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向こう側の遊園(講談社文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/06/13
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/311p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-277851-0

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文庫

紙の本

向こう側の遊園 (講談社文庫)

著者 初野 晴 (著)

花々が咲き乱れる廃園となった遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞い...

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向こう側の遊園 (講談社文庫)

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向こう側の遊園

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商品説明

花々が咲き乱れる廃園となった遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人人。せめて最期の言葉を交わせたら…。ひとと動物との切ない愛を紡いだミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】

廃墟となった遊園地、ここはいわくつきのペットが眠る秘密の動物霊園。弔いのためには、依頼者は墓守の青年と交渉し、一番大切なものを差し出さなければならない。彼らの物語から青年が解き明かす真実とは。連作ミステリー。〔「カマラとアマラの丘」(2012年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】

廃園になった今も、無数の花が咲き乱れる街はずれの遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人々。せめて最期の言葉を交わせたら……。ひとと動物との、切ない愛を紡いだミステリー。【商品解説】

収録作品一覧

カマラとアマラの丘 7−56
ブクウスとツォノクワの丘 57−120
シレネッタの丘 121−192

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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

寓話と現実の境界に

2015/09/27 18:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る

廃園となった遊園地にある、ペット専門の墓所をめぐる物語。
舞台の非現実感が、真相があらわになるにつれ、劇的なまでに変化する。
不思議な静謐さに満ちた寓話めいた話が、愚かであったり、遣る瀬無かったりする人間の営みの物語に転化する瞬間は、ミステリとしても、物語としても読み応えがある。
特にお気に入りは「ヴァルキューリの丘」。ハーメルンの笛吹きを下敷きにしたような物語が、どんでん返しの果てに、どうしようもない人間の業を見せてくれる。

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紙の本

初野ワールド

2015/11/09 20:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆた - この投稿者のレビュー一覧を見る

暗いほうの初野ワールドが展開されています。
語る人が変わっていって、最初からは先を予想することが私には難しかったです。
だからこそ先が気になる!
最終的にもやっぱり暗い印象で終わりますが、作家好きなら味わってみましょう!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2014/06/28 20:02

投稿元:ブクログ

気になっていた、初野晴。

廃園になった遊園地には不思議な噂があって、ワケありの動物を弔ってくれる青年がいるという。

相手の心を覚り、嘘が嫌いなその青年との問答で進む連作短編集。
「真実が語られる」というギミックが、ありえない世界であっても、現実に持ち込むことが出来る要素になっていて、面白い。

単なる動物愛情物語に終わらせず、動物にまつわる過酷な状況も描かれている。
陳腐な感想だが、人間のエゴを直視させられるしんどさがある。また、ミステリーとしても、とても巧みな作りをしている。

基本的には廃墟の遊園地という、変わった場所が舞台になるのだが、登場人物によって語られるシーンが鮮やかに想像できる。

シリーズ作品にも手を出したくなる、読み応えのある小説だった。

2014/07/12 16:37

投稿元:ブクログ

対価を払えば、ペットを埋葬してくれる謎の青年。
各話の逆転劇もお見事。
ペットや動物たちの切ない現状も勉強できます。

2014/07/01 23:26

投稿元:ブクログ

"真実は目に見えない"
そんなところかな。

クマネズミの章では、なんとなく『新世界より』のバケネズミを思い出してしまった。
"戦士"という表現がひっかかったのかな?

アマラとカマラの丘 -ゴールデンレトリーバー-
ブクウスとツォノクワの丘 -ビッグフットー
シレネッたの丘 ー天才インコー
ヴァルキューリの丘 ー黒い未亡人とクマネズミー

2015/09/25 19:29

投稿元:ブクログ

あらすじをサッと読んだ印象で、
これはもう絶対ガッツリ泣かせてくる系に違いない!
と身構えてずっと読むタイミングをなくしていたのだけど
やっと読了

そうしたら、いい意味で予想とまったく違う話で
裏切られた感
でも確かに裏のあらすじにミステリとちゃんと書いている

人間と動物の、複雑でそれゆえに愛しい繋がり、絡まり
真実はどこにあり、
動物たちと、そして向き合う人間とが互いに何を感じたのか
ときに言葉として、ときに雰囲気として
体感できる
良い作品だったと思う

冒頭からインパクトのある展開だったけど
クマネズミの話が堪えた

犬好きとしては一話と最終話がもう極まる

2016/06/11 00:33

投稿元:ブクログ

《人・動物・植物。心・倫理・科学。謎。》

しんと静まった冬の月夜、花が咲き乱れる不思議な動物霊園。
人と動物の間に在るのは、人と人とのそれと何が違うというのだろうか。
せめて、彼らの最期の言葉を聞けたなら、そう思わずにはいられない。

「カマラとアマラの丘」の信念とプライドが好き。
「ブクウスとツォワノクの丘」の狂気を孕んだ恐怖も好き。
「シレネッタの丘」の、純粋な愛も好き。
「ヴァルキューリの丘」の覚悟と決意も好き。
「星々の審判」の、これからも続きそうで、終わりが近づく寂しさも好き。

2014/08/28 23:48

投稿元:ブクログ

廃園になった遊園地にあるという動物霊園。そこには墓守の青年がいて一番大切なものと引きかえにペットを埋葬してくれるという。
自分を医師だと思い込んだセラピードッグ、人の命の為に生み出されたビッグフット、脳性麻痺の少年と会話するインコ、クマネズミを操る老人、そして、親に内緒で犬を飼っていた意識不明の少年。
廃園になった遊園地という舞台がノスタルジックで、動物霊園という色濃い死のイメージを美しく描き出す。
この作家さんは『ハルチカ』シリーズを除いて、臓器移植など命をテーマにした幻想的な作品が多いが、それをただ美しく描いてしまわないところが好感が持てる。
本作でも、サバイバルゲームに興じる若者たちや悪徳弁護士、移植医療の研究者とその夫の移植患者など人の欲やエゴが克明に描かれている。

2014/07/29 14:13

投稿元:ブクログ

ダークファンタジーっぽい短篇集。
各話、ミステリ的な構造を持っていて最後にどんでん返しがあるが、基本的な手法は共通しているので先読み自体は容易。
廃墟となった遊園地、花に覆われた動物の墓、謎の青年……など、作中で使われるガジェットは、物珍しさはないものの内容にマッチしている。話が進むに従い、重さが薄れ『いい話』傾向が強くなるのは、最近の流行なのかなぁ……。

2014/08/18 12:53

投稿元:ブクログ

話の組み立て方がとても上手い。もっと読んでいたい、もっとこの世界観に浸っていたい、と思う作品だった。続編があっても良いのではないかと思う。

2014/08/20 13:03

投稿元:ブクログ

廃園となった遊園地、真夜中の訪問者たちは
それぞれに理由を抱えた動物たちを弔うためにやって来る。

痛みも強い、哀しみが伝わってくる物語ばかりだけれど
を逸らせない。

2016/06/02 07:55

投稿元:ブクログ

閉鎖された遊園地、そこには四季の花が咲き乱れる秘密の動物霊園があるという。
各話ごと埋葬される動物の語りで始まるが、墓守の青年と訪問者たちとのやりとりが会話方式で行われ、読者を意外な真実へと導いていく。
此岸と彼岸の狭間。切ない愛を書きつつ、動物の素直さに対して人間の醜さも強く書かれていて、その落差をうまくまとめてあるのだろうけれど、私には捩じれた世界に放り込まれたような感覚で少しぐらぐらする読後感であった。

2014/06/22 15:37

投稿元:ブクログ

現代作家の骨太の作品の久しぶりに読んだと思った。
初野晴はどうしてもハルチカシリーズのイメージが強いが、『水の王子』のような作品も書いていたのだと、改めて思いだした。

それぞれに抱える思いが悲しく、愛おしい。
読んで良かったと心から思う。

2017/01/12 11:04

投稿元:ブクログ

花々が咲き乱れる廃園となった遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人人。せめて最期の言葉を交わせたら…。ひとと動物との切ない愛を紡いだミステリー。

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