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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/04/30
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/218p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-303652-4

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紙の本

時間という贈りもの フランスの子育て

著者 飛幡 祐規 (著)

考える時間、待つ時間、夢見る時間…親から子どもへのいちばんの贈りものは「時間」ではないか? 18歳でパリに留学し、38歳で息子を生んだ著者の経験をもとに、人生を愉しむ力を...

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時間という贈りもの フランスの子育て

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商品説明

考える時間、待つ時間、夢見る時間…親から子どもへのいちばんの贈りものは「時間」ではないか? 18歳でパリに留学し、38歳で息子を生んだ著者の経験をもとに、人生を愉しむ力を育む子育ての知恵を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】

『クレーヴの奥方』を読むなんて時間の無駄? 遠まわりこそ子育ての極意! 18歳でパリに留学してから40年。フランス人の夫とのあいだの一人息子は、エコールノルマルを目指す20歳。テレビもゲームもない家で、絵本や小説、映画や演劇、ピアノやオペラなど芸術を愉しむ時間をたっぷりと与え、自分の頭で考える力と人生を味わう力をともにのばしてきた。急がない子育てのヒントがたっぷりとつまった本。【商品解説】

著者紹介

飛幡 祐規

略歴
〈飛幡祐規〉1956年東京生まれ。74年渡仏。パリ第5大学にて文化人類学、パリ第3大学にてタイ語・東南アジア文明を専攻。著書に「ふだん着のパリ案内」「それでも住みたいフランス」など。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/08/01 14:47

投稿元:ブクログ

フランスに限らず、欧米での子育ての経験を語る本でこれまでにも何度も語られてきたような、どこかで聞いたような話が多かった。
お子さんへの芸術教育の考え方など、素晴らしい所も多いけれど、真似するには親側の教養が問われるのがなんとも。

2017/04/21 15:10

投稿元:ブクログ

「私たちは『クレーヴの奥方』をはじめとするさまざまな文学、さらに芸術や映画について、どんな職にある住民とでも語り合うことができるような世界を望んでいます。なぜなら、文学作品を読むことは、仕事のうえでも私生活においても、世界に立ち向かう準備となると確信しているからです。なぜなら、複雑さ、思索、文化といったものがなくなったら、民主主義は死んでしまうと思うからです。なぜなら、大学とは手柄や成績ではなく美の場所、収益性ではなくて思考の場所、同じことの繰り返しではなく文化的、歴史的に異なるものとの出会いの場所であり、そうでなくてはならないと考えるからです。」P10

P15子どもを自立した人間に育てるのが親の仕事

P42社会やおとなから「尊重されていない」と感じていて、自分に対して肯定感をもてない。自己肯定感、フランス語でいえば「自己の尊重(エスティム・ド・ソワ)こそ人間が可能性を広げ、他者との豊かな関係をつくっていくのに必要なものなのだ。自分を尊重できない(愛せない)と他者も尊重できない(愛せない)。そしてこのプロセスは、もっと豊で文化的に恵まれている子どもや若者にも当てはまると思う。
フランスでも日本でも、おそらく世界の多くの場所で、自己否定感の強い子どもが増えている。おとなが成績、成功、金銭、競争といったつまらない価値観を子どもの世界に持ちこみ、人格の判断基準にしてしまったからだ。

P55映像をただぼんやり受動的にぼんやり消費するのではなく、見るという行為を意識させるのが重要

P75
想像の余地があるThere is so much scope for imagination. という素敵な表現
子どもたちの想像の余地を損なわないために、わたしたちは日常に静けさをとり戻さなくてはならない。本を読むという行為の前提にあるのは静けさなのだから。


P76『ペナック先生の愉快な読書法』
読んで読ませる

宝島
ムーンフリートの秘宝
ドン・キホーテ

NPO本の配達人

長編小説の基準
1作中人物
2文章文体
3筋ストーリー

再読に耐え、なおかつ読むたびに新しい意味と愉しみをあたえてくれるかどうか
世界の発見をもたらせてくれるもの

プチニコラ
ナルニア国
ムギと王さま
ライラの冒険

ゲド戦記
プルマン

「家庭とは、お互いが尊重しあう共同生活の場」

映画音楽や読んだ本について、そして社会や政治情勢について常に意見を述べ合い、議論してきた
論理に矛盾や飛躍があれば、指摘し、冷静に論理を組み立てるようになった。論理的な思考は、学校教育でもたらされるが、社会のさまざまなテーマに関心を呼び起こして日常的に討論していれば、自分の頭で考える市民に育つ

P100夫と実践しようとした原則のひとつ
世界(社会)で起きている物事や世の中の常識、習慣、流行などに対して受動的であってはならないということ

P113国語をどう教えるか
フランスのカリキュラムテーマ
中世の作品
冒険小説
手紙文学
19世紀文学
子ども時代、思春期の物語
現代社会への視線
必ず作品を全編読む
詩や戯曲も学ぶ、文法語彙の学習、作文も

P114ミステリーやファンタジー系の物語は喜んで読むが、そうした気晴らしや娯楽的な読書からよりおとなの文学環礁へと導くのが務めbyロマニエ先生

「文法や分析はテキストを理解するための道具であり、そうした道具をうまく使いこなせば自分んの人生にプラスになるのだと、生徒にわかってもらいたいですね。ネット時代になっても書くことは仕事や生活するうえでとても大事なのだから」
「なぜそれを学ばなければならないのか、その意味がwからないと今の子どもたちは興味を示さない。役に立つかどうかという功利主義、消費者的な感覚が強くなっています」

批判精神のある、自分で考える子どもが減ってきた


P118
フローベルの伝記を書け

あなたはフローベルの時代に生きていて、彼のことを嫌っている。その立場からフローベールの人生ついて述べよ
*自分と関係のないように見える過去の文学を生き生きと感じさせることが必要


P120
語彙が貧しいとか構文がおかしいとかいうことより、彼らの言語に接して私がいちばん驚いたのは、それが熱情と叫びに満ちていて、相手に命令するような口調だということです。感情と欲動にもとづいた言葉、ののしり、~待つことを拒む即時性の言語なのですね。でも彼らは自分たちの言語こそ、偽善や飾りのない「本物の」言語だと信じて疑いません。彼女はこの状況を「言語の不安定性」と呼ぶ。感情をあらわす言葉からは、他者とのコミュニケーションは生まれない。
言語の不安定性は文法や語彙を教えても直すことがでkない。ジャンジャックルソーは言語の起源は叫びだったと書いてる。
かれらがその中に自分自身をみいだせるようなテキスト、旅や亡命のテーマに注目

本)『リーブル・クール』(自由な授業/流れ)<エッセイ>
『シベリア横断鉄道とフランスの小さなジャンヌのための散文』ブレーズ・サンドラール
『流謫』(りゅうたく)サン・ジョン・ペルス
『哀惜詩集』デュ・ベレー(プレヤード派の詩人)
    ~リダンという歌手がこれに曲をつけて大ヒット2007年
『人類ーブーヘンヴァルトからダッハウ強制収容所へ』ロベール・アンテルム

P126
中学生のカリキュラムから
中1:『野生の呼び声』ジャック・ロンドン
~~バックを助けた人間は誰?バックをその人に対してどのような感情を抱くか?

中2:『ペルシア人の手紙』モンテスキュー
この本で扱われているテーマのうち重要だと思うものを2つあげて理由を説明せよ

『カンディードあるいは楽天主義説』ヴォルテール
『エセー随想録』モンテスキュー

ラテン語とギリシア語を学ぶ意味

過去を未来につなげる
P210「過去は私たちのなかにあるが、テキスト(歴史)は私たちが生かさなければ死んだまま。作品(歴史)はその都度、再発見されて生命をおびる。それが私たちを養い、意識的な「人間」にしてくれる」


本)ダニエル・ペナック『学校の悲しみ』


映画)「パリ20区」
http://class.eiga.com/index.html

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