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魔女の世界史 女神信仰からアニメまで(朝日新書)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/07/11
  • 出版社: 朝日新聞出版
  • レーベル: 朝日新書
  • サイズ:18cm/278p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-273572-0

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魔女の世界史 女神信仰からアニメまで (朝日新書)

著者 海野 弘 (著)

かつておぞましい、醜悪なイメージをして描かれていた魔女は、19世紀末にそのイメージを大きく変えた。女神信仰から魔法少女アニメまで、「蠱惑し、闘い、変容する女性史」をたどる...

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魔女の世界史 女神信仰からアニメまで (朝日新書)

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商品説明

かつておぞましい、醜悪なイメージをして描かれていた魔女は、19世紀末にそのイメージを大きく変えた。女神信仰から魔法少女アニメまで、「蠱惑し、闘い、変容する女性史」をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】

【社会科学/社会科学総記】古代信仰から美術、フェミニズム、実践魔女宗、ゴスロリ、ココ・シャネルからレディー・ガガ、きゃりーぱみゅぱみゅ、魔法少女アニメまでを一気通貫する、新たな「魔女」の発見。過去・未来に可視化された「蠱惑し、闘い、変容する女性史」を一冊に。【商品解説】

著者紹介

海野 弘

略歴
〈海野弘〉1939年東京都生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。平凡社『太陽』編集長を経て独立。評論家・作家。著書に「1914年」「神話・伝説おとぎ話」など。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価2.8

評価内訳

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2014/07/26 20:11

投稿元:ブクログ

期待していたものとはまるで違った。面白くもなんともない。

「魔女」というマージナルな存在を、その由来から現象、影響まで“批評的に”素述するのかと思っていたが、そうではなく、単なる文献の整理でしかなかった。イコノロジーなんて、まるで登場しなかった。看板倒れもひどいものである。

最後の数十ページは文献・人物・作品の羅列で、あまりに不誠実。これで一書をなしていいのか、朝日新聞出版よ。編集段階で是正させるべきだった。

もっとも、ごく短いけどいくつか良い批評がはさまれていたのは事実。だから、そこをふくらませて書けばよかったのに。

本書で魔女について学べることはない。あっても原稿用紙1枚で足りるだろう。

(まとめ)
19世紀は男性中心社会。19世紀末に女性が社会進出し男性を脅かす動きがでてきた。その脅えが「ファム・ファタール」としてイメージ化される。魔女が見えるものとなったのだ。

19世紀末にサロメが注目される。踊る女が世紀末の代表的イメージ。19世紀の女性は肌を隠していたが、世紀末にサロメとともに肌を露出するスキャンダラスなイメージが社会に拡散される。

ベンヤミンのように、都市の表通りの光ではなく裏通り(パサージュ)の影が注目されるようになった。

19世紀は子どもの発見の世紀。そこからアール・ヌーヴォが生まれる。その主要な要素は花と女であり、自然的、植物的、生命的曲線を描いた。19世紀は男性中心の文化以外にも様々な文化があることを発見した世紀でもあった。

2014/10/12 21:38

投稿元:ブクログ

20141012
思ってたのと違っていたけど面白かった。
特に第二章の近現代史的なもの。
魔女をどうとらえるかということにもつながるけれど、ジェンダーや女性解放、宗教と結びついた観点から考察するとこうなるのだなと思った。
参考になった。

中世あたりからくる、いわゆる魔女裁判的な魔女の歴史の考察ではなく、世の中の流れの中で、魔女像がどう変化して来たか、どうやって伝えられて来たかみたいなことに興味があったら面白いと思う。
なんだろう、女性がどうとらえられてきたかを知りたければ魔女を知れ、みたいな感じか。

でもって、アニメについてはあまり考察されてなくて、アニメの中に出てくる女性や少女に、時代の流れで変遷されて来た魔女像がいまも息づいているんじゃないか的なことを言ってるだけって感じ。
なんとなくサブタイトルが違うのかもしれない。

おどろおどろしい魔女の話、ではなくて、おどろおどろしくなった歴史的背景を考察しますみたいな話かなー
そういう意味では、文献からの記述が多く、肩すかしかもしれないなと思ったりした。
私はたまたまゴシック文学とかSFとか宗教論とかも好きだったから面白かっただけかも。

”世界史”だし、大きな流れの話だったので、ひとつひとつがもうちょっと知りたいなというくらいで終ってしまってちょっと残念。

でも楽しかった。

2016/03/28 22:10

投稿元:ブクログ

魔女の世界史 女神信仰からアニメまで 海野弘
中世の魔女狩りや異端審問の話かと読んでみれば全然違って、近現代における魔女的な女性イメージの文化史といったところ。「ファム・ファタル」や「ベル・ダーム・サン・メルシ」といった図像群からゴスロリなどのサブカルチャーにいたるまで、様々な作品や文化的事象を縦横に引用しつつ、それらを「魔女」というキーワードでまとめあげる。
試み自体はおもしろいけど、魔女的な女性イメージが広がりすぎて相互の関連性が希薄で、「魔女」というワードの示すところが魅惑的な女性・対抗文化としての女性という程度の極めてざっくりしたイメージの比喩でしかなくなってしまっている。あれもこれもと取り込んだ結果、魔女的なものというイメージがうすぼんやりになってる。
こうやっていろいろ繋ぎ合わせて拡散させるのは楽しいだろうけど、ちゃんとした議論するならそれだけじゃダメで、集めてきたものを集約し理論化し彫琢するプロセスが必要だと思う。
あ、でも最後の新魔女関連の文献リストはなにかに使えそう。
8

2014/08/31 22:51

投稿元:ブクログ

魔女については興味ないのだけれども、魔法少女アニメについても書かれているようなので読んでみた。
結論からいうと、アニメに関する話はほとんどなかった。本当、魔女の歴史なんてものは全然詳しくないのだけど、宗教、特にキリスト教に通じるものがあるらしい(といっても、キリスト教が出来る前から魔女という概念はあったとかどこかに書いてあったけど)。
ただ、正直いって、魔女というものがどういうものなのかというものかはよく分からなかった。魔法が使えるだけでなく、才能があったり人気があったりする女性についてを魔女と言ってる気がしないでもないのだけど(初音ミクはネットの魔女、略してネトマジョらしい)。
それと、イギリスでは魔女を禁じる『アンチ・ウィッチクラフト法』という法律が1951年まであったらしい。そんな国からハリー・ポッターが生まれたとかんがえると興味深い(ハリーポッタ自身は魔女じゃないけど)。
後、魔法少女アニメの例に『涼宮ハルヒの憂鬱』とあったのだけど、あれは魔法少女モノなんだろうか。まあ、長門有希は魔法少女に見えなくもないか。ハルヒの能力も魔法といえば魔法かもしれないけど。

2014/07/11 06:22

投稿元:ブクログ

妖しい力を持った人は確かに居るよね(と真顔で言ったら、引かれてしまった)。。。

朝日新聞出版のPR
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=16119

2014/09/24 00:00

投稿元:ブクログ

魔女とは何者か
魔女。
かぎ鼻に帚、黒い服。
怪しげな呪文に薬草。
そんなイメージのある、「魔女」と呼ばれる女性たち。
一方では恐れられ、迫害の対象となり、もう一方では憧れ、思慕の対象となる。
そんな魔女のイメージを過去から現代において探求し、魔女とは一体何者なのかに言及したのが本書である。

一言で言ってしまえば魔女とは自由な女性の姿だ。
著者はありとあらゆる女性の中に「魔女」の姿を見る。
それは第四章にある『新魔女一〇〇シーン』に詳しい。
ココ・シャネル、イサドラ・ダンカン、きゃりーぱみゅぱみゅ、『アナと雪の女王』.....。

そう、確かにどの女性たちも強く美しく創造的で魅力的。
「魔女」のイメージを持っている。
それぞれの説明は面白い。
彼女たちからイメージするものに異論はなく、その視点は興味深い。
だが、あまりにも連呼されるので読んでいるうちに食傷気味になってきて、興味が薄れてきてしまう。
結局魔女とは何者だったのか。
中世の記録、特に女性に関しては記述が少ないのだろうが、そこを飛ばして近代から話が始まるのでいささか唐突な気がする。
魔女狩りについてももう少し記述があってもよかったのではないか。

そして、東欧で現在も残る「魔女」たち。
できることなら彼女たちの記述も欲しい。
ゴシックはさけては通れない話なのだろうが、今後日本のゴス趣味の少女たちが羽ばたいていく、というのは上滑りなまとめと感じた。

視点は面白い。
ただ、みんな魔女、という結論ありきになってしまっていること、前半と後半で中身の濃さが異なっていることが不満が残る。
史料も多く含まれておりその点に関しては大変面白いのだが、考察が散漫な印象を受けた。

2014/09/11 11:26

投稿元:ブクログ

「魔女」というキーワードから、いろいろな知識の寄せ集めと言う感じかな~。私が興味あるのは前半のヨーロッパ史の部分でしたが、「興味ある」と思うともう次のトピックに移ってしまいます。
そこを自分で研究すればいいのだけど。
さらりと読みながすにはいいかも。

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