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「塩」の世界史 歴史を動かした小さな粒 下(中公文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2014/05/17
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公文庫
  • サイズ:16cm/281p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-12-205950-4
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

「塩」の世界史 歴史を動かした小さな粒 下 (中公文庫)

著者 マーク・カーランスキー (著),山本 光伸 (訳)

【ジェームズ・バード賞】人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。悪名高き塩税「ガベル」、ガンディー塩の行進、製塩業の衰退と伝統的職人芸の...

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「塩」の世界史 歴史を動かした小さな粒 下 (中公文庫)

1,080(税込)

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商品説明

【ジェームズ・バード賞】人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。悪名高き塩税「ガベル」、ガンディー塩の行進、製塩業の衰退と伝統的職人芸の復活などについて綴る。壮大かつ詳細な塩の世界史。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/11/08 04:49

投稿元:ブクログ

[ 内容 ]
<上>
人類は何千年もの間、塩を渇望し、戦い、買いだめし、課税し、探し求めてきた。
古代中国の製塩技術、ミイラ作りあるいは精力剤としての用法、各地に伝わる保存食レシピ、米独立戦争時の貿易封鎖とともに発達した製塩業。
米国でベストセラーとなった壮大かつ詳細な塩の世界史。

<下>
かつて数千年がかりで白く均一にした粒が、いまや不揃いで色付きのものこそ高額になる。
塩の真価を定めるのが容易であったことは、いまだかつて一度もない。
悪名高き塩税「ガベル」、ガンディー塩の行進、製塩業の衰退と伝統的職人芸の復活。
塩からい風味にユーモアをそえておくる、博覧強記のノンフィクション。

[ 目次 ]
<上>
第1部 塩、死体、そしてピリッとしたソースにまつわる議論(塩に託されたもの;魚、家禽そしてファラオ;タラのように固い塩漬け男;塩ふりサラダの日々;アドリブ海じゅうで塩漬けを;二つの港にはさまれたプロシュート)
第2部 ニシンのかがやきと征服の香り(金曜日の塩;北方の夢;塩たっぷりの六角形;ハプスブルク家の漬物;リヴァプール発;アメリカの塩戦争;塩と独立)

<下>
第2部 ニシンのかがやきと征服の香り(承前)(自由、平等、免税;独立の維持;塩をめぐる戦い;赤い塩)
第3部 ナトリウムの完璧な融合(ナトリウムの悪評;地質学という神話;沈みゆく地盤;塩と偉大な魂;振り返らずに;自貢最後の塩の日々;マー、ラーそして毛;魚より塩をたくさん;大粒の塩、小粒の塩)

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

2015/02/26 20:47

投稿元:ブクログ

人間が生きていくのに必要な、塩。
その「塩」に特化して、人類との関わりを、文庫上下巻にまとめています。
人類はどのように塩を得てきたのか、どのように利用してきたのか。
著者はまず、製塩において古代から世界の先頭を進んでいた中国について、記述しています。
そして地中海エリアで、塩がどのように文明に影響を与えていたのか、古代から中世まで、年代を追って紹介しています。
上巻の後半からは、タラやニシンといった魚を保存するために、いかに塩を確保するか、それにより新大陸アメリカを含む北方海域からどれだけ食料を調達できるか、欧州各国がしのぎを削る姿が描かれています。
下巻の前半では米国南北戦争やインド独立といった「塩をめぐる争い」についてが書かれ、中盤以降は、冷凍技術の発達以降の、人類と塩との関わりについて記述されています。
全体を読み終えてまず、「塩という題材で、これだけ多くのことを書けるのだなあ」と、率直に驚きました。
特に大航海時代と呼ばれる時代には、食品の保存のために大量の塩が消費されていたこと、そのための塩の確保が国力にもつながっていたということを、改めて認識しました。
現在では食用としての塩の消費は全体消費の数パーセント程度とのことで、塩の役割というのも、時代に伴い変わっているのですね。
身近なモノ、コトほど、歴史がある。
そのことに気づかせてもらえた、一冊でした。

2015/02/17 20:19

投稿元:ブクログ

 ネット用語に「塩対応」と言う言葉がある。実用日本語表現辞典には「そっけない、愛想のない、冷淡な接し方を指す言い方」とある。そして、サラリーの元をたどるとラテン語salで古代ローマ時代に、兵士は当時貴重な塩を給料として受け取っていたところからきている。

 このように昔から今に至るまで、必要であり身近な存在となっている塩。

 近代のフランスでは、塩税を取って住民を苦しめていたそうだ。まさにこれこそ「塩対応」の最たるものだ。とれるところから取ろうと言うのはいつの時代もそうだ。

 中世カトリック教会は肉抜きの日を設けて、いつの間には1年の半分が抜く抜きの日になったと書かれている。だが、抜け道が用意されていた。赤身の肉は、ムラムラとエロ心に火がつくので禁止されたが、ビーバー、ラッコ、イルカ、クジラは宗教日でも食べることを許可されたそうだ。そういえば、日本でも獣肉を食べることは禁忌だったが、イノシシの事を「山鯨(やまくじら)」と称して食べていたなあ。あまり締め付けると、庶民の不満が爆発するのを恐れていたための措置か。

 南北戦争時、アメリカでは「塩をめぐる戦い」が繰り広げられていた。この本を読んで初めて知ったので驚いた。南北戦争と言うと、奴隷解放をめぐるお題目をめぐる戦いだと思っていたので、まさか塩も巻き添えになっていたとは。塩に困っていたのは、南軍で北軍に海上封鎖をされてしかも誠意援助を次々と奪われてしまってどうにもならない状況に陥っていたそうだ。残念ながら敵に塩を送った上杉謙信はこちらにはいなかったようだ。

 そんなアメリカだったが、現在では塩の主な用途は道路の路面凍結防止に大量の塩が使われる。南北戦争当時の人からすれば考えられない使われ方だな。

 塩はこれからも必要とされる栄養素の1つであり続ける。たとえ塩分の取りすぎは良くないと言われて塩分控えめのものが好まれても。


実用日本語表現辞典

http://www.weblio.jp/content/%E5%A1%A9%E5%AF%BE%E5%BF%9C

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