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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/05/26
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/255p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-771561-3
  • 国内送料無料

紙の本

ミチルさん、今日も上機嫌

著者 原田 ひ香 (著)

恋を謳歌し、気ままなシングルライフを満喫する山崎ミチル・45歳。ところが生まれて初めて男に裏切られ、おまけに仕事まで失った。残されたものは元夫が譲ってくれたマンションと僅...

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ミチルさん、今日も上機嫌

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商品説明

恋を謳歌し、気ままなシングルライフを満喫する山崎ミチル・45歳。ところが生まれて初めて男に裏切られ、おまけに仕事まで失った。残されたものは元夫が譲ってくれたマンションと僅かな貯金だけ。やむなく始めた地味なアルバイト。そこで出会ったのは、個性豊かな愛すべき老若男女たち。彼らとの交流で、どん底バブリー女が手に入れた希望の切符とは―。【「BOOK」データベースの商品解説】

生まれて初めて男に裏切られ、仕事まで失った、山崎ミチル・45歳。残されたのは元夫がくれたマンションと僅かな貯金。やむなく始めたアルバイトで、個性豊かな人々に出会い…。アラフィフ女のあがきを描いた書き下ろし長篇。【「TRC MARC」の商品解説】

美魔女と呼ばれるミチルはバツイチの45歳。諦めきれない厄介な世代。人生初、恋人に裏切られ、仕事まで失った自己中女が、地味なバイト仕事を通じて様々な人達と接し、今後の人生の活路を見出していく。


【商品解説】

著者紹介

原田 ひ香

略歴
〈原田ひ香〉1970年神奈川県生まれ。「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞。ほかの著書に「彼女の家計簿」など。

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みんなのレビュー34件

みんなの評価3.5

評価内訳

2014/11/13 07:14

投稿元:ブクログ

+++
恋を謳歌し、気ままなシングルライフを満喫する山崎ミチル・45歳。ところが生まれて初めて男に裏切られ、おまけに仕事まで失った。残されたものは元夫が譲ってくれたマンションと僅かな貯金だけ。やむなく始めた地味なアルバイト。そこで出会ったのは、個性豊かな愛すべき老若男女たち。彼らとの交流で、どん底バブリー女が手に入れた希望の切符とは―。
+++

「上機嫌」という割には、主人公のミチルさんは鬱屈を抱えているように見える。バブル期に青春を謳歌し、その後さまざまなものを失ってまだ、もっと満たされるという思いがどこかにあり、地に足をつけた生き方ができずにいるのである。ある意味バブルの被害者とも言えるのかもしれない。スーパーの面接に落とされ、チラシ配りを始めることになった彼女は、いままで知合わなかった人たちと知り合い、ある意味未知の世界を知る。抱えていた鬱屈がいつの間にかひとつふたつと減っていき、次第にいまを生きられるようになっていく彼女を見守るように読み進んだ。バブルもあってその後もあって、そして現在がある。そのときどきをその人らしさで生き抜いてこその幸福であると思わせてくれる一冊である。

2015/06/18 19:15

投稿元:ブクログ

バツイチ彼氏なし45歳、バブル時代に青春を過ごし、その頃の栄光を引きずるちょっとイタイ主人公・ミチル。昔関係のあった男たちと再会したり、新しいバイトで出会った人たちと関わるうちに自分を客観視できるようになる。過去を振り返り、これからの自分の生き方を再考する。
「これからどうするの?」と読み手にも語りかけられているような気がする。

2014/11/02 16:08

投稿元:ブクログ

45歳のミチルさんはバブル時代を謳歌してきたなごりを今も引きずっている女性。
仕事もなくし、男とも別れ、ビラ配りのバイトを始めるが…これが結構楽しくなってきて…不動産交渉屋へ転職することになる。

パワフルでマイペースなミチルさん、でも自分勝手ではないので読んでると楽しくなってきました。

2015/10/28 17:41

投稿元:ブクログ

バブル期を経験したアラフォー女子ミチルさん。
新しく始めた仕事はチラシを配るポスティングスタッフ。
そこで知り合ったお年寄り達を助けるうちに、家賃交渉代行の会社に務めることになった。

軽い読み物、面白かったです。
私もバブル経験者。分かるーということが沢山ありました。
過去の栄光?にしがみついていたミチルさんが、新しい出会いを繰り返すうちに、先を見据え、ひとりで歩き始める最後が気持ちよかったです。

先日読んだ『東京ロンダリング』の相場社長がチラリ。
こういうつながり、大好きです。

ただ、この本、表紙がちょっと残念。
もっと違う装丁だったら良かったのに、と思います。

2014/08/09 14:24

投稿元:ブクログ

バブルを経験しているミチルさん。
なんとかなるという考えも時には必要だけれども。
チラシ配りのバイトから知人ができ、そこから仕事へと発展していくなんて、何が起こるかわからんもんやわ〜。
昔の知人と会って話すということも今の自分を見直すきっかけになるのかも。

2015/08/13 21:32

投稿元:ブクログ

 アラフォー。もう少しするとアラフィフにならんとするミチルさんがヒロインの小説。
 バブルで美味しい目を見て、恋に生きるミチルさんは嫌味が無くてすっきりしていて美しい。

 この作家さんの描く物語は面白く、たのしいのだが、どこか現代というよりは~と思っていたら、時代劇の人情モノの構成なのだね、と気づいた。
 ミチルさんにはいつも上機嫌で居て欲しいものです。

2014/08/06 23:12

投稿元:ブクログ

なんだか最近、バブル期が取り入れられたご本に縁があるなぁ
新聞広告の、書店員さんの推薦文にひかれて手に取りました。最初はちょっと乗り気ではなかったかも。
でもスーパーを断られて、どん底のチラシ配りを始めるところから、人との出会いがあって、さらに仕事までステップアップして何このわらしべ長者!?
と思ったあたりからやめられなくなった。彼女を彩る様々なタイプの元カレらもそれぞれユニークで面白かった。
読後、何かが上がった気がします。ありがとうございました。

2015/03/01 20:42

投稿元:ブクログ

バブル世代を満喫して過ごしてズルズル平成の今まで生きて来たアラフィフのミチル。勤め先も辞め少ない貯金暮らしに危機感を覚えてバイトを始めることに。その地味なバイトを始めたことをきっかけに、いろんな人の出会いと、自分自身の新たな一歩を踏み出すことになっていく…
だらしない生活を送る一方で飄々としつつ面倒見もいいミチルのキャラクタが嫌味がなくて好印象なのがこの小説の一番のステキなポイントでしょう。益体もなくいってしまえば「男性遍歴をたどりつつ己の来し方を振り返る」ストーリーラインも、彼女の視点だからこそ生々しくなくさばけた感覚で読めます。
バブルの時代を、あの頃は良かっただとか異常だったとかそういうくくり方をして振り返るのではなく、確かにその只中を生きてきた実感を感じさせる描き方がされていて、エピソードは多少突飛だったりもするものの、納得のできる感傷だと感じられました。
現在にかかわってくるキャラクタもみな程よく(?)個性があり、ミチルとともに小説の爽やかさやポジティブさを後押ししてくれます。
だからきっと大丈夫、という言葉には重みこそなくとも、肩を気軽にポンとたたいてくれるようなやさしさが確かにあって素敵だなと感じました。
ほのぼのと暖かくなるとても良いお話でした!

2014/07/14 22:25

投稿元:ブクログ

45歳まで営業補助職で特技なし、付き合う男友達にはそう困らず、バブル後もそこそこ楽しい人生を過ごしてきたという主人公。いい年して能天気すぎる”あほキャラ”の人生の落としどころを探るという、少々ブラックな小説。

2015/05/12 22:10

投稿元:ブクログ

45歳、バブル期青春の女の物語。おもしろい。
「結婚したり派遣の仕事や、秘書的な業務が多くて、ずっとこの気持ちを忘れていた。頑張って成果を上げたという実感、仲間がいる喜び。」199頁
「消費税って言うと、どうしても、値段が高くなるって印象だけど、導入と同時にそれまでかかっていた物品税がなくなったから、高級品は安くなったのよね。」214頁
「今、初めて、自分が見られるんじゃなくて、あなたたちを見ていたいと思ったわ」250頁

2014/08/22 10:05

投稿元:ブクログ

バブルの華やかな時代に生きていた自分と、現実に生きる今の自分を行ったり来たりする。
あの頃はよかったと。
いつのまにか自分は主役ではない、それが見えてくるのはいつ頃なんだろう。
不動産交渉人という職業があり、それにはまっていくミチルさんが素敵に見えた。

2017/01/26 22:32

投稿元:ブクログ

バブルの亡霊にとりつかれたような毎日を送っていた主人公のミチルさん(^^;)しかしポスティングのバイトで知り合った人達が良かったせいか、どんどん浮上(^-^)まだまだこれからだけど、ミチルさんが上機嫌で過ごせますように!

2014/10/03 15:54

投稿元:ブクログ

中学生の頃から45歳を目前とする現在まで男が切れたことがなかったというミチルさんが突如仕事と男を失って呆然とするところから始まって一皮むけるまでを描いた物語。
バブル真っ盛りに青春を過ごした彼女は、仕事も男関係もさして苦労もせずご機嫌な日常を送ってきた訳だが、諸般の事情でふと我に返る。
様々な登場人物と触れ合ううちに目が開いていく
「私ってオバサンキャラじゃなくてオバサンだったんだ」
バブルの恩恵は受けなかったけれど、同じ時代を駆け抜けて来たので頷くことしきり。

2014/12/27 00:57

投稿元:ブクログ

主人公ミチルさんは、バブル期に学生・OL生活を謳歌し、離婚を経て子どもなしの独り者の45歳になっても、どこか浮ついた生活を送っていたが、恋人に裏切られたのを機に、地に足のついた生活を送り、自分を客観視できるようになるというお話。主人公が著者とほぼ同年代ということで、バブル期と今の時代背景や人々の考え方の違いを含めてよく書けていると思う。
原田ひ香というと、個人的には「東京ロンダリング」を思い浮かべるが、どちらも不動産業が舞台に登場していて、著者がこの世界に詳しいことをうかがわせる。エッジの効いた東京ロンダリングと比べると地味ではあるが、軽い展開、読みやすい語り口の割に、人の生き方についての示唆に富んだ小説のように思う。

2014/05/24 12:10

投稿元:ブクログ

45歳、バツイチ、バブルを謳歌した余韻が抜けきらない女。
なんともメンドクサイ女が、いろんな経験を通してリセットされていく姿が描かれる。
転がって転がって磨かれる。欲張って角張って生きてきた人間の変わっていく姿。
自然と描かれていて、徐々に共感しながら読み終えた。
人が変わっていくって、こういう感じなのかも知れない。