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風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか
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  • カテゴリ:研究者
  • 発売日:2014/07/01
  • 出版社: 早稲田大学出版部
  • サイズ:19cm/314p
  • 利用対象:研究者
  • ISBN:978-4-657-14006-7

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風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか

著者 中村 良夫 (編),鳥越 皓之 (編),早稲田大学公共政策研究所 (編)

人にとって、社会にとって風景とは何か。住民、自治体、NPOなどがいかに協働して、風景の「劣化」をくいとめる主体に成長していくか。異分野から集まった7人の研究者たちが、その...

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風景とローカル・ガバナンス 春の小川はなぜ失われたのか

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商品説明

人にとって、社会にとって風景とは何か。住民、自治体、NPOなどがいかに協働して、風景の「劣化」をくいとめる主体に成長していくか。異分野から集まった7人の研究者たちが、その理論と実践を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】

 2004年6月に景観法が公布されて以来、すでに10年近い歳月が経過している。しかしながら、わが国では風景の「劣化」と呼ばれる、風景の雑然化、画一化、無個性化が依然として進行しており、昨今、その対象は国土の基調となる、ごく日常的な社会活動が行われている地域全域に及んでいる。
 こうした社会的背景をふまえ、これまで独自に風景にかかわってきた、風景学、環境社会学、都市行政学、景観工学、社会哲学、公共経営学の各分野の第一線の研究者が、風景の「劣化」をくいとめ、風景をつくり、守り、向上させていくための理論と実践を徹底研究し、その協働の成果を世に問う。【商品解説】

目次

  • はじめに――ドイツを手がかりとして(縣公一郎)
  •  序論 いま、風景とローカル・ガバナンスを問う(藤倉英世)
  •   1 春の小川の痕跡をたどる
  •   2 いま、なぜ風景とローカル・ガバナンスを問うのか
  •   3 本書の構成の紹介
  • 【庭の思想にみる日本の風景】
  •  第1章 山水都市の運命を担う市民社会(中村良夫)
  •   1 隅田川べりを歩きながら――花の雲 鐘は上野か浅草か

収録作品一覧

いま、風景とローカル・ガバナンスを問う 藤倉英世 著 1−15
山水都市の運命を担う市民社会 中村良夫 著 17−62
コミュニティが支配権をもつ風景 鳥越皓之 著 63−92

著者紹介

中村 良夫

略歴
〈中村良夫〉1938年東京都生まれ。東京工業大学名誉教授。工学博士。
〈鳥越皓之〉1944年沖縄県生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。文学博士。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

2014/09/24 23:48

投稿元:ブクログ

景観工学と風景の関係?風景は、そこに住む人がつくる、すなわちローカル・ガバナンスが風景を産み出す。具体な手立ては都市計画?工学や法律でなく、そこに住む人の生業や暮らしぶりによるのではないだろうか。どうやって風景を活用するのか残していくのか、手立ては各々の地域で異なるようだ。

2015/06/05 13:59

投稿元:ブクログ

「風景」とは何か。そう聞かれると存外難しい。景観保護と言えば、ピンクビラ禁止、建築制限といった「規制」が中心になる。一方、風景には規制は馴染まない。目障りなものを取り除くという発想では、良い景観は得られても、風景は別問題であろう。同じ景観でも、風景は異なる。「景観」と異なり、「人の思いが投影される」というのが一つの答えであるように思われる。
そう考えると、「風景を良くできるか」という問題に突き当たる。個人が投影する思いに介入できるのか。ただの押し付けではないか。都市化によって、価値観、生活リズム、職業、近くに住んでいる人でもバラバラである。風景が違って見えるのは最早不可避であろう。その中で官が景観保護を打ち出しても、それは個々の風景とは無関係な、統計的な、無味乾燥な、平均値になりかねない。
そこに、ローカルガバナンスという、「官による統治」ではなく「住民による協治」の考え方が生まれる。そして、この住民主体の考え方は、単に決定の主体として関わるだけではない。従来官に任せがちであった、風景に積極的関与(川の掃除、公園のルール作成)し、自ら利用者になることでもある。その中で価値観が擦り合わせるのではないか。本書の期待はそこにある。
風景には人々の思いが宿る。そこから、ローカルガバナンスとしての街づくりができるかもしれない。そんな期待を抱いた。

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