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君の波が聞こえる(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 17件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/30
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/375p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-139231-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

君の波が聞こえる (新潮文庫)

著者 乾 ルカ (著)

一学期の終わりの日、ひとりぼっちで海を見ていた健太郎は、沖に浮かぶ謎の城に迷い込む。そこには同じように囚われた人々がいた。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それ...

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君の波が聞こえる (新潮文庫)

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商品説明

一学期の終わりの日、ひとりぼっちで海を見ていた健太郎は、沖に浮かぶ謎の城に迷い込む。そこには同じように囚われた人々がいた。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それはお金ではない何からしい。健太郎はもう一人の少年と次第に心を通わせ、誓いを立てる。二人でここを出るんだ、初めて見つけた友達だから―。思春期の友情が胸に響く青春小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

沖に浮かぶ謎の城に迷い込んだ健太郎。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それはお金ではない何からしい。健太郎はもう一人の少年と、二人でここを出ると誓いを立てるが…。思春期の友情が胸に響く青春小説。〔「四龍海城」(平成23年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】

一学期の終わりの日、ひとりぼっちで海を見ていた健太郎は、沖に浮かぶ謎の城に迷い込む。そこには同じように囚われた人々がいた。元の世界に戻るには「出城料」が必要だという。それはお金ではない何からしい。健太郎はもう一人の少年と次第に心を通わせ、誓いを立てる。二人でここを出るんだ、初めて見つけた友達だから――。思春期の友情が胸に響く幻想小説。『四龍海城』改題。【商品解説】

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みんなのレビュー17件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

出城料

2015/10/09 21:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで読み終えた感想は
「亡くなった人が生き返った際の心境はこうなのか」でした。
どこか懐かしい。けれど分からない。
読み進めていくうちになんとなく出城料の正体は分かりますが
とても重い出城料でした。

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2014/05/06 08:52

投稿元:ブクログ

初めての乾ルカ。

ファンタジックな青春小説。
ある日、海を眺めていた健太郎が、近付いてはいけないと言われる「四龍海城」に入ってしまう所から話は始まる。

彼は、吃音にコンプレックスを感じていた。
「四龍海城」の中で出会った貴希だけはそれを嗤わないという理由から、二人は少しずつ距離を縮めていく。

健太郎も貴希も、小さな影を抱えていて。
でも、それが「小さな」ものだと分かった時、このストーリーをぐいっと牽引していくような大きな力に変えてみせるのが、良い。

四龍海城の持つ、閉鎖的で無感動な濁った世界を描くのが上手いなぁと思って、最初は読んでいた。
しかし、それ以上に登場人物たちの変化や役所に魅力があって、好きになれる。

ラストシーンへの疑問はあるが、話としてはしっかり書かれた作品だと感じた。
続編が出るといいんだけどな。

2014/10/09 20:52

投稿元:ブクログ

 3.11以後多くの作家が「かけなくなった」という。本書の作者は、逆に未曾有の脅威に「書いて」抗ったひとりのようだ。
 四龍海城がなんなのかは最後まで明かされないが、なんとなく海や波の擬人化を思わせて心騒ぐ。
*********
 吃音のある健太郎は、迷い込んだ四龍海城で、貴希と出会った。城に閉じ込められ、出るには出城料が要る。一体出城料とは?という話。

 前半の鬱屈とした雰囲気漂う中で、健太郎と貴希が友情を育むやりとりは、うぶで不器用で、かわいらしく、思わずにやけてしまった。
 後半から参戦した関も興味深く、ふたりがめざめ成長するのに一役買っているにくいキャラ。嵐が吹くように物語を進めるだけ進めて行ってしまった。
 また天野の心変わりも女の心情としてリアリティがあり、このファンタジーでありながら、リアルと隣り合う異界のちぐはぐな気持ち悪さこそ、この作者のダークな部分に拍車をかけていると思う。

 結末に関しては帯のネタバレのお陰で、心の準備ができていたが、やるせない。例えば、互いを忘れてしまっても再び出会うチャンスに賭けられないものかと考えずにはいられなかった。ただ、貴希には母がなく、父には虐待を受けいる。陸を切望する健太郎のポジティブさとは真逆の心境である。
 彼は、二度と戻らない時間のとりこだった。失うということは、その場限りの痛みではなく、時間をかけて大きくなる空虚感を抱え、その痛みを何度も反芻する辛さまでが含まれる。
 彼は失くす痛みを知るが故に、歳よりも聡く、脆かった。
 痛みに恐怖して、あるいはすきまを埋めてくれる健太郎という存在を奪われまいとして、ああいう決断をしてしまったのは致し方ないのかな、と思った。

*******
 この本を買った書店では、12色の文庫カバーが選べる。いつもは寒色ばかりだが、今回はなんとなく目の覚める黄色を選んだ。そういえば昔、高いファの音が出せずに毎日毎日特訓した楽器はこんな色だったかもしれないと思い、読了した。

2014/09/05 00:36

投稿元:ブクログ

二人の少年の友情物語。勝手に誘い出して、入ってしまったら勝手には出られない四龍海白。理不尽極まりない城で。吃音に悩む健太郎も、父親とうまくいっていない貴希も頑なで、痛々しくて、狭い世界にあきらめてしまっていて、気持ちわからなくもないが、もっとじたばたすれよ!と、カツをいれたくなる。だから、関のちょっかいかける気持ちは大変よくわかるのだが、関も関でちょっとイタい大人だな。と。貴希と健太郎の選んだ結果を受けいれなくて、しばらく呆然としたのはここだけの話。

2014/09/23 08:37

投稿元:ブクログ

<ネタバレ有り>


                       
++++++++++++++++++++++++++++++++



吃音の少年、健太郎の成長物語であり、健太郎と貴希の友情物語でもあり、一度入ったら出られないという四龍海城で徐々に人々が城人化していくというホラーでもあり、そこから出るための出場料を探るミステリでもあり…いろいろな要素が詰め込まれた一冊でした。
四龍海城の最上階から眺める朝日や夕日の描写が美しい。健太郎が貴希に出会って、生まれて初めて心を開ける友達を得、成長していく姿が清々しい。2人を見守る関のキャラもすごくいい。そんなキラキラした描写の陰に、どことなく不穏な空気が漂っていて、どうなるんだろうどうなるんだろうとどきどきしながら読んでいたら、ラストでズドンと撃ち抜かれた。
貴希の選択はあまりにも切ないものだった。お互いのことを忘れてしまってもまた元の世界に戻った後友達になれるとは思わなかったのだろうか。ラストの一文が突き刺さって仕方ない。
こういう希望の手前に落とし穴が掘ってあって暗転ラストみたいな終わりは後味悪いけど、その分すごく心に残る。結局四龍海城の存在は謎のままだったけど、そんなのすっとぶインパクトだった。多分2人が一緒に城から出ましたというラストだったら、あーよかったよかったで終わってしまっただろうけど、あのラストだからこそ、ずっと忘れられない本になりそうな気がする。

フライデーナイトファンタジーってもしかして…と思って検索かけたらやっぱりあの曲!未だに金曜ロードショーといえばあの曲です。
あのメロディーを乗せたラストシーンを想像するとさらに切なさ倍増でした…

2014/08/12 13:30

投稿元:ブクログ

私が苦手とするファンタジーものなので、期待値も評価も低いです。
吃音のため、他人との会話が苦手な中学生が、四龍海城という異次元に迷いこむ。しかし、そこでの出会いと経験が、少年を変えていくというストーリー。
全体の印象として、色がないという気がする。海の色、空の色、そして少年の心の色。それらが淡い色合いにしか感じることができなかった。

2014/06/02 22:24

投稿元:ブクログ

帯ですでに「切なすぎるラストシーンに涙、涙、涙…」とある意味ネタバレされていたので、覚悟をして読んだけれど、そして何となく想像通りではあったけれど、あまりの切なさに涙がとまらなかった。
2人ともお互いを忘れてまた日常に戻るのか、それとも貴希が残ることを決意するのか、ギリギリまでドキドキした。
そうならないとわかっても、2人で出城して、土曜日に落ち合って完璧になったトランペットをふく貴希とそれを聴く健太郎を見たかった。
悲しいラストであっても2人の友情、出城料の謎を解いて行く過程やこの読後感はとても好きだ。

2014/08/25 00:10

投稿元:ブクログ

いつも行く本屋さんの新刊コーナーで、
きれいな表紙に惹かれてつい手に取った本。
「切なすぎるラストシーンに涙、涙、涙…」
という帯からしてもう途中で
結末は想像できてしまうのですが、
最後の一行を読むと本当に悲しくなります。

2016/01/23 22:55

投稿元:ブクログ

とあるサイトの感想を読んで惹かれました。
よかった。悲しくも切なくもあり。
いい本に出会えました。

2014/08/22 19:15

投稿元:ブクログ

日本地図に載っていないのに存在するある場所。
そこに「攫われた」健太郎。
攫われたもとで出会った人たち。
ファンタジーです。
最後がとても苦しくなる。

2014/08/03 21:21

投稿元:ブクログ

一学期の終わりの日.ひとりぼっちの健太郎は沖に浮かぶ謎の城に迷い込む.そこには同じように囚われた人々がいた.徐々に生気を失い「城人」と呼ばれる傀儡になってしまう前に元の世界に戻る方法をもうひとりの少年,貴希と共に探す.二人で脱出することを誓って.ちょっと「千と千尋の神隠し」に似ているかな.ラストは青春小説っぽく,ちょっと切ないかも.

2015/03/13 22:35

投稿元:ブクログ

タイトルの意味が読み終わってわかりました!

関さんの267ページの言葉にはグッときました(u_u)
確かに、そうなのかもなって納得しちゃいましたね!
残念だったのは、後半が予想できてしまったこと。
誰でも予想できそうな結末で、ちょっとだけ拍子抜けです。
でも、ミステリーじゃないので問題ないんですけどね。
個人の好みです!

それ以外は、結構好きな一冊です!

2016/03/05 03:37

投稿元:ブクログ

謎めいた雰囲気漂う四龍海城を舞台に、様々な思いを抱えた少年たちの友情を描いた本作。自分のすぎてしまった思春期の多感な時代を思い起こし、切なくなる一冊であった。本書最大の謎である「出城料」については、読み進めるうち半ば頃で気づくが、気づいたことで、少年たちの選択がなおのこと心に響く。「出城料」を支払い、大切なものを忘れたことさえ忘れて生きていくか、大切なものを胸に抱いて城に残るか、どちらが正しいかはわからない。読了後、自分にとっての「出城料」がなんなのか、思いを巡らせた。

2014/12/11 23:13

投稿元:ブクログ

金曜ロードショーの曲、どんなだったかすっかり忘れちゃってたから、検索して聴き直して、とても懐かしい気持ちになりました。あの曲を言葉で表現すると、こうなるんだなぁってしみじみと感じました。

全体的に先に読者に気付かせようとして書いてあるようなので、大きな驚きはありませんでしたが…ラストの貴希の選択が悲しかった。

2014/06/12 19:20

投稿元:ブクログ

帯でわかってたけどホントに切なすぎる。2人で脱出して欲しかったけど、貴希は絶対そうしなかったと思う。未だに最後数ページ、ラストの一行見ると泣きそう。続編が出て欲しい。健太郎は関に会って、貴希救出エンドがあること願ってます。