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災厄
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/05/31
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:19cm/330p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-101689-3

読割 50

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紙の本

災厄

著者 周木 律 (著)

高知県のとある集落で、住民全員が集団死する事件が発生。調査が開始されるが、同様の事件が付近の集落で続発、徐々にその範囲を拡大していた。厚生労働省キャリアの斯波は、政府内の...

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災厄

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商品説明

高知県のとある集落で、住民全員が集団死する事件が発生。調査が開始されるが、同様の事件が付近の集落で続発、徐々にその範囲を拡大していた。厚生労働省キャリアの斯波は、政府内の対策本部で事件の原因をウイルス感染と主張するが、テロリズムだと主張する反対勢力に押し切られてしまう。本部の迷走に危機感を覚えた斯波は、原因究明のため自ら四国へと乗り込む。一方、斯波の同期で、かつて斯波に陥れられて広島の検疫事務所に左遷された宮野は、事件解決への道筋を描けないまま、被災者の救護に奔走していた。災厄に立ち向かうため因縁のふたりが再び手を取り合ったとき、浮かび上がる驚愕の真実とは―!?【「BOOK」データベースの商品解説】

原因不明の症状により市町村単位で住民が死亡する事件が発生。ウイルス感染が原因と主張する厚生労働省キャリアの斯波は、原因究明のため自ら現地へと乗り込む。やがて斯波が辿り着く驚愕の真実とは!?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

周木 律

略歴
〈周木律〉某国立大学建築学科卒業。「眼球堂の殺人〜The Book〜」で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に「双孔堂の殺人〜Double Torus〜」など。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/08/30 23:14

投稿元:ブクログ

四国で発生した謎の「災厄」を巡るパニックサスペンス。果たしてこれはバイオテロなのか、それとも何らかの感染症なのか。どんどん拡大する災禍を前に、なすすべもない(というより何もしようとしない)お役人たち。その中で立ち上がる主人公たちの行動にハラハラドキドキさせられます。斯波が変わっていく過程もいいなあ。
しかし。この「災厄」の正体って……うーむ、100パーセントあり得ない、と言える事象ではないのかな。こんなのが実際に起こったらとても大変だし、そして嫌すぎます。これ以上、この世に「災厄」が降りかからないことを切に願います。

2015/05/28 12:30

投稿元:ブクログ

高知県の山村で突然大量の住民が死亡する.次第に高知県全体に拡大する.官房長官、警察庁長官、厚生労働大臣などが対策会議を開催し、テロだとの結論で対応することになる.厚生労働省の斯波参事官はパンデミックだと発言し、会議で非難を受ける.最終的には同期で広島にいる宮野の助けで、原因を突き止めるが、官僚と政治家のやりとりが面白かった.某隣国の関与を示唆する記述に可能性はあるなと感じた.面白くて一気に読破した.

2014/06/02 23:38

投稿元:ブクログ

 サスペンス。サイエンス・サスペンス。サスペンスって基本サイエンス?

 周木なのでとりあえず買った系。角川ってのと、タイトルからミステリじゃなさそうだな、とは思ってた。帯にがっつり「サスペンス」って書いてあった。
 四国で発生した集団死事件についてのお話。なんつーか、うん、面白かったわ。息をつかせる暇がないっていうか、テンポがいい。ああああああ、って思ってるうちにページが進んで行く。
 集団死事件の現場のこと、霞が関で起こっていること、主人公と奥さんのこと、この三つのパートが適度に絡まって一つの話になってる。たぶんね、違うひとが書けばものすっごい長い話になってる気がするよこれ。でもこれくらいの長さでちょうどいいし、読みやすかった。
 何か変だ、って現場の人間が感じる場面の書き方とかすごい上手いと思う。普通に怖かった。得体のしれないものってやっぱり怖いなぁ。しかもそれが死を連れてくるとなれば、そりゃ怖いよ。
 金平官房長官がかっこ良すぎてたまらん。最後、ほんとスカッとしたわ。ある意味期待通り、王道展開ではあったけど、いいよここは。ここで期待は裏切らないでもらいたいよ。
 あと斯波さんと宮野さんもかっこよかったです。男の友情って書くとものすごく陳腐な感じがするのは何故だろう。。
 原因がスギ花粉だろうな、っていうのはまあ途中で察することはできるんだけどさ、そこはどうでもいい。臨場感っていうのとは何か違う気がするけど、「気が早る」「ドキドキする」感じ。うん、やっぱりこういうテンポの良さってのはミステリじゃ味わえなさそうだ。
 抜粋。

 彼の本心にあるのは、悔しさと無念さだ。だが、それを認めてしまえば、同僚の死が無駄になる。無駄にしたくはないから、黒川はそれを、誇りという言葉に置き換えている。

 決して無駄ではなかったのだ、と誰かがそう思ってくれるということ。

2014/05/31 17:48

投稿元:ブクログ

もう、なんていっていいやら。読みながら思わず「なんだなんだ、なんなんだこの得体の知れない面白さは!」と叫んでしまった。
人が恐怖に陥るのは襲ってくるのが正体不明のモノに対してなのだ、ということがよくわかる。
パニックを防ぐため、という大義名分に、仮想敵を作りあげ無駄に戦いを挑む、まるでドン・キホーテのような官僚たちの愚かしさ。その権力に屈することなくただ「人のため」に命を賭して真相究明に挑む斯波たちの思い。
まさに、手に汗握るエンターテインメント小説。
本当に、得体の知れない面白さだ。

2015/05/31 06:47

投稿元:ブクログ

四国を襲う謎の致死率99%超の災厄、感染症かテロ攻撃か何も分からないまま人が死んでいく……という話。周木律作品なのに被害地図がなかったのはさておき、作中事件の科学的妥当性は怪しいものの、1アイディアだけでよくここまで話を広げたなあというのが素直な感想でした。

2015/09/30 22:47

投稿元:ブクログ

過疎化の進む村で起きた集団死から始まる災厄。
テロなのか感染症なのか、得体の知れないもの・目に見えないものが故に恐怖が増長する。
役人の手の平返しにも慄くけど、斯波の考え方・姿勢が変化していく様はとても清々しい。
災厄の正体は、なるほどっ!と思ったけど、現実で起こったら怖すぎる。。これ以上の災厄が降りからないことを祈ります。

2014/11/18 17:00

投稿元:ブクログ

これは本当に『堂』シリーズの周木律なのだろうか…?
なんて疑問が浮かんでくるくらいに作風が違う。

とことん本格ミステリであろうとする『堂』シリーズとは180度方向転換している。本作は未知の感染症か、はたまたバイオテロかにより四国全域が死の国と化し、日本国中が恐怖に怯えるサスペンスものとなっている。

意外や意外(失礼か)
これがかなり面白い!
息もつかせぬ展開でラストまでぐいぐい引っ張っていき、意外な真相まで用意してくれる。
不審死の原因は、張り巡らされた伏線を回収しながら突き止めらるため本格ミステリ好きな方でも十分楽しめるかと。

周木律の才能を垣間見れた一冊でした。