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名前のない星の物語(メディアワークス文庫)
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名前のない星の物語 (メディアワークス文庫)

著者 藍沢 季 (著)

その世界では、ほとんどの人が“名前”を持たなかった。“名前”を持つためには多額のお金が必要で、大半は名無しのまま死んでいく。“名付け親”という職業につく少年・ニコルは、人...

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名前のない星の物語 (メディアワークス文庫)

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商品説明

その世界では、ほとんどの人が“名前”を持たなかった。“名前”を持つためには多額のお金が必要で、大半は名無しのまま死んでいく。“名付け親”という職業につく少年・ニコルは、人々に“名前”を授けるために長い旅をしている。様々な国を訪れ、たくさんの人に出会い、ニコルは考える。彼らの人生にはどんな物語があり、そしてどんな“名前”が相応しいのか、と。長い長い旅の中、ニコルは数々の“名前”にまつわる切なくも優しい物語に出会っていき―。【「BOOK」データベースの商品解説】

ほとんどの人が〈名前〉を持たない世界。〈名付け親〉という職業につくニコルは、人々に〈名前〉を授けるために長い旅をしている。ニコルは、彼らの人生にはどんな物語があり、そしてどんな〈名前〉が相応しいのか、と考え…。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

夜を灯す 7−78
ずっと、近くで瞬いていた 79−124
ある花実と 125−210

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.4

評価内訳

2016/04/09 01:58

投稿元:ブクログ

人が名前を持たない世界で、名付け親という職業をしている人がいる。
15歳の少年ニコルは相棒のセッタと共に、誇りをもっていろんな人に名前をつけている。そんなお話。

読んだ感想は、何となく星をテーマにしているからかな。銀河鉄道の夜とキノの旅を思い出した。
お金に困らない仕事っていいな~とも思うけど、ニコルが名付けという仕事に真摯に向き合って、(だからこそ辛いときもあるけど)いろいろと考えて成長していく姿に心暖まるし、自分の仕事に疑問を持ち、悩む姿に同情してしまう。
自分で選んだ仕事でも苦しいことはあるし、やりがいや目標は自分で持つことが大事だなとニコルの話から感じた。

2014/09/12 21:19

投稿元:ブクログ

そこは『名前』が特別な世界
万物のものへの名付けが、歴とした人や機関が行なうものであるように
その世界では人々の名前さえ、親が勝手につけることはない
全ては『名付け親』という職業に就く者によって、高額な料金を対価に授けられていた

名付け親になりたての少年は、
仕事の相棒のナナホシテントウと共に
長い長い名付けの旅を続ける


***


語りの視点が夜空に瞬く星であるがためか、
ラノベらしからぬ文体、難関な読みにもルビを振っていないのが
まず印象的だった
作者は昔の童話なんかが好きなのかな

名前が高額のお金で取引され、
それこそ身分を証明するものとして存在している

もうちょっと、様々な人に出会ってその人となりを見て名を付ける、というのが主流な話になるのかと思ったけど
5話あるうちの実際に名付けをしたのは2話だけで
あとは背景だったりなんだりが触れられている
飽きさせずにバランスが良かったのかも知れない

最初、名前がなくてどうやって呼び合うんだろう…と謎だったけれど
通称のようなものは付けていいらしい
あくまで名は公的なもののようだ

面白い世界観だったと思う

2014/09/16 17:24

投稿元:ブクログ

おーもしろかったー!
「名前」を持たない人たちの地上の世界を、空の上の「星たち」の目線で語られる物語。
珍しいタイプだなと思った。
物語を説明する文体で書かれるお話は多いけれど、この「星たち」は第三者ではない。

難しい言葉は、一度ルビが振られたらそのあとは振られてなかったけれど、あとがきに書いてあったように『空想』だった、いい意味で。
『空を想う』『空が想う』この話の続編も読んでみたい。

2016/04/11 10:55

投稿元:ブクログ

名前を持つ人が少数派の世界で、依頼を受けて名前をつける仕事をする少年の物語。
名付けという仕事に真摯に取り組み、時に悩むニコルの姿が好き。相棒のセッタとのやりとりも聞いてて楽しいし、なんだかんだ仲いいなと思わせてくれた。
物語は三人称というか、空に浮かぶ星視点で紡がれており、どこかであった物語の一つという雰囲気。
なんというか綺麗な雰囲気だなーと思いました

2015/04/07 00:24

投稿元:ブクログ

表現がとても綺麗だとは思ったけれど文章が少し固くて慣れるのに時間がかかった。名を授けるという設定がすごくいいなぁと思って買ったけれど少し期待はずれだった。
セッタの、人間じゃないのに持ち合わせている人間性がいい味出してて好きだった。
今この世界では名前は生まれた時からあって当たり前のことで、それがないとなるとどう世界は変わるのか、とかさらに格差ができるのか、とか考えさせられた。

2014/10/05 20:59

投稿元:ブクログ

語り部の視点に最初はとまどいを覚えたが、世界観はgood。幻想的な設定ながら、扱っている(扱おうとしている)問題は現実的。ニコルがどう成長していくのかが非常に気になる。

現実的な問題を扱っているのだからこそ、もう少し世界の設定を作り込んでほしいかも。

あとはニコルの旅の間とかの側面が作り込まれるともっともっと続きが読みたくなる。もうちょっと【旅】って面を出してもいいんじゃないかなーと。

とりあえず、続きも読んでみたい!

2015/04/18 22:35

投稿元:ブクログ

ほとんどの人が名前をもたない世界で「名付け親」という職業につく少年のお話。

内容よりは中表紙の詩が好き。
「曇りの夜の六等星も、晴れた真昼の彗星も見つけたのに、これで幾つ目の落とし物だろうか」とか。

語り手を星がするっていうのも新鮮だったと思う。

2016/03/05 22:39

投稿元:ブクログ

- 貸出できます -


眠る前に読みたい、≪名前≫にまつわる切なくも優しい物語達。

その世界では、ほとんどの人が≪名前≫を持たなかった。≪名前≫を持つためには多額のお金が必要で、大半は名無しのまま死んでいく。
≪名付け親≫という職業につく少年・ニコルは、人々に≪名前≫を授けるために長い旅をしている。様々な国を訪れ、たくさんの人に出会い、ニコルは考える。
彼らの人生にはどんな物語があり、そしてどんな≪名前≫が相応しいのか、と。
長い長い旅の中、ニコルは数々の≪名前≫にまつわる切なくも優しい物語に出会っていき――。


漢字が時々難しいですが、視点が星ということでかなり変わっていて面白い作品です。ニコルの優しさと、根気強さが魅力ですね。雰囲気も基本静かに進んでいいです。

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