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年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2014/04/16
  • 出版社: プレジデント社
  • サイズ:19cm/335,18p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8334-2082-2

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年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

著者 エンリコ・モレッティ (著),池村 千秋 (訳)

アメリカ経済の新たな成長エンジンであるイノベーション産業が、なぜシリコンバレーのような限られた地域に集積し、それがアメリカ人の暮らしぶりをどう変えてきたのかを、ミクロとマ...

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年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

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アメリカ経済の新たな成長エンジンであるイノベーション産業が、なぜシリコンバレーのような限られた地域に集積し、それがアメリカ人の暮らしぶりをどう変えてきたのかを、ミクロとマクロの幅広い視点から分析する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

エンリコ・モレッティ

略歴
〈エンリコ・モレッティ〉イタリア生まれ。経済学者。カリフォルニア大学バークレー校教授。専門は労働経済学、都市経済学、地域経済学。

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みんなのレビュー36件

みんなの評価4.2

評価内訳

電子書籍

過激なタイトルと違い真っ当な本

2015/08/31 21:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ほん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

基本的には米国を例に取り何故そうなるかどれくらいそうかが書かれてるが
日本、中国、欧州などにも言及していて比較できるのも良かった。

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2016/01/06 00:19

投稿元:ブクログ

製造業から、より優秀な人的資本が必要なイノベーション型産業への変化。産業集積的な効果は高く、経済波及効果も高い。製造業よりもより多くの雇用を生み出す。高技能労働者と低技能労働者は相互補完的関係にある。
ただし、比較優位が必要であり、絶えず優秀な人材を集めなければ国・都市として劣後する。そのために優秀な移民受け入れ・高度な教育が必要。
イノベーションハブをいかにつくるかが重要。

2015/02/24 17:06

投稿元:ブクログ

刺激的なタイトルですが、内容はアメリカの現状に関する経済的な実証分析で、非常に説得力がありました。
日本語のタイトルだと、だから儲かる場所を選んで住みなさい、というような生臭い話に聞こえてしまいますが、実際の内容はサブタイトルの方の「雇用とイノベーションの都市経済学」の方が正確に表しており、次々に新産業が起こって発展を続ける地域と、逆に衰退していく地域とがなぜあるのか、どういった契機でそれが起きるのか、衰退地域が復活を遂げるにはどのような政策が有効なのか、無効なのかを、アメリカでの豊富な実証データを元に非常にわかりやすく解説してくれている本です。
発展のきっかけは、後に大企業となったベンチャーがたまたま創業の地としてそこを選んだとか、スター研究者がたまたまその大学で画期的な研究成果を挙げたとか、結構身も蓋もない結論だったりしますが、でも実際それが現実なんだろうなとも思います。でも一方で、そういう「幸運」を引き寄せるための政策の重要性、とりわけ長期的視点での教育政策の重要性も強調しており、深く納得できました。
ほとんどはアメリカの話ですが、日本についても若干触れられています。「日本では法的・文化的・言語的障壁により、外国からの人的資本の流入が妨げられてきた。その結果、日本はいくつかの成長著しいハイテク産業で世界のトップから滑り落ちてしまった」というのは、実にもっともで耳の痛い話です。これからこれをどう克服していくのかが、日本の大きな課題でしょう。

2016/05/08 09:49

投稿元:ブクログ

 過激なタイトルだったので気になって購入しました。
 今住んでいるこの場所から動けない、ということは、引っ越しをするだけのお金や時間の余裕がない、ということであり、それがひいては貧富の差を如実に表しているのだ、ということが書き連ねてありました。
 上位都市の高卒者は、下位都市の大卒者より、給与が高い、とあって、それは高卒大卒とかじゃなくて仕事の年季とかじゃ……?と思ったけれどそれは違うらしいです。ふうん。就くことのできる職業が増えると生産性が向上し、生産性が向上するから学歴の低い人でも給与が上がるだとか。

2015/12/27 19:49

投稿元:ブクログ

ロジックとデータに立脚した科学的アプローチにより、イノベーションと地理的要因の関連に切り込んでいる。イノベーションが雇用を生み出すというのは斬新。もう少々ユニバーサルな観点の分析を期待していた点は残念であったが、そもそもこのような分析が可能なのは、質の異なる広大な豊かな土地によりやり直しの機会をいくらでも提供可能な米国ならではの話であるのだろう。それにしても、日本に関する分析で言及されている「文化的・言語的要因」という表記には苦笑いを禁じ得ない。

2014/06/15 23:28

投稿元:ブクログ

・いかにイノベーションを生める人材を集めるか、これにつきる。
・IT人材の育成および誘致(優秀な移民)がキーポイントになる

2016/12/12 09:22

投稿元:ブクログ

ここ1年で読んだ本の中で一番のアタリだったかもしれない。

本書の大筋はイノベーション産業が「都市」を活性化させるというもの。
ひとつのイノベーションがあれば、その街のイノベーション産業に関わる業種はもちろんそれ以外の例えばサービス業(医者・弁護士からウエイターや新聞配達員まで)の年収もUPする。
なので、イノベーション産業を活性化させることこそが都市を発展させる手段なのだ。
そして、インターネットで物理的な距離が縮まっているように見える今日だがやはりイノベーションが起こるのは知識人たちが物理的に近い距離、立ち話したり飲んだりできる距離にいることが大事だそう。実際、ネットで繋がるのも顔を実際合わせた人たちが多いそうだ。

これを読んで、私も大阪を関西を発展させたいと願った。
東京1点集中が激しい日本だが、関西もイノベーションハブを作り発展させたい。
関西の人たちを繋ぎ、良い相乗効果をたっぷり起こし、想像以上の未来を創っていきたいと思った。

今の私にできることは、
①自分自身が多くの人と繋がること
②自分がつながった人たちを繋げていくこと
この2点だと思う。
もっともっとできることはあるだろうけど、今の私にできることはココだと思う。
少しずつ、頑張っていきたい。

2015/03/24 16:11

投稿元:ブクログ

人材集積の効果の大きさ、そして極めて優秀な人材は、まあまあの人の100倍影響力があること、実感。優秀なスタープレーヤーが会社を根底から変える様を間近で見てきて、すごく刺激的だったし、実際に、業績向上の恩恵をものすごい人数が受けていた。きっかけは、1企業や1人であり、そこに様々なモノコトが集まる、ということ。ハブにはなれないまでも、そこに食らいつく嗅覚は持ち続けたい。

2014/08/07 15:49

投稿元:ブクログ

イノベーションと都市経済学の学際領域。タイトルはイマイチだけど、中身はアカデミックにも価値が高い。イノベーションはなぜ特定の都市・地域に集中するのか、そしてそれがいかに大事なのか、ということが良く分かります。僕、将来こういう本を書きたいんだろうな、と読んでいて思いました。

2014/06/05 16:01

投稿元:ブクログ

「エンジニアが増えればヨガのインストラクターが増える」アメリカ西海岸を中心に起こっている、IT産業の集積による乗数効果によって、数多くの雇用が生み出されている。それは工場などの製造業に比べても大きな経済波及効果がある。

シアトルのカフェで働くウェイターというブルーカラー職種が、ミシガンの工場で働く事務員というホワイトカラー職種よりも給与が高いと聞いて、何を思い浮かべるであろうか。ウェイターのような単純労働は代替可能で、アルバイトでもできてしまうので給与が安いと思われがちである。一方で事務員のような知識労働は高学歴な人に職業訓練を施す必要があるために給与が高くなる、というのが我々が20世紀に抱いてきた常識であった。

良い大学に入り、良い会社に就職して知識と経験を得てキャリアアップしていけば、給与も右肩上がりに高くなるというのは21世紀現在にはもはや幻想であって、多くの労働者の給与はまったく別のメカニズムによって規定されるようになりつつある。

シリコンバレーやシアトル、ポートランドなど、アメリカ西海岸を中心にIT産業の集積が起こっている。年収の高いハイテク産業に従事するクリエイティブクラスが増えることによって、彼らにサービスを提供する地域産業も活性化するのだ。GoogleやAppleなどの企業はグローバルから多くの富を地域内に流入させ、そこで働く従業員が外食やフィットネス、医療、教育などに消費することで地域産業は潤う。

ハイテク産業は決して多くの従業員を雇用しているわけではない。カリフォルニア州クパティーノにあるApple本社で働く社員は約1万2000人と、直接雇用者の数にしてみれば工場誘致などをした方がインパクトが大きいかもしれないが、Appleはすでにアメリカの国家を凌ぐ現金を保有している企業である。

つまり、ハイテク産業においては従業員1人当りの生産性は飛躍的に伸びていき、グローバルから富を集積させる働きを担う。新たな貿易の主要産品として、クリエイティブな創造物が海を越えて売れる時代においては、ハイテク産業を地域に誘致することこそが最大の経済振興政策となる。

一方で、ベビーシッターが赤ちゃんの面倒を見る、美容師が髪を切るといった地域社会に密着した非貿易産業は、生産性の飛躍的な向上はあり得ない。1人が対応できる規模には限界があるし、そうすると需要に応えるために従業員を増やすといったインセンティブが働くようになる。

つまり、ハイテク産業が集積している地域においては、その豊富な消費需要によって非貿易産業の雇用も増え、またその雇用条件が向上していく傾向にある。シアトルでクリエイターが快適に過ごせるカフェを提供するためには、そこで働くウェイターの給与も高く設定して良質なサービスを提供する必要があるのだ。

実際にApple一社による雇用乗数効果は、12000人の従業員からその5倍、6万人以上の非貿易産業における雇用を創出していると言われている。それはカフェのウェイターやベビーシッターのようなブルーカラーから、医師や弁護士のような専門職まで含めた多様な雇用を生み出しているという研究結��が出ている。

地域に工場を誘致するために、用地を無償提供したり法人税を安くするといった政策が行なわれてきたのはご存じの通りである。その結果、より安価な人件費を求めて工場は海外に移転していき、多様性のない雇用によって多くの失業者が溢れるという結果になったことは、多くの地域が学んできた。

21世紀の都市経済学と地域活性化について、実例を踏まえてその最先端の動向を学べる良書である。

2015/03/31 18:53

投稿元:ブクログ

感想は以下。
http://masterka.seesaa.net/article/416570022.html

2016/02/17 21:58

投稿元:ブクログ

刺激的なタイトルにひかれ、手に取った一冊。非常に興味深く読みました。
確かに当然だと思える内容かもしれませんが、近年の格差拡大の原因が大きく変わってきていること状況が見え、またこの格差もこれまでの常識とは異なるものが生まれている状況も垣間見られました。それだけ、最近の産業の影響は大きいものだと感じます。

著者は「アメリカがどう変わりつつあるかは、日本の未来を見通すうえで大いに参考になる」と述べていますので、確かに近い将来の姿として意識することは必要。

一方で、アメリカが、ヨーロッパはじめ他国とは異なる歴史的な特徴があることを指摘しているため、どの程度同じ現象が日本で見られるのかが個人的には分からない部分です。
アメリカのように国土も広く各州に大きな権限がある国家と日本とはどうしても状況は違うような気がしてしまいます。

いずれにしても日本ではまだまだ企業誘致を進めていますが、ただその企業を誘致するだけでなく、雇用やその影響なども考慮したうえで進めなければ、将来にわたった発展した都市にはなりえないでしょう。

一朝一夕でできるものではありませんが、将来を考えながら、進めていく必要性を痛感します。

<目次>
1. なぜ「ものづくり」だけではだめなのか
2. イノベーション産業の「乗数効果」
3. 給料は学歴より住所で決まる
4. 「引き寄せ」のパワー
5. 移住と生活コスト
6. 「貧困の罠」と地域再生の条件
7. 新たなる「人的資本の世紀」

2015/07/13 21:27

投稿元:ブクログ

本の題名がきな臭いけれど、最終的に「教育」が個人と家庭と地域社会にさまざまな好影響を与えて、割の良い投資であると断言し、大学教育に公的助成は必須であるといっている。人的資本の質の向上ということである。

今の経済の生産性向上を牽引している産業である「イノベーション産業」である。
人は互いに顔を合わせてコラボレーションするとき、もっとも創造性を発揮できる。
聡明な人々が集まる社交のなかで学習の機会を得ながら創造の意欲を刺激しあうことによりイノベーションを起こす力が高まる。新しいアイデアやテクノロジーは人的資本を大事にするところから生まれるのだ。

人的資本のレベルが上がると「知識の伝播」が始まる。「知識の伝播」これが創造性の持ち主が交じり合う始まりの一歩。

2014/07/19 20:16

投稿元:ブクログ

表題から感じる軽薄な印象とは裏腹に、とても内容の濃い本でした。米国におけるイノベーション産業の興亡と地域に与える影響に対する考察。革新的な労働人口を確保するための国際的な戦略。地方の過疎化など日本にも当てはまる。米国での最近の傾向として、白人居住区と黒人居住区のような棲み分けが減って来て、同じような学歴や職業に従事する人間同士が住む地域が増えているというのと、高学歴者と低学歴者の格差が一層大きくなって来ているというのが印象的だった。やっぱ勉強しないとね。

2014/07/31 10:50

投稿元:ブクログ

20140731~0817 一言でいえば「朱に染まれば赤くなる」ということか。アメリカで生じている都市間格差が必ずしも日本にそのままあてはまるとは限らないが、示唆に富む内容。教育は大事ですね、本当に。

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