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子は親を救うために「心の病」になる(ちくま文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/09
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/277p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-43158-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)

著者 高橋 和巳 (著)

子どもは親が大好きで、自分は役に立っているか、必要とされているかと考えている。だが思春期になり、親から逃れようとする心と、従おうとする心の葛藤に悩み、心の病になってしまう...

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子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫)

842(税込)

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商品説明

子どもは親が大好きで、自分は役に立っているか、必要とされているかと考えている。だが思春期になり、親から逃れようとする心と、従おうとする心の葛藤に悩み、心の病になってしまう。精神科医が、親と子の真実を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

泣けました

2016/11/03 06:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なりす - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひきこもりも摂食障害もDVも経験ないですが、
彼らから普遍性のようなものはきちんと受け取れるし、
自分も見た目はふつうの家庭で育ってきたけれど、
結局は傷ついてきたし、今でも思春期は終わってないのだと痛感しました。
大人になってから友だちなどに「親子の立場が逆転してるよ。しかも、あなたは妹なのに、お姉さんの方が幼いし、あなたの方がお姉さんのよう」と友だちに言われて、ひどい家庭環境で育ったんだなあ。思春期をスキップしてきてしまったんだなあとよく思ったものです。
そして、わたしはいま四十路ですが、いまやっと思春期のようなものが到来、抜けるまでには十分時間をかけるべきだろうと思っています。

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2015/10/18 19:23

投稿元:ブクログ

我が身を振り返る。幼児期に埋め込まれた価値観、形成される反応、それが個性なのか? 兄弟が似ていないのは親の接し方が違ったせいなのか? 親だって人間なのだから子によって好き嫌いが分かれることもあるだろう。ほんのわずかな心の配り方で子供の人生は翻弄される。苗木についた傷は消えることがない。若木の枝が折れれてしまえば樹木の形は変わる。
http://sessendo.blogspot.jp/2015/10/blog-post_76.html

2015/01/28 13:00

投稿元:ブクログ

特に学童期までは、子供は親の影響をかなり受けるので、気をつけなければならない。
特に我慢とかは良くない模様。
いくつかのカウンセリング事例を読めるので、参考になるかも。

2014/07/30 00:12

投稿元:ブクログ

冒頭に「宇宙期」という言葉が出てきたときは、一瞬、とんでも本だと思ってしまったが、最後のエピローグまで読んで、うならされた。全体的に、ここまで典型的な事例は珍しいと思うが、構成としては、すごくよくできている。本書のような良心的なカウンセリングが日本にもあったことに驚いた。

・思春期のつまずきは、親からの自立を遂げられない苦しみである。
・生きなければならない。頑張らなければならない。それは人が誰でも抱えている強い感情、怒りをも含んだ根源的な感情である。
・耳を傾けて、クライアントの発している言葉の奥底にある、その人の「存在」を聞く。
・カウンセリングとは、その人の生き方とか、悩みを聞くのではなく、「存在」感を聞く、「存在」を確認するものである。

2016/01/28 22:46

投稿元:ブクログ

まず私は、親が「普通」の家庭で育ててくれたので、それに感謝したいなと思います。「普通」の中でも、親が頑張りすぎることもなく、親が子に野望を押し付けることもなかったと思います。そのおかげで私は不登校や引きこもり、摂食障害になることなく今のところ生きることが出来ています。私の両親は上手に私を育ててくれたのだなぁと思いました。ただ、私は4章にあったような、人生を客観視してしまうことがたまにあります。それは別に親が発達障害という訳でもないので、単なる私の性質だと思うのですが。例えば、地学の授業で宇宙のことを勉強した時、何億光年とか言われると、ああ、私たちが生きている世界は宇宙から見たらまるでちっぽけだな、私たちの悩みなんてもっとどうでもいいことじゃないかって考えたりします。ニーチェが言う能動的ニヒリズムと似ているかもしれません。この世界は無意味なんだって基本思ってます。この本が言及してることとはちょっと違うかも。宇宙期に関しては、少し難しくてちゃんと理解出来てるか自信ありませんwでもスナフキンの例は素敵だなと思いました。もともと社会に所属してて、でも挫折して、彼は今宇宙期で放浪しながら生きてる。確かスナフキンってもともと放浪する種族だったような?でもそんな宇宙期真っ只中のスナフキンという捉え方も、それはそれでスナフキンを魅力的にすると思います。

2014/07/26 22:39

投稿元:ブクログ

この著者の本は始めて読んだが、血の通った症例が出てきて参考になった。
平易な表現で書かれているので、一般向けなんだろうけど、自分のようにこの道を生業としている層にも十分通用する。

2015/06/27 00:43

投稿元:ブクログ

カウンセリングは傾聴することこそが大切なようだ。いくつかのケースを通して、自分の気持ちのもっていきようが少しだけ分かった気がする。宇宙期の概念が分かりにくかった。

2016/09/13 07:15

投稿元:ブクログ

いろいろと気付かされるところは多かったが、今回一番はっとしたのは、カウンセリング1回ではどうにもならないのだということ。
何度も繰り返すことで、心が深く掘り起こされていろんな気付きがあって、またそれをその人なりのペースで受け入れていくことによって、心の病を克服していくんだと思った。
何とかしてあげたいという心を持っていてはカウンセリングはうまくいかない。ただゆっくり共感しながら、その人の話を聴き続けることが大切なのだろう。

2014/07/29 07:46

投稿元:ブクログ

複数のケースを紹介しながら,専門的な知見を分かりやすく説明しており,とても勉強になりました。専門家の考えや意見を理解する一助としてとても参考になると思います。ただ,一つ一つのケースが重いので,一気に読むには向かないかもしれません。

2016/08/27 12:01

投稿元:ブクログ

親の心の葛藤を表面化するため子供が心の病気になる。
引きこもり、摂食障害など。
それを実際のカウンセリングの実例を元にひもとき解説している本。

さらに、心の発達として、
乳幼児期、学童期、思春期、成人期があるが、その先の宇宙期というのがあるとこの本独自の設定で説いている。
その宇宙期というのは「この世界」から抜け出す時期であり、それは親との関係で社会との関わりを絶望した人の方が入りやすいとある。
だが、「普通の」人も人生においてあるきっかけによりその成長期に入ることがある現象であるとも。

個人的な感情からここに書いてある事が受け取りにくかった。
まず作者からカウンセリングを受けようと訪れる親を見ると、そんな風に親子問題に問題意識をもっていたり、このままじゃいけない、と思う時点で救いがあるよなと思ったり、社会とのつながりをあきらめ、人に理解されるのをあきらめたという女性が社会的には普通に仕事もしているし、一生つきあっていこうと思える友達がいるのを見て、それならまだいいじゃないかと思ったり・・・。
つまり、個人的な嫉妬と妬みで素直に内容が受け取れなかった。

この本の趣旨とは違うけど、私が今回この本を読んで心に残ったのは幼い子供と母親とのやりとりの場面。
子供がわがままを言うと自分が子供の頃にできなかった事をする我が子に腹が立つ。
それは子供でなく他の人にも当てはまるな・・・と思った。
自分ができない事をしている人・・・非常識な事をしたり、平気でワガママを言ったり、いい歳して甘えたり・・・そんな人を見るとつい苛立ってしまう。
自分ができてない事をしているーそれに対する理不尽な誰にも言えない怒りがずっと自分の中に蓄積していってるな・・・と思った。
そして、時に感情的に子供を扱う母親を子供が気遣っているというのを見て、この母親はこの女性の母親のような人でないし、それを子供は純粋な心で感じ取ってるとのだなと思うと、この本のタイトルの子供は大人を救うというのが心から理解できた。

2014/05/28 00:06

投稿元:ブクログ

何回も読み返した。どの章も印象に残る場面があった。
特に印象的だったのは、第四章。あぁそういう感じなんだよなと、わかる気がする。

2016/10/07 17:50

投稿元:ブクログ

人が成長するうえで、両親がどう影響するのかがわかった。
価値観、善悪の判断、人との関わり方においての成長である。
人間理解が進む本。

2014/10/03 12:31

投稿元:ブクログ

親子関係が引き起こす病気について書かれた本は多くありますが、「救うために…」という言葉に興味を持ち読んでみました。親のどのようなあり方が子供を病気にしたのか、それによって親はどのように救われたかが知りたかったからです。

第一章~第三章の引きこもり・摂食障害・被虐待児の心理についてのメカニズムは理解できました。親も自分自身を見つめなおすことができ、「救われて」います。

しかし、第四章の親子については、母親は「救われて」いません。父親もいるようですが、この父親は娘に対してどのようなかかわり方をしていたのでしょうか。父親と娘の心の交流はなかったのでしょうか。娘の症状がすべて発達障害を持つ母親が原因であるかのような記述に疑問を感じます。「救う」というタイトルであるなら、この母親こそ「救って」ほしかったです。

第三章までに描かれている親子の再生がとても感動的であっただけに、残念でしかたがありません。

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