至る行為
尊厳死 積極的な延命をせず苦痛をできるだけ与えない
人工呼吸器をはずしてはいけないのは日本ぐらい

生命維持装置の人工呼吸器
すごく苦しい。鎮静剤鎮痛剤をバンバン投与してやる

最近の死体は重い
点滴で。水分摂取→痰。吸引がとても苦しい

臓器移植の臓器はフレッシュであることが大事
水分(点滴)を入れまくる。パンパンにむくむ。

脳死と植物人間は違う
植物人間は痛みも感じなければしゃべることも出来ない。
インプットもアウトプットも出来ないが生命維持活動には問題ない。
脳死は脳の機能が落ちて、生命の維持が出来ない。臓器のフレッシュさを保つのが大変になる。

ALSにおける人工呼吸器は「杖」や「眼鏡」のような存在
尊厳死の選択肢を準備する

患者様で増えたこと
「院内規則を守らない、看護師に暴力をふるう、入院費を払わない患者が増えた」

町医者は愛想���必要。昔は往診が当たり前だった。
勤務医は愛想があっても給料変わらない 

2014/10/29 23:23

投稿元:ブクログ

3人の個性が現されて面白く読めたが、話がうまく噛み合わないまま進んでいる部分もあり、それはそれで本書の味になっている気がする。鷲田先生は「対話とは、相手を打ち負かすのが目的のディベートと違い、相手の言葉を受けて自分が変わる覚悟ができているようなコミュニケーションである」と述べられているそうだが、本書の内容はこの一言で表されると思う。デジタルが流行りであるが、アナログに戻って考えることも大事である。

2014/07/03 22:29

投稿元:ブクログ

基本、対話本って苦手だし、雑誌の対話部分も大半は読み飛ばしてしまうんだけど、これはさすがに素晴らしい内容だった。このお三方ならまあ、当たり前の話かもしらんけど。医療倫理といえばってことで、尊厳死のあたりを中心に会話が進んでいくけど、やっぱり基本は二元論ではあきませんぜ、ってとこ。あらためて納得でした。

2014/11/28 19:26

投稿元:ブクログ

うむ、この三人なら、おもしろくならないわけがない。と思っていたら、そのとおりでした。
個人的には三人での鼎談よりも、鷲田さん、内田さんそれぞれとの対談のほうが好きでした。ただ、内容が詰まりすぎていて、一度読んだだけでは足りないなぁ。
物腰がやわらかい姿勢、考え方のなかに、正しいものがある気がする。そんな思いをつよくした本でした。

2014/08/29 09:58

投稿元:ブクログ

岩田先生は、なんやかんや言われているけど現代の日本医療がこれまでの医療の歴史のなかでベストであると考えています。
そういわれればそうかもしれないなあと思います。
医療に対する不満はいくらでもありますが、不満のない完璧な制度などありえません。
どの国でも大なり小なり問題をかかえています。
昔よりもずいぶん患者本位の医療になっていること。
国民皆保険で平等に医療を受けることができること。
アクセスフリーでいつでも診てもらえること。
その結果、平均寿命も世界1、2位を争うくらい長寿になっていること。
介護まで保健でカバーされており高齢になっても手厚いケアがうけられること。
確かに世界の国で、こんなに恵まれた医療・介護を行っている国はないかもしれません。

http://ameblo.jp/nancli/entry-11916806456.html

2014/06/16 00:16

投稿元:ブクログ

題名にちと期待しすぎたか。岩田健太郎氏の個人的ウキウキ対談本という感じかしら。「僕」の話はええから、もっとそこ掘り下がらないかしらと。広く浅く。スパーリングのような読み物。

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