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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/07/10
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/252p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390092-6
紙の本
炎を越えて 新宿西口バス放火事件後三十四年の軌跡
著者 杉原 美津子 (著)
1980年、新宿西口バス放火事件。死者6人の無差別犯罪に日本中が騒然となった。全身80パーセントの熱傷を負った著者は、獄中の「加害者」に面会を求める。そして、夫の認知症と...
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商品説明
1980年、新宿西口バス放火事件。死者6人の無差別犯罪に日本中が騒然となった。全身80パーセントの熱傷を負った著者は、獄中の「加害者」に面会を求める。そして、夫の認知症と死。一人きりになった著者に、肝臓がんで余命宣告。事件の輸血によるC型肝炎がもとだった―全身熱傷からの生還。生と死を見つめた魂の手記!【「BOOK」データベースの商品解説】
1980年、新宿西口バス放火事件。大火傷を負った私は、獄中の「加害者」に面会を求める。そして、夫の認知症と死。ひとりきりになった私は、事件の輸血が元で肝臓ガンに…。生と死を見つめた魂の手記。【「TRC MARC」の商品解説】
「私はなぜこの運命を背負ってしまったのか。」
全身熱傷からの生還。生と死を見つめた魂の手記!
1980年夏、新宿西口バス放火事件。死者6人の無差別犯罪に日本中が騒然とした。
著者は全身80パーセントの大火傷で、瀕死となった。
事件の陰には信じられないようなドラマが秘められていた。
報道カメラマンの兄が、妹が乗っているとは知らず、炎上するバスを撮影。明暗をわけた一枚の写真が兄妹の仲に陰を落とす。いつまでも「被害者」として過剰に接する母からの自立。そして、不倫の恋をしていた19歳年上の仕事仲間と結婚するも、夫はのちにレビー小体型認知症となり死去。
なにより凄まじいのは、著者は、放火事件の加害者M青年の不幸な生い立ちを知るにつれ、「自分もまた彼を加害者の側に追いやった人間のひとりではないか」と考え、刑務所で面会、文通をし、赦そうと試みたのだ。それによって自分も「被害者」の冠を外して歩みだせるのではないか――しかしそれもMの獄中自殺によって絶たれてしまう。
いったい自分の人生とは何だったのか。かくも過酷な運命を生き、死ぬことの意味は何なのか。
事件当時の輸血がもとでC型肝炎になり、肝臓がんを発症して余命宣告を受けた今、著者は、この生と死を納得するための思索の旅をふたたび始めた。
NHKスペシャル「聞いてほしい 心の叫びを~バス放火事件 被害者の34年」(2014年2月放映)に感動の声、続々! 石原慎太郎氏からの手紙も収録。【商品解説】
著者紹介
杉原 美津子
- 略歴
- 〈杉原美津子〉1944年生まれ。ノンフィクション作家・編集者。80年、新宿西口バス放火事件に遭い、全身80パーセント以上の熱傷を負うも奇跡的に生還。著書に「生きてみたい、もう一度」など。
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