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満月の道
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 22件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/30
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/394p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-332517-8
  • 国内送料無料

紙の本

満月の道 (流転の海)

著者 宮本 輝 (著)

昭和三十六年。六十五歳を目前にした松坂熊吾は中古車販売業を着実に展開させ、往時の覇気が甦りつつあった。息子・伸仁は父の背を追い抜き、絵画を愛する健やかな少年へと成長した。...

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満月の道 (流転の海)

2,160(税込)

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商品説明

昭和三十六年。六十五歳を目前にした松坂熊吾は中古車販売業を着実に展開させ、往時の覇気が甦りつつあった。息子・伸仁は父の背を追い抜き、絵画を愛する健やかな少年へと成長した。妻の房江はアルコールから抜け出せずにいたが、大阪最大の駐車場管理を続けながら生きる歓びを見出している。そう、たしかに一家に未来は拓きかけていた。熊吾が博美と再会するまでは―。執筆三十余年。作家自らの「父」を追求する一大叙事詩、いよいよカウントダウン。【「BOOK」データベースの商品解説】

昭和36年。65歳を目前にした松坂熊吾は中古車販売業を着実に展開させ、一家の未来は拓きかけていた。熊吾が博美と再会するまでは…。戦後の時代相を背景に父と子を描く「流転の海」第7部。『新潮』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

闇夜に浮かぶあの光は、未来を照らす道標なのか。 執筆三十余年。畢生の大河小説、ついにカウントダウン。 昭和三十六年。東京五輪へ向け復興は進み、大阪行きの集団就職列車が満員となった時代。六十五歳を目前にした熊吾は中古車販売業を軌道に乗せ、往時の覇気が甦りつつある。息子・伸仁は絵画を愛する少年に成長し、妻・房江はアルコールから抜け出せずにいたが、確かに一家に未来は拓きかけていた。熊吾がかつての愛人・博美と再会するまでは――。【商品解説】

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.3

評価内訳

2014/07/13 16:20

投稿元:ブクログ

流転の海 第七部
まさに、大河小説ですね。読書の楽しさをしみじみ味わえる作品です。
今後の展開が気になりますが、松坂家の幸せをひたすら祈るばかりです。。。

2015/05/01 12:31

投稿元:ブクログ

長い長い。新刊が出ては戻り読みの連続の方も少なくないはず。結果的にたくさんの人に読まれて宮本さんファンが増えるのはいいことだ。『長流の畔』を新潮で読み進めているが第九部の表題あてクイズの企画はあがっているのかな。

2014/06/23 13:39

投稿元:ブクログ

流転の海、第7部。
伸仁も中学生。我が道を行くというタイプのようで、今後の伸仁の生き方も気になる。どんな大人になるのかな?
熊吾は相変わらず人情に熱い。自分が大変な目にあっているのに、原因となった人物を攻め立てるでもなく許してしまう。できないよ、そんなこと。他人のせいにするのはとっても楽だもん。
ここからまた立て直していくのだから大したものだ。商売や生活に関してはかなりエネルギッシュではあるけれど、糖尿病も気になるところ。まだまだ活躍して欲しい。

2014/07/02 21:11

投稿元:ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)

昭和三十六年。六十五歳を目前にした松坂熊吾は中古車販売業を着実に展開させ、往時の覇気が甦りつつあった。息子・伸仁は父の背を追い抜き、絵画を愛する健やかな少年へと成長した。妻の房江はアルコールから抜け出せずにいたが、大阪最大の駐車場管理を続けながら生きる歓びを見出している。そう、たしかに一家に未来は拓きかけていた。熊吾が博美と再会するまでは―。執筆三十余年。作家自らの「父」を追求する一大叙事詩、いよいよカウントダウン。

6月26日~7月2日

2017/05/30 08:35

投稿元:ブクログ

s36年 父親熊吾65才に
    母房江 42才
    伸仁 14才
自分の年齢と重ね合わせて読む癖がついてしまった
作者も熊吾の年に追いついたそうで
作者親子が暮らした時代 場所をモデルにして 言葉も出来事もすべて本物と思わせてしまう力がある

たしかに大阪のビジネス街にあった自分の母校も郊外に引っ越したのだった
引っ越した学校になじめない伸仁の言動も生々しい

2014/09/16 06:40

投稿元:ブクログ

今回はいつものようにすぐに読んでしまうことが出来ず、時間がかかってしまった。物語がなかなか前に進んでいかなかった。タイトルの満月の道、を見るのは熊吾ではなく房江。房江の考えがめぐるあの情景が、とてもいきいきとしていた。
やっと読了して、あとがきを読むと宮本輝もこの第7部は筆が進まなかったと書いてあった。そして1981年に書き始めたこの流転の海は第9部で完結、いま第8部を書き始めてるとの事。
それにしても、宮本輝くらい小説家らしい小説家っていないよな、と思う。情景描写が気がつかないようにごく自然に美しい文章を書く。

2016/02/16 09:45

投稿元:ブクログ

小石を投げ続ける熊吾が可愛かった。

ノブが電車で房江を座らせてくれるシーンにキュンとした♡

ノブ、成長しても泣き虫は変わらないな~。感受性が豊かで芸術肌ですな!将来楽しみです。


あとがきより、、、房江の今後が案じられます!もう幸せにしてあげてほしい~~~!!

2014/07/13 18:40

投稿元:ブクログ

伸も高校生になり、父親の身長を超え腕力も上回った。房江にも生意気な口を利くようになる。中古車販売などの事業もうまく行きだすと金のいる話に絡んでしまったり、従業員には横領されていたりと次々に問題が起こってしまう。結局は自分の蒔いた種なのか安定した生活はやって来ない。それでも前に進んで行く熊吾。

2015/01/16 16:10

投稿元:ブクログ

流転の海第七部。
不思議だ。読んだ端から内容を忘れてしまう私が、この、数年に一度ずつ出される物語を、まるで昨日の続きのように、読み始めることができるのはなぜか。
そして、この物語はあと二部で終わるのだと、筆者はあとがきの中で言っている。
人間の運命、抗いようのない性、後から後から襲ってくる、多くの困難。
いつになれば人は、心の安らぎを得るのだろうか。第一部から数えて既に三十四年。筆者は未だ、模索している。読者である私も一緒に。

2014/05/13 15:55

投稿元:ブクログ

大好きな「流転の海」シリーズの最新刊。
待ちに待った、この世界。
一行、一行が、やはり心にしみる。
人生とは、生きていくこととは、
人とはどうあるべきなのか、
たくさんのことを、ドラマティックな展開の中で
教えてくれる。

今回のタイトルも秀逸。
人生の中で、ふっと心安らぎ、将来が安らかで
美しいものに感じられる「満月の道」のとき。
年齢的に主人公の妻、房江さんに感情移入する
年頃だからか、一層、切ないタイトルに思われた。

2014/08/17 16:57

投稿元:ブクログ

流転の海の第7部。
作者の自叙伝的小説である。
昭和36年、松坂熊吾は中古車販売業を軌道に乗せ忙しい日々を送っている。
息子伸仁は高校生になった。背も父より大きくなった。
妻の房江は駐車場の管理を任されながら、身辺の人に気配りも忙しい。まだ少しアルコールの力を借りないとやっていけない。
高度成長期の波に乗り、勢いづき何もかもうまく回っているように見えたが、そういう時に限って足をすくわれる、というか魔がさすというのか、ちょっとのつまづきが、見えない歯車の歯がうまくかみ合ってゆっくり回りだした。悪いほうへ。
一方、昔からの登場人物も出てきて、新しい展開になるのだが、何しろ今回第7部、それも忘れたころに出るということで、登場人物も多いし、出てきても誰やったかな?という人も多い。
本作第9部で完結するらしい。いよいよ佳境に入るわけである。が次はいつ?何年先?またまた忘れたころだろうな・・・
今回気が付いた、宮本輝の小説には会話が「」で描かれない。小説の流れの中で、誰それがそう言った。彼はそう言う、と説明のようになされる。なので話の流れが会話によって中断されないし、調子が乱れない。それで彼の小説は一種独特の空気が流れているのだな。

2014/05/02 23:45

投稿元:ブクログ

最初の方では、熊吾が昔の熊吾に戻ったようで
伸ちゃんが高校生となり、生意気になり
でもでも、伸ちゃんは宮本輝さん・・・
と思うとちょっと複雑で
そして、房江さんが自分の時間を持てるようになり
そんな状況が、なんだかうれしくて
どんどん読み進めていってしまい
後半は、えっ?っと戸惑いながらも
物語の中にどっぷりと使っていました
詳しくは書けない、ネタバレしちゃう
でもでも、読んだ人と思いっきり話し合いたいーーー
やっぱり流転の海シリーズは
たまらなく素晴らしい小説です

2014/06/23 16:03

投稿元:ブクログ

久々の宮本輝。

新作が次々に発売される作家ではないので、一冊たりとも疎かにせず、しばらくは積ん読のまま大事にとっておこうと思っていたけど、宮本ワールドへの誘惑には到底抗えず、つい手に取ってしまった…(笑)

『満月の道』は宮本輝のライフワークとして位置付けられている『流転の海』シリーズの第7部。第1部の発売から何と30年。第9部で完結するそうなので、残り2部。縁起でもないと言われそうですが、何とか無事に書き上げていただくことを祈るのみです。著者曰く、あと3年ほどかかるそうですが…。

本作を読んで、改めて著者の人間を書く力に圧倒されました。
決して奇抜なストーリーではなく、最後にどんでん返しが用意されているわけでもない作品に、多くの読者がここまで惹き込まれるのは、登場人物の中に生々しく息づく人間の情念や、もはや業としか言いようのない人間の性(さが)に魂が揺さぶられるとともに、そこになぜか赦しというか救いのようなものを見出すからではないかと思います。

ハラハラドキドキのミステリも大好きですが、たまにはこうした珠玉の人間文学を片手に、長雨の季節を過ごすのもこの上なく贅沢な時間です。

2014/07/25 13:56

投稿元:ブクログ

「流転の海」シリーズ 第7部
完結まであと2部ということで、ラストに向けての布石という感じの終わり方。
30年このシリーズを楽しみに新刊発売を心待ちにしていたが、自分が房枝の年齢に近づいてきた今、共感する部分や感心するところが大いにあり、感情移入しすぎてます(笑)

2014/10/27 23:54

投稿元:ブクログ

流転の海シリーズの7巻です。
あとがきに9巻で完結する予定と書いてあったので、あとちょっと、なのに、またまた波乱の予感(涙)
彼らの人生にこれから何が待ち受けているのでしょうか。とくに房江には幸せになって欲しい・・・

そんな中。ノブちゃんの成長ぶりには感動しました。誕生からずっと見守り続けていたファンとしては、母を守り父親をたおす姿に拍手喝采!
そして、悔しがりながらも息子の成長を喜ぶ熊吾の姿にもほほえましいものを感じました。

こんなほのぼのシーンがある一方で、心の闇や人間の業(ごう)や性(さが)がじわりじわりと描かれていて、情景描写も絶品だし、さすが宮本輝!です。
(相変わらず情にあついし騙されるし色恋にハマるし、熊吾は良くも悪くも変わらないのよね。)

次巻は5年後ぐらいかなあ。待ちきれないなあ。