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じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/01
  • 出版社: 筑摩書房
  • サイズ:20cm/341p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-480-86725-4
  • 国内送料無料

紙の本

じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路

著者 ロバート・スキデルスキー (著),エドワード・スキデルスキー (著),村井 章子 (訳)

日々の暮らしに、そして人生に、何を求めるのか、お金は何のためにあるのか、よい暮らしとはどのようなものか。ケインズ研究の世界的権威が、「足るを知る」について、広く古典を渉猟...

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じゅうぶん豊かで、貧しい社会 理念なき資本主義の末路

3,024(税込)

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商品説明

日々の暮らしに、そして人生に、何を求めるのか、お金は何のためにあるのか、よい暮らしとはどのようなものか。ケインズ研究の世界的権威が、「足るを知る」について、広く古典を渉猟し、先哲の知恵を探りつつ誠実に議論する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ロバート・スキデルスキー

略歴
〈ロバート・スキデルスキー〉1939年満州生まれ。ケインズ研究の権威として知られる経済歴史学者。著書に「ケインズ」など。
〈エドワード・スキデルスキー〉ロバート・スキデルスキーの子息。ドイツ哲学者。エクセター大学教授。

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みんなのレビュー10件

みんなの評価3.9

評価内訳

2015/08/19 19:25

投稿元:ブクログ

ベターな仕組みが生まれないから、資本主義を続けるしかない、というのがまずベースにあり。
際限なく広がり続ける経済が破綻することを考えると恐ろしいが、なかなか足を洗うのが難しいのも事実。
ケインズの時代に『働くのがたのしい』『もっともっと働きたい』という人がでてくるのが想定外だった、というあたりのくだりが面白い。

そういう人間がいるから大多数が迷惑するのはどの分野も一緒なようで…
しかし、『夢中禁止法』『没頭禁止条例』なんてのがある世界もつまらないだろうし…

2015/01/28 11:39

投稿元:ブクログ

ノーブレス・オブリージュ。徳。昔から言われてきたことで、著者の主張も正しいと思う。
けれど、具体策にするとそれは結局、徳ではなく得をするものでないと、上手くいかないのでは。いくらお金を貯めてもまだまだ心配な私達が、他者のためだけに蓄えを吐き出すか?寄付金控除があるからやるけど…
そして、持ち家の中に大量の不要品を溜め込んでなお安物買いを続ける日本の老人問題に、この本は有効だろうか。
この本の言葉が届く人には不要な本で、この本が必要な人には届かない言葉のような気がする。

2015/03/09 21:51

投稿元:ブクログ

価値の最大化の名のもとに「つねにもっと」と欲望創出を是とする資本主義。量的に限度がある「必要」と異なり、精神的で限界がない「欲望」をベースに置いてしまうと追い立てられるようにいつまでも走り続けなくてはならない。そうではなく、よい暮らし・よい人生を成り立たせるのはどのような要素かを倫理的な側面から論じ、「もう十分」の基準を作ろうと試みている。一人当たりのGDP等の「最大化」を目指す数値ではなく、「足るを知る」にあたって不可欠な7つの基本的価値を提示している。経済成長も大事だけど、それだけが大事ではないというの考えさせてくれる本でした。

2015/05/18 12:11

投稿元:ブクログ

ケインズ研究の権威として知られる経済歴史学者。「足るを知る」をテーマに7つの基本的価値(健康、安定、尊敬、人格・自己の確立、自然との調和、友情、余暇)に基づいた社会を提唱している。アリストテレスやヘロドトス、ロックやルソーやアダム・スミス、レイチェル・カーソンやシューマッハーなど、古典から近代までの様々な知識人の知恵が紹介されている。

2014/10/19 16:56

投稿元:ブクログ

ケインズが1930年に次のような趣旨の小論文を発表した。「技術が進歩するにつれ、単位労働時間のあたりの生産性が増えるので、人々がニーズを満たすために働かねばならない時間はしだいに減り、しまいにはほとんど働かなくててもよくなる。そこで差し迫った金銭的必要性に煩わされない自由をどう使うか、余暇をどのように使うかが問題である」こうした状況が100年以内、つまり2030年までにくるとケインズは考えていたが、現在は当時と比べると少しは労働時間が減っているもほとんど働かないには程遠い状況にある。それはなぜかと人間の欲望とは、幸せとは何かについてついて眠くなるような哲学的考察を行い、環境問題にも言及する。終章でやっと資本主義についての考察となりやや目が覚める。
消費税は浪費的な消費を抑制し、強欲を満たす所得(ひいては労働)を減らすとの考えは新鮮(その発想は無かった)、また、金融イノベーションは無用として金融商品に課税をとの主張は先のリーマンショックを考えると納得感がある。そして、オランダは英国より労働時間が短くて一人当たりの平均所得が多いとか、フォルクスワーゲン社がレイオフを避ける目的で労働時間を切り詰めシフトを小刻みにしたとき生産性が向上したなどの話はとても企業経営を考える意味でもとても興味深い。

2015/03/24 15:00

投稿元:ブクログ

ケインズの予想が外れた理由
1,働くのが楽しい=暇になるのが怖い
2,働かざるをえない
3,もっともっと働きたい=ある種の財の本来的な希少性を求めるため

マルクスは技術投資によって生産性があがることを見落としていた

地位財や少数独占財の存在は金銭欲を募らせる
慣れ、の問題
相対的な裕福度=旧東ドイツは統一後、所得は上がったが幸福度は減った

幸福度調査は幸福をそのものは計測できない

幸福は必ずしも善とは限らない=快楽エンジニアリングに走ることになる

成長に限界はなかった=成長に終焉はないから働くことに終わりはない
1972年「成長の限界」はこなかった

負の外部性(環境汚染など)は、成長の限界を呼び起こす可能性がある

より良い暮らしを形成する7つの要素
足るを知る。良い暮らし、が概念としてなくなった。
基本的価値の選択基準を決める必要がある
1,健康、2,安定、3,尊敬、4,人格又は自己の確立、5,自然との調和、6,友情、7,余暇
この基本的価値は他のものでは埋め合わせられない

経済成長は、他の目的が無くなったから目標に鳴った。

飽くなき欲求に火を付けたのは、成長重視の思想というより市場重視の思想への転換。
部分の合計が全体となっただけ。未熟な個人主義。

ベーシック・インカムには2種類ある。資本の授与と年間所得の保障。
資本の授与のほうが選択肢がある。
ベーシック・インカムは怠惰と浪浪費を促すか。資本の授与は、遺産相続と同じ。余暇の使い方過ごし方、余暇を通じた人生の充実の方法を教えることで、怠惰を防げる。

自由貿易は貧困国にも利益をもたらすとは必ずしも限らない。非効率的であっても製造業は必要。先進国は保護主義によって豊かになった。

2014/12/23 15:14

投稿元:ブクログ

豊かな国ではよい暮しの物質的条件は既に整っているのもかかわらず、見境のない成長の追求が、よい暮しを手の届かない彼方へと押しやっている。共同体の指針は人生の善きものが行き渡ることを目的とすべき。

貧欲というより、明日にも転落するかもしれない不安。資本主義が、消費させるために作り出しているのかもしれませんが。

2015/03/31 11:31

投稿元:ブクログ

著者の問題意識には共感できるが、解決策は実行可能性のないものであると思う。何より西洋人の価値観の押しつけと感じてしまう内容。がっかり。

2015/03/25 08:15

投稿元:ブクログ

this book,'how much is enough?' alart for the eternal desire. why can't anybody say it's enough? effect of snob, Bandwagon, veblen, underdog? i feel, i'm snob,my (e)utopia is your dystopia.

2016/12/10 12:04

投稿元:ブクログ

ケインズは考えた。技術の進歩とともに労働生産性は上がるので、人々は働かなくてもいい。
そんなことはない。技術の進歩とともに忙しさを増している部分がある。
ケインズの予想は違う。時代の前提としている条件も違う。
だけどこの世界で富とは何か、どう定義つけるかで生き方も幸福度は変えられると感じた。

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