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海軍将校たちの太平洋戦争
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/07/22
  • 出版社: 吉川弘文館
  • サイズ:19cm/191p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-642-05783-7
  • 国内送料無料

紙の本

海軍将校たちの太平洋戦争 (歴史文化ライブラリー)

著者 手嶋 泰伸 (著)

悲惨な結末に至ったアジア・太平洋戦争。国家のエリートだった海軍将校たちはなぜ無謀な戦争を実行したのか。「合理的」な決定を目指すも、結果的に犠牲を生んだ彼らの思考に迫り、現...

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海軍将校たちの太平洋戦争 (歴史文化ライブラリー)

1,836(税込)

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商品説明

悲惨な結末に至ったアジア・太平洋戦争。国家のエリートだった海軍将校たちはなぜ無謀な戦争を実行したのか。「合理的」な決定を目指すも、結果的に犠牲を生んだ彼らの思考に迫り、現代にも通じる組織のあり方を考える。【「TRC MARC」の商品解説】

目次

  • パラドックスとしての太平洋戦争―プロローグ/海軍の内と外―海軍と政治(海軍の政治的特徴/日独伊三国同盟)/開戦―海軍のジレンマ(なぜ戦争は起きたのか/「帝国国策遂行要領」と海軍の意識構造/海軍のジレンマと第三次近衛内閣/東条内閣と海軍の開戦決意)/作戦―海軍の戦略・戦術構造(序盤の勝利と蹉跌/敗勢の中で)/終戦―海軍にとっての「政治」(東条内閣の倒閣/小磯内閣での決戦の模索/対ソ和平交渉/ポツダム宣言の受諾)/敗戦に何を学ぶか―エピローグ

著者紹介

手嶋 泰伸

略歴
〈手嶋泰伸〉1983年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。福井工業高等専門学校一般科目教室助教。博士(文学)。著書に「昭和戦時期の海軍と政治」がある。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.2

評価内訳

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紙の本

海軍軍人の太平洋戦争

2016/12/31 03:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴジラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は太平洋戦争を戦った海軍将校(海軍軍人)たちに注目して海軍の戦争や政治との関わりについて論じています。
戦争のところでは、あの戦艦大和の特攻などが実に興味深かったです。

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2014/11/18 09:05

投稿元:ブクログ

海軍軍人を官僚として捉え、その思考過程を分析することにより、国民がどのように官僚を監督するかについて考察する。

中国戦線を拡大し、太平洋戦争に突入していくにあたって、陸軍が政治的に主導したと考えられ勝ちではあるが、戦争の遂行、拡大にあたっては、海軍に反対する意志があれば、それを強行することはできなかった。

最新鋭の軍艦、兵器を建造し、運用する高度な技術者集団であり、合理的な判断をくだすことを期待される海軍が、なぜ対米開戦に合意し戦争を継続し、さらには誠に非合理的な特攻作戦を行うに至ったかについての分析。

帝国憲法の下では、国務大臣は各々が独立して天皇を輔弼する国務大臣単独輔弼制をとっていた、そのため海軍の運用については、海軍大臣(海軍・運用)そして軍令部(作戦)が独立した権限を持っていた。
そのため、対米開戦にあたっては、海軍の同意は必須であった。

戦時に非常に多くの兵力を運用する陸軍とは異なり、はじめに設備(軍艦、装備)ありきの海軍では、平時(戦争準備段階)から、専従の職員(軍人)がその運営に関わる。

海軍はその存在の根拠が対米戦争であるから、対米戦争を否定することは、組織の否定となる。しかし、戦争を行うことは合理的には厳しい選択となるため、当初海軍は石油はじめ重要物資の供給を停止した米国以外の国からの物資輸入を模索する。
しかし、いよいよ燃料枯渇が現実問題となって迫ってきた時には、対米開戦を否定できない海軍は、否応なく対米開戦を決断し進めていくことしかできなかった。

2014/07/29 22:18

投稿元:ブクログ

米内光政、山本五十六、及川古志郎、豊田貞次郎、高木惣吉・・・
国家エリートたちの意識をみつめ組織のあり方を考える。敗戦に何を学ぶか。
悲惨な結末の道を辿ったアジア・太平洋戦争。国家のエリートとして養成された海軍将校たちはなぜ無謀な戦争を実行したのか。。「合理的」な決定を目指しながら、結果的に犠牲を生んだ彼らの思考に迫り、現代にも通じる組織のあり方を考える。(2014年刊)
・パラドックスとしての太平洋戦争―プロローグ
・海軍の内と外―海軍と政治
・開戦―海軍のジレンマ
・作戦―海軍の戦略・戦術構造
・終戦―海軍にとっての「政治」
・敗戦に何を学ぶか―エピローグ

本書では、海軍将校が「合理的」な決定を目指しながら、なぜ結果的に犠牲を生んだのか、その思考に迫っている。

本書ならではの視点として、「戦前の内閣は国務大臣単独輔弼制をとっていたため、その省の管掌事項については、最終的にその省の大臣が排他的で独占的な権限を持っていたとする。ゆえにいかに陸軍といえども、完全に海軍や外務省の領域とみなされるようなことについては、容易に干渉することが出来なかった」という点、「政治的に消極的な海軍が組織利益についてだけは、強い執念をみせたのか、著者は自己の管掌する事務を執行する責任が海軍を組織利益の追求に駆り立てた」とする点がある。
著者は、海軍が戦争を決意したから最終的に戦争はおきたとしているが、開戦までのプロセスを見ると、官僚的な合理性により判断され、より大きな視座、高位な価値観による判断がされないため事態が悪化している様子がわかる。(読んでいると結局、憲法上の欠点により戦争は避けられなかったように感じられてならない。)

また、良識派として高く評価される米内光政についても「主管大臣を尊重する傾向が強い、部下統制に対し楽観的な行動をとる傾向のあった」としており、傑出した政治的に広い視野を持っていた訳ではないとしているのも興味深い。

著者の説を用いると、合理的説明がつく点が少なからずある。海軍贔屓には耳が痛い内容であるが、読む事をオススメしたい。

2014/09/01 08:59

投稿元:ブクログ

表紙の米内光政大将が素敵というのはさておき、帝國海軍の書籍を読む度に海軍の体質というのはクソだなと思う。陸軍を批判し、責任転嫁という体質と風潮を見ているとなんだかいたたまれない気持ちになる。井上成美大将までもが陸軍批判をしていたのにはたまげた。太平洋戦争というのは本当に悲惨な結果だ。戦況的な事ではなく、たくさんの若者や有能な人材を無駄死にさせた。しかし、それは戦争全体に言える事なのだが。所詮、終わった事なので戦争を知らない世代が後づけ論でウダウダ言う事は英霊の方々に対し、失礼かもしれない。

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