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天魔ゆく空 下(講談社文庫)
天魔ゆく空 下(講談社文庫) 天魔ゆく空 下(講談社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/340p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-277817-6
  • 国内送料無料
文庫

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天魔ゆく空 下 (講談社文庫)

著者 真保 裕一 (著)

幕府の実権を握る将軍・足利義政の正室・日野富子と渡り合って新将軍の首をすげ替え、比叡山延暦寺を焼き討ちして畿内を手中に収めた細川政元。信長に先立つこと七十年、「半将軍」と...

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天魔ゆく空 下 (講談社文庫)

713(税込)

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商品説明

幕府の実権を握る将軍・足利義政の正室・日野富子と渡り合って新将軍の首をすげ替え、比叡山延暦寺を焼き討ちして畿内を手中に収めた細川政元。信長に先立つこと七十年、「半将軍」と呼ばれた男の胸に秘められた思いとは?戦国時代の扉を開いた最重要人物の謎に満ちた生涯を見事に描き切った歴史巨編。【「BOOK」データベースの商品解説】

幕府の実権を握る将軍・足利義政の正室・日野富子と渡り合って新将軍の首をすげ替え、比叡山延暦寺を焼き討ちして畿内を手中に収めた細川政元。戦国時代の扉を開いた最重要人物の謎に満ちた生涯を描いた歴史巨編。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/10/23 18:30

投稿元:ブクログ

本作には“準主人公”というような劇中人物が在る。安喜から洞勝(とうしょう)と名を換え、安喜に一旦戻ってから洞松(とうしょう)と名を換えた女性、細川政元の腹違いの姉である。細川勝元の側室を母に持つ女性だが、母が早くに逝去したこともあって尼寺に入り、やがて寺を出て結婚するが、数年後に未亡人となってしまう。彼女と細川政元とは、互いに「唯一の心許せる身内」というようなことになって、両者の間に微妙な関係が生じる。その辺りも“見せ所”のようになっている。

2014/07/23 22:27

投稿元:ブクログ

ほぼ信長が行ったことを先んじて行っていたという主人公の話ではあるが、不勉強にして知識がなかったため、なかなか新鮮であった。

2014/05/02 16:24

投稿元:ブクログ

細川政元と日野富子の抗争を見事描ききった作品。面白いし、信長よりも先に天下を狙えた男の人生である。信長も凄いけれど、政元も凄かった。圧巻である。

2014/11/26 23:50

投稿元:ブクログ

応仁の乱の後日談的小説。あえてこの時期を題材にするというのが良い。ニッチではあるが面白かった。

 この文庫版の解説がなかなか良い。


______
p68 正室を持たない理由
 政元が嫁をとらないから家督問題で細川家が荒れた。しかし、正室を持って男児をもった暁には、家臣から自分たちの兄弟を側室に持てと言われることは必定。側室にまた男児が生まれれば、醜い後継者争いと派閥争いが起きることも必定。応仁の乱の畠山や斯波の御家問題の二の舞になる。実際、政元もその被害者だった。だから、あえて嫁をとらず「血ではなく能力」で後継者が決まるようにしたかったのかな。

 家督問題は武士政権が、守護大名という武士の中でも階級ができたことで生まれた問題である。かつては将軍の下で横一列で並んだ武士だったが、将軍>守護>守護代>家臣など階層化が進み、派閥争いが生まれるようになった。応仁の乱の反省を解説してくれる政元ありがとう。

p87 女の苦道
 武家の女は、子を産まねば誹られ、子を産めば子に縛られる。生もうが生むまいが苦しみはついて回る

p138 エロス
 安喜は赤松正則のもとで女の喜びを得た。20年以上尼僧として生きてきたが、本能とは…。ただ、尼僧だったゆえ、本能に溺れることはなかったようだ。

p157 政元の策略
 政元は将軍跡継ぎに自分の傀儡になりうる清晃を立てたかった。しかし、義政の弟:義視と義材が邪魔である。これを日野富子を利用して排除した。義尚を将軍にするため争った義視親子が将軍位につけば、自分がどんなひどい目に合うかわからない、ゆえに日野富子は義視を毒殺し、義材は公家と図って京都から追放した。
 政元は富子がこう出ることを予想し、毒殺の裏をとっていた。この毒殺の証拠を富子に突き付け、結局、自分は手を触れずに、義視親子、日野富子、両方の政治上の障害をクリアした。
 まさに天魔の妖術のごとき人心操術よ。

p192 延暦寺は急ぎすぎた
 政元は延暦寺を焼き討ちにした。足利義教も比叡山を焼き討ちにしたが、それから60年で再び討たれる。
 延暦寺は土倉や酒屋などの金融業の黒幕として短期間で巨大な富を築いた。それも、義教に討たれた寺社を再興しようとしたからであるが、煩悩に負けてしまったのである。高金利の金貸しで暴利を貪り、徳政で滅ぼされてしまったのである。コツコツと長い年月で再興を目指せばよかったものの、やはり急ぎすぎると悪事に手を染めることになるのである。

p227 細川真っ二つ
 政元は関白の九条家から養子をもらっていて、その聡明丸を後継者にしようとしていた。しかし、家内では別派閥もあり、阿波細川からも養子をもらいそれを家督に押し立てようとする一派があった。

p252 天魔の政元
 家督問題でも、自分で子をなさないことで家臣の心を探るべく、人心操術を用いた。派閥争いに固執しお家の長い未来を考えない利己的なものを炙り出す、そのために政元は家督問題を無茶苦茶にした。人の心を読むために、御家を不安定にわざとした。家臣は彼を天魔のごときと呼んだ。

p304 女は強い
 赤松正則亡きあと、赤松家を支えたのは安喜だった。それは将軍家を影で動かしたといえば聞こえが悪いが、陰で支えた日野富子と同様である。
 子のある男はいつでも死ねる。だから己の道を迷わず進める。だから強い。子のある女は今を生きることに執着する。だからなりふり構わず進める。だから強い。
 子がある者は誰であろうと命がけになる。

p326 明応の政変
 戦国時代の始まりは明応の政変からというのが定着してきた。政元らが義材を廃して義澄を将軍に押し立てたクーデター。これが下剋上の始まりとされる。
 これを修験道に凝った稀代の変人:細川政元が起こしたから面白い。

p328 政元は織田信長に先んじた
 織田信長に70年先んじて、将軍の首を挿げ替え、比叡山延暦寺を焼き討ちにし、一揆を殲滅して機内を牛耳り、家臣に暗殺された。この細川家は信長の時代まで残ったが、それも政元が引いた「血よりも能力」という家督問題のレールに乗ったからか。

p328 北条早雲
 政元が起こした明応の政変には伊勢新九郎という男が関わっていた。彼はのちの、戦国大名の草分け:北条早雲である。
 足利義澄は堀越公方:足利政知のこであった。異母兄の茶々丸が政知の死後、義澄の母と弟を殺して強引に家督を継いだ。それに対し義澄は伊勢新九郎(早雲)を討伐に向かわせた。茶々丸を追放し、その後、伊豆や中遠江や相模の地を平定していく。

p333 戦国時代の創造
 戦国時代は細川政元が想像した一つの作品と言える。とな。
 彼がいなければ、ずっと醜い家督争いに明け暮れる武家政権が続いていて、別の形で新たな時代が生まれていたかもしれない。それこそ朝廷政治になったかもしれないし、別の派が戦国時代を作り、違った歴史を作ったに違いない。
 今の世の中があるのは、細川政元が大転換点になっているからといえるのではないか

p336 本意
 この本のキーワード一つ目は「本意」だと解説の島内景二は言う。
 日野富子にも安喜にも細川政元にも、この本の登場人物にはおおきな本意を胸に持っている。だけど、それを大っぴらにすることはない。それがこの時代の当然だった。だから、この本はその本意を読み解くのが主題であり、楽しみであり、終着点である。政治の本音と建て前を暴くとき、その時代の人間関係の面白さがわかる。

 結構あたりまえのことだね

p337 面
 キーワード二つ目。この本の章分けは「能」の序破急で構成されている。能は喜怒哀楽を表す面を付けて舞う。この本の登場人物も、本意を隠しながら立ち回る。面を付けて踊る能楽者のように…

p338 心
 キーワード三つ目。大乱の萌芽は人の心の中にあった。人々の憎しみ、嫉み、怒り、復讐心、…理屈を超えた熾し火が人心にはある。しかし、政元はその人々の心を読み解き、操り、新しい世の中を作り出した。
 世の中を燃え上がらせるのも人の心であれば、そこから新たに立て直すのも人の心である。「心」につきるのである。

 パンドラの箱から飛び出した災厄(人の心の汚い部分)たちを無くすことはできない。しかし、政元は「破壊による創造」という希望を見出したのである。戦国時代の下剋上のように、旧いものを破壊するという観念を作ってしまえば、腐敗しだした世の中を新たに想像し直せることを発見したのである。
 自分の命も、破壊させ、新たに想像される細川家にささげたのだ。

 こう見ると、戦国時代というのは、室町時代からみた、希望の光だったんだなと思う。

_____


 この解説の島内景二さんはよかった。読後にこの本の世界を膨らませる解説文だった。

 マイナーな時代の本だったけど、面白かた。真保裕一の本は、たしか覇王の番人をいつのまにか読んでいた気がする。
 信長に仕えた明智光秀、彼も政略に長けていたし、真保さんの大好きなキャラなんだろうな。あの本を書いたから、戦国時代の契機となったこの細川政元を書こうと思ったのかな。

 やっぱりこの時代のせいで好みが分かれると思うが、しり上がりに盛り上がる良い本だったよ。

2014/08/03 10:34

投稿元:ブクログ

真保裕一と歴史小説ってそぐわないなあと思い、余り人気のない室町時代ということもあり、これまで避けてきたのだが、読んでみると良い意味で裏切られ、冒頭から引き込まれた。
どこまで史実でどこまで架空の話なのかわからなくくらいに練られたストーリー作りと、筆者なられでは細かい論理性への配慮に感嘆した。この人女性を描くのは下手だなあとずっと感じていたが、本書の主人公である洞勝の人物造型もなかなかよかった。