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野川(河出文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/08
  • 出版社: 河出書房新社
  • レーベル: 河出文庫
  • サイズ:15cm/183p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-41286-3
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

野川 (河出文庫)

著者 長野 まゆみ (著)

もしも鳩のように飛べたなら…転校生の音和が、新しい学校で出会った、少し変わった教師。伝書鳩を育てる楽しい仲間たち。それに、飛べない鳩のコマメ。人は、心の目で空を飛べるだろ...

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野川 (河出文庫)

594(税込)

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商品説明

もしも鳩のように飛べたなら…転校生の音和が、新しい学校で出会った、少し変わった教師。伝書鳩を育てる楽しい仲間たち。それに、飛べない鳩のコマメ。人は、心の目で空を飛べるだろうか?読書感想文コンクール課題図書となった永遠の名作!【「BOOK」データベースの商品解説】

野川の近くで、父との2人暮らしをはじめた音和は、新しい中学校で新聞部に入り、伝書鳩を育てる仲間たちと出逢う。そこで変わり者の教師の言葉に刺激され、鳥の目で見た世界を意識するようになり…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長野 まゆみ

略歴
東京生まれ。女子美術大学卒業。1988年『少年アリス』で第25回文藝賞受賞。以後『天体議会』『新世界』『野川』他数々のベストセラーで10代から20代の女性を中心に熱狂的に支持されている。

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みんなのレビュー9件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2015/10/10 10:13

投稿元:ブクログ

長野作品をいろいろ読んでいると、素直に読めないのかもしれない。
昔のようにきらきらワードが使われていないだけで、先生との特別な関係、個室で知識やうんちくをさまざま授かる…
とか、兄に対する弟の感情…コンプレックスと憧憬、とか。
ダメな中年男性だけど趣味や見てくれが不釣り合いにいい…とか。

そうして、思わせぶりなジョーク。

だが、長野さんの、野川や、この土地の風景に対する愛は伝わってくる。

この作品で言いたかったことは何なのだろうか?
大きな事件が起きるわけでもなく、これでもかと風景が描写され、淡々と台詞が紡がれる。
(中学生って、こんな話し方するの?)
“百聞は一見に如かず”を否定し、言葉から情景や世界を思い描け、というのが、河井先生の言いたいことらしいが…

実在の川の名前が使われており、実在の場所が舞台なのは明らかだが、どうにも生活臭が感じられないのが、やはり良くも悪くも長野作品だと思う。

単行本発行時は読書感想文コンクールの課題図書だったが、先入観なくこの作品を読んだ高校生はどんな感想文を書いたのだろうか?
自分が決して持つことのできない視点なので、ぜひ、どなたかの感想文を読んでみたいと思う。

2014/12/26 20:36

投稿元:ブクログ

2011年全国課題図書(対象:高校生)になっていた一冊。長野さんの作品初めて読みましたが なかなか好きかも。読みながら情景が浮かぶ美しい描写、主人公の音羽はもちろん 登場する人物がみなあっさりしているのに魅力的。特に河合先生の様な教師は実際にいてほしい。これは子供にも勧めたくなる、課題図書に選ばれたのも納得でした。きっと また読みます。

2014/05/21 20:22

投稿元:ブクログ

子どもの頃から身近にあった「野川」とその周辺を舞台にしたお話。与えられた言葉だけをもとに、想像力を働かせてその光景を眺めるのは意外と難しい。難しくて河井先生の「話」を何度も読み返してしまった。生徒たちを子ども扱いしない、そんな態度が音和には好ましかったのだろう。伝書鳩についての記述は大変興味深かった。

2014/06/15 00:26

投稿元:ブクログ

冒頭は主人公が転校した学校の周辺環境についての描写があるのですが、うまく思い描けませんでした。
その後、東京の地形の話が出てきて、都民でないわたしは想像することができず、ふーんというくらいでしたが、東京に住んでいる方には興味深いかもしれません。

解説にも書かれていますが、長野さんの小説で、ここまで固有名詞がはっきりと出てくるのは初めてだと思います。
ただ、S山、東京G大学などとぼかされているところもあり、その差が何を意味するのかはよくわかりません。

一般的に(多くの人が)自分が実際に体験したことでないと、それは自分の経験とはならない、というような考え方だと思いますが、それとは少し異なる考えが述べられていて、興味深かったです。
科学的に証明されているのか?という疑問もあるのですが、書かれているような考え方ができるのであれば、一生のうちに手に入れられるものは無限である、という長野さんの考え方なのだと思いました。
わたしも一般的な考え方をしていますが、話をきいたり、何かを読んだりしたことが経験とまではいかなくても、「自分のもの」になり得るという考え方は、今後、わたしに大きな影響を与えるかもしれません。
せっかく生きるのであれば、より多くのものを手に入れたいと考えているので。
蛍の話のシーン、わたしも読み終わってふっと息をつきました。

雨の中、父親と会い、家へ帰る流れは読んでいて涙が出そうでした。
長野さんの小説を読んでこんな家族愛っていいなあみたいな俗っぽい感情を抱いたのは初めてです。
ちょっとびっくりしました。(自分に、なのか、小説に、なのかは不明・・)
窓側の席を譲ってくれなかった~などの兄弟のエピソードはいつもの長野さんらしいですね(笑)

わたしの好きな世界観はこれではないので、これが最高傑作・・?という感じですが、ファン以外にも受け入れてもらいやすい標準的な小説という意味では最高傑作だと思います。

2014/06/27 20:18

投稿元:ブクログ

長野まゆみ作品にしてはかなり趣が異なる作品。

父の事業失敗により両親が離婚し、武蔵野台地にある少しのどかな中学校へ転校してきた主人公の音和。
風変わりな担任教師や伝書鳩を育てる仲間たちとの日々を描いている。
飛べない鳩の「コマメ」と音和の成長をダブらせるなど、物語としてかなりわかりやすい筋になっている。
何が起こるかわからないドキドキ感はないけれど、少年の成長を穏やかに見守る上質な物語。

長野まゆみ好きにとっては裏を読みたくなる描写もあるのだが、その度に爽やかな青春とまっすぐ捉えられない自分のヨゴレを感じる。

タイトルの野川は学校の近くを流れる川で、物語の折々の風景に現れる。
解説にある通り、ここまで明確に舞台を示す作品はほとんどなかったのではないかと感じた。
長野まゆみらしさは薄く、その点を期待すると少々物足りない。

物語の筋よりも、言葉で表現する意味や価値を考えさせられた。

2014/05/30 13:44

投稿元:ブクログ

私にとっては懐かしい武蔵野の風景でした。幼稚園から小4までなんて曖昧で脳内地図も繋がらないんだけど……だからこそ記憶と重なります。見たことないものでもちゃんと自分の風景になる、想像の力ってすごい。

2015/04/11 17:53

投稿元:ブクログ

高校の読書感想文コンクールの課題図書になったというので、今まで読んできた同作者の作品とどう違うのか気になり読みました。既読の作品どれも描写力、言葉の選び方が素晴しいのでその点は全く変わらず。耽美的な表現は無くとも自然の美しさや、悩み揺れ動く中学生の胸の内を分生き生きと書き上げられた、確かに良作だと思います。

2014/08/01 21:56

投稿元:ブクログ

古株には嬉しい小ネタが満載すぎて、見つけては楽しみました。懐かしさに浸れました。
野川周りの歴史や地形の変遷は、どこか長野先生の作品をも表しているようにも思えたり。
親子愛もよかった!文章という平面から、無限の可能性のある想像力を起こせる素晴らしさを改めて感じました。

2015/03/13 11:02

投稿元:ブクログ

住んでる地域どんぴしゃなので、長野さんがこのあたりに潜んでいるのでは?と思うくらいありありと思い浮かべた。
鳩はあまり見ないけど、意識してないからかな…?
こども向けで思春期の心の葛藤がよく表現されてる。

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