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商品説明
久留米藩領井上村。大庄屋高松家の総領・甚八と弟の庄十郎は父に連れられ、数千と集まる百姓たちの姿を目の当たりにする。突然下った年貢の増徴と夫役。百姓たちの怒りに火がついたのだ。天地を揺るがすような一揆寸前、稲次因幡家老が百姓救済を申し出て、一揆は回避されるが―。時が経ち、甚八は家督を継ぎ、庄十郎は自らの病をきっかけに医師の道を志す。黄金色に輝く稲穂、田植え唄、雨乞い、火祭。筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描きつくす感動長編。【「BOOK」データベースの商品解説】
幕府に翻弄される庄屋、圧政に苦しむ百姓、身命を賭して民を守る名君…。医師を志す大庄屋の次男・庄十郎が成長していく姿を通して、筑後平野に息づく、さまざまな人生の哀歓を描く長編時代小説。【「TRC MARC」の商品解説】
幕府に翻弄される庄屋、圧政に苦しむ百姓、身命を賭して民を守る名君。九州・久留米藩を舞台に、大庄屋の次男・庄十郎が医師を志す成長物語。名も無き人々への慈愛に満ちた渾身の長編小説。
【商品解説】
著者紹介
帚木 蓬生
- 略歴
- 〈帚木蓬生〉1947年福岡県生まれ。九州大学医学部卒。精神科医。「閉鎖病棟」で山本周五郎賞、「逃亡」で柴田錬三郎賞、「水神」で新田次郎文学賞受賞。
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一気読み
2018/01/11 13:46
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2014年に発刊された時代小説である。水神と同じ江戸時代が舞台であり、九州の某藩の農民の姿を描いている。水神では農民が直接主人公だが、大庄屋の二男に生まれた男がやがて医師となった高松凌水庄十郎の物語だ。領主の悪政と飢饉に苦しむ農民の暮らしを主人公の医師として成長する生涯を通じて活写している。600頁に及ぶ長編で重厚な内容である。人は人生をどのように生きるべきか、そんなことを思う。