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春から夏、やがて冬(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 59件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/06/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/295p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-790113-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

春から夏、やがて冬 (文春文庫)

著者 歌野 晶午 (著)

スーパーの保安責任者・平田は万引き犯の末永ますみを捕まえた。いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、ますみの免許証を見て気が変わった。昭和60年生まれ。それは平田にとって特...

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春から夏、やがて冬 (文春文庫)

562(税込)

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商品説明

スーパーの保安責任者・平田は万引き犯の末永ますみを捕まえた。いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、ますみの免許証を見て気が変わった。昭和60年生まれ。それは平田にとって特別な意味があった―。偶然の出会いは神の導きか、悪魔の罠か?動き始めた運命の歯車が2人を究極の結末へと導く!【「BOOK」データベースの商品解説】

スーパーの保安責任者の男と、店で万引きを働いたDVの被害に遭っている女。偶然出会った2人は、驚くべき因縁で結ばれていた!? “絶望”と“救済”のミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

ミステリーの限界を超えた“現代の神話”

スーパーの保安責任者の男と万引き犯の女。偶然の出会いは神の思し召しか、悪魔の罠か? これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。【商品解説】

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みんなのレビュー59件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

タイトルの天才か!

2014/09/28 09:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る

まだ、2作品目であるのだが、何故か大切に、読みたいと思う作家である。
いつもながらにタイトルに思いっきり引っ張られて買った
のではあるが、巧いと思う。
そして、読み終えた今、その意味あいを考えると、やはり巧いと思う。

比較的短い作品ではあるが、全編が暗いトーンで貫かれており、
明るさは欠片もない。
善人が登場しないどころか、暖かい心を持った人物すら出てこない。
皆、氷に閉ざされたような人たちばかり。
冷たい感情だけが行き交うように映る。
まさしく、春から夏、やがて冬と移り行く感情が
描かれており、読後感は、もうどうにも堪らない。

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2014/07/19 23:41

投稿元:ブクログ

「葉桜の季節に君を想うということ」がすごくすごく面白くて、この一冊がきっかけで歌野晶午が好きになった。
だから、「葉桜の季節にー」を超えるミステリだっていうし、表紙の装丁だって葉桜に似てるし、これは読むしかないでしょう、というわけで。
結果、やっぱり葉桜読んだときの衝撃は超えられなかったけど、読後、しばらく頭のなかがぐるぐるして、なんか深い、面白い話読んだなってじんわりと思った。
真実って、本人にしかわからないことだから、いくら疑いようもないくらい事実に見えたとしても、絶対ってことはなくて、でも、真実じゃないことなのに、誰も気づかず、見過ごしてることって、意外とあるのかもしれない。なんかそんな、ふかーいふかーい考え事し始めちゃう。

2014/06/29 09:42

投稿元:ブクログ

イヤミスであることを知らずに読んだ。
トリック(?)はあまり面白くない。
悲しい物語として読めばいいかもしれないが、それにしてもやりきれない読後感が残る。

2015/02/03 19:28

投稿元:ブクログ

歌野晶午の作品は安心して読める。結末のドンデン返しにいつも驚かされるが、今回は人間心理の恐ろしさもかいま見せてくれた。

2014/07/03 20:49

投稿元:ブクログ

「葉桜の季節に君を想うということ」は私的に最もやられた!な小説なのですが、本作はまた一風違う。色々な死の形、丁寧なミステリ。面白かったです。

2014/10/02 03:23

投稿元:ブクログ

<あらすじ>
スーパーの保安責任者・平田は万引き犯・ますみを捕まえた。
いつもは容赦なく警察に突き出すのだが、
ますみが昭和60年生まれだと知り、即帰らせた。
昭和60年生まれ、亡き娘と同じ誕生年だった。
-------------------------
平田の娘・春夏が高校2年生(2002年)のとき、
塾から自転車で帰宅中に轢き逃げに遭い死亡した。
轢き逃げ犯がすぐに救急車を呼べば助かる命だった。
遺体発見時、春夏はヘッドホンをしていて、携帯の電源も
ついていたことから、警察はわき見運転してたからしょうがない、
みたいなことを言われ、結局轢き逃げ犯も捕まらず。
平田は春夏に事故前にヘッドホンについて注意していたこともあり、
もっとちゃんと注意していれば、、、と悔やみ、
平田の妻もいつも車で春夏の塾の送り迎えをしていたのに、
その日に限って自分の趣味のせいで送り迎えをしなかったから
春夏は死んだのは自分のせいだと自責の念にかられていた。
平田と妻はビラ配りをしたりして轢き逃げ犯を捕まえようとするが
一向に有力な情報は得られず、妻は春夏の幻影まで見るようになり、
そんな妻に平田は連れ添ってはいたが、妻を理解してなくて、
2007年、時効の3日後、妻は手首を切って自殺した。
-------------------------
完全に1人になってしまった平田は、昭和60年生まれの人を見ると、
もし春夏が生きてれば、、、と空想してしまい、
万引き犯のますみもそれで甘やかしてしまったのだった。

それから度々平田はますみと会い、
貧乏でお金がないますみに、食事をおごったり、
同居してる男から受けたDVの治療費を代払いしたりした。
平田は逆にますみに娘と妻が死んだ経緯なんかも話し、
2人はいつしか恋愛じゃない不思議な関係となり、
平田はますみの相談に乗るようにもなった。

そしてある日、DVで悩んでるますみに平田は、
男と別れたら500万円貸してあげる、と提案する。
今のままじゃ、ますみがお金を稼いでも男に取られるだけだし、
500万円あれば当面の生活資金になるから、それで仕事を見つけて、
貸した金は少しずつでいいから返済してくれればいい、と。
あまりのことに驚いたますみは理由を聞くと、平田は答えた。
自分はガンで余命わずかで、病院で手術すれば治るかもしれないが、
自分には生きる意味がないから治療はしないし、
今ある貯金は何に使ってもいいから、そういう提案をしただけだ、と。
ますみは手術して生きてほしいと平田に何度も言うが、
平田は、春夏が死んだのも妻が死んだのも自分のせいだし、
春夏も妻も天国にいるから死んだら会える、と答えるだけだった。

3週間後、
ますみは平田と喫茶店で会い、平田に頼らず、
DVのことを警察に相談して、男と別れることにする。と回答し、
だから平田さんも逃げないでガンの手術してほしい!
と平田に言うが、平田の意志は固く治療はしないと言う。
怒��たますみは店を出ていく。
そのとき、ますみは携帯を忘れてしまっていて、
それを取った平田が中を見ると・・・


<オチ>
平田は、ますみを家に誘い、殺す。
ますみの携帯に春夏を轢き逃げしたことが書かれていたからだ。

当時ますみは親友と無免許飲酒運転で春夏を轢いてしまい、
春夏にヘッドホンをつけたり、携帯の電源を入れたりして
隠蔽工作までしたが、後日その親友が死んで、
轢き逃げの罰で死んだんだと思い怯えていたら、
春夏の父である平田と出会ってしまい、
轢き逃げのことを平田に打ち明けることもできず、
後悔と恐怖で押しつぶされそうだ、、、
と、天国の親友にメールという形で語りかけていた文章だった。

それを見た平田は、自分に残された唯一の望みは
轢き逃げ犯を罰することだと決意し、ますみを殺し、
同情なんかされたくないので、ますみの携帯のデータも消去し、
そして警察にますみに強請られたから殺したと自首した。。。


後日、その事件を知った平田のガンを診ていた担当医は疑問を感じた。
ますみはその医者に平田がガンの治療をするよう
連日頼み込んで来ていたからだ。
ますみが平田を強請ってたなんてオカシイ。
担当医はますみから平田が娘と妻を亡くしたことやその経緯も聞いていた。

そして担当医は真実を推察する。
やさしい平田に世話になりっぱなしのますみは
貧乏で何もお返しをすることが出来ないので、
春夏が死んだのは自分のせいだと思い
自暴自棄になっている平田を救済するため
ますみ自らが轢き逃げ犯になったのだと。
ますみの携帯に書かれた文章はますみの創作なのだと。

2015/09/14 01:20

投稿元:ブクログ

歌野晶午に求める仕掛けの奇抜さは今作ではそれほど感じなかったが、物語として読ませられた。仕掛けを警戒し過ぎてこのキャラクターは実は○○じゃないだろうか、この場面とこの場面の時系列は想定の通りなのか……など、疲れる読み方をしてしまったので再挑戦をいつか

2014/06/24 22:55

投稿元:ブクログ

わぁー!びっくりー!な展開でした。
ちょっと切なかった。
というかつまんなかった。

娘が事故死して人生が狂った男性の話。
登場人物の若い女性があまりにも品・教養がなく、読むのが不快だった。

2016/02/11 10:05

投稿元:ブクログ

ミステリというより社会派寄り。2/3くらいとにかく暗くて希望がなく読んでいてつらい。ラストも浄化とは言えない

2014/06/29 13:26

投稿元:ブクログ

『葉桜の季節に君を想うということ』を超える衝撃という帯にまんまと乗せられて購入。

確かに『葉桜〜』同様だまされました。
でもパンチに欠けるし、騙すことに注力しすぎじゃないかな…と。

オチ以外はちょっと退屈でした。

2016/12/22 00:48

投稿元:ブクログ

暗かった…。
後半は一気だったけど、途中までは辛いだけで。
後半の引き込みは凄いけど、結局誰一人幸せにはならないという…。
同窓の小瀬木先生がいい人。
なんかなぁ。

2017/01/29 09:27

投稿元:ブクログ

20170129 久しぶりに作者の本を読んだ。気付いたら主人公に感情移入してしまっていた。そして最後は翻弄され続けて、終わった。
良いミステリーだと思う。

2014/09/08 21:29

投稿元:ブクログ

登場人物が多く出てきた割に、後半の急いだ展開でちょっと消化不良でした。作者の深読みに気づいてないだけなのかもしれませんが・・・。主人公とますみ以外のキャラがざっくりしすぎて、出てくる意味があったのか?とか。ますみもバカなキャラを演じてただけなのか、そこまでするの?というような子にも見えず…。全部主人公の頭の中の妄想だったら良かったのにと思ってしまいました。

2014/08/01 17:52

投稿元:ブクログ

重苦しい、希望がない。
思いがけないショッキングなラストに
さらに容赦のない真実。

少々辛い一冊。

2014/06/27 09:54

投稿元:ブクログ

久しぶりに一気読み。非常によく練られたストーリーでまたしても裏をかかれた。
ただ最後の謎解き部分が説明調になりすぎている気がしてちょっと残念。