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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/08/22
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/289p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-305654-6

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愛なんて噓

著者 白石 一文 (著)

恋なんて白昼夢。結婚なんてまやかし。けれどもまだ誰かといることを切望してしまう。離婚し、それぞれ再婚しても添い遂げる約束をしている夫婦。接点のない上司に一年後、共に出奔し...

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愛なんて噓

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商品説明

恋なんて白昼夢。結婚なんてまやかし。けれどもまだ誰かといることを切望してしまう。離婚し、それぞれ再婚しても添い遂げる約束をしている夫婦。接点のない上司に一年後、共に出奔して欲しいと頼まれた女。死んだ親友の妻に、同居を強要された男。正解のない人生ならば、私は私のやり方で、幸せをつかみとる。狂気まみれの純愛を貫く短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】

恋愛も結婚も、孤独だった。もう、期待なんてしない。私には私しか、いない−。狂気まみれの純愛を貫く短編集。「夜を想う人」「二人のプール」など全6編を収録。『yomyom』ほか掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】

誰といても孤独なのは、結局、この世界が人々の裏切りで満ち満ちているから。結婚や恋愛に意味なんて、ない。けれどもまだ誰かといることを切望してしまう。正解のない人生ならば、私は私のやり方で、幸せをつかみとる。かつての恋人を探し続ける女。死んだ親友の妻に同居を強要された男。離婚し、それぞれ再婚しても二人で添い遂げる約束をし続ける夫婦。自己愛という究極の純愛を貫く六つの短編集。【商品解説】

収録作品一覧

夜を想う人 5−80
二人のプール 81−120
河底の人 121−162

著者紹介

白石 一文

略歴
〈白石一文〉1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て「一瞬の光」でデビュー。「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞。

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みんなのレビュー22件

みんなの評価3.7

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (12件)
  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2014/10/11 17:37

投稿元:ブクログ

やっぱり、好きだわ、白石さん。
毎日寝る前に一編ずつ読むのがとっても楽しみで、次も読みたいけど、我慢して明日の夜まで、って。
そうして、読んだ話の余韻に浸りながら眠りにつきました。
ずーっと、ずーっと、そうできればよかったに、最後の話を読み終わったときは寂しさすら感じたほどです。

今、好きな人、と、昔、好きだった人と。
じっくり考えること、と、その時の気分で決めること、と。

どう転んでも決めるのは自分だし、過去には戻れないんだ。

2016/02/06 01:04

投稿元:ブクログ

色々な男女の愛の形を書いた短編小説集。

読みやすくて面白いのだが、誰かを愛するために、
身近な誰かに嘘をつくストーリーが多く、読後感はよくない。

特に元彼と再び暮らす日を夢見て、自分の子供でさえも平気で捨て去ることができる母親には全く共感できなかった。

2014/08/26 23:34

投稿元:ブクログ

ここに登場するすべての主人公が、「恋愛」などという生易しいものを超越し、生への執着すら希薄なまま日常を生きている
だから「愛なんて嘘」であるはずなのに。
たった一人の「その人」を皆、探し追い求めている。
「愛」という言葉はあまりにも簡単すぎるのだろう。
男女の関係において、あらゆることを超越しその人のすべてを許容できる存在として「その人」が居るのだと言われているようで。
だから、ここに登場して来た美緒子も麻里江も果穂も小枝子も志摩も佳世子もとても幸福の者達なのだろう。
愛(してる)なんて(言っているうちは)嘘であるのだ

2015/06/28 18:38

投稿元:ブクログ

タイトルで「嘘」と。
の、わりには。すべて、愛に、走っている⁉︎短編集かと。
どの女性も…そっちを選ぶ⁉︎
の、展開…だったかな。
最初とラストの短編は。
ちと、趣き違いますが…アタシ的には…。

最初の短編『夜を想う人』
「そんなことしたら、あの人の人生を侮辱したことになる」
前妻の死に対して妻になげるオットの‼︎コレ‼︎
前妻に対するこのオットの愛の深淵。脱帽、しま、した。
間の四作は、すべて女性が。元のさやにおさまる感じ。
逃げてきた風の元カレに…かえっていくの…
何もかも捨てて…幸せにみえることから、きっぱり決別‼︎
困難と、感じる方へ、と。立ち向かうラストでして。
ラストの短編『星と泥棒』
親友の突然死と、泥棒をきっかけにして。
その未亡人とお嬢さんと一緒に同居する男性のお話。
その男性の元妻に
「あなたも彼女も人間として本当に悪質だわ」って‼︎

「嘘」じゃなくて「誠」かな⁉︎の愛についての短編集!

2015/01/27 11:49

投稿元:ブクログ

いい余韻が残る短編集だった。
前向きな雰囲気はないけれど、
それでも不思議と落ち着いた穏やかな読後感があった。
間違っていること、人を傷つけること。
一般社会ではだめだと言われることに、
静かに吸い寄せられて落ちていく人たちの姿が
なぜか少し羨ましく感じられた。

「夜を想う人」の美緒子の独白が印象的。
「河底の人」「傷跡」「星と泥棒」もよかった。

2014/09/18 11:32

投稿元:ブクログ

初めて読む作家さん。TwitterのTLから興味もち読了。6つの短編。
誰からみても、幸福そうに見えても、そんな愛なんて嘘なのかもしれない。どれが嘘でどれが本当なのかは誰にもわからない。
ラストで選んだ本当は、ずっと本当?また嘘になる?それでいいの?とは思うけれど、後味は良くて、ほかの本も読んでみたい。

2015/05/22 13:32

投稿元:ブクログ

2015年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(2階)
請求記号: 913.6//Sh82

【選書理由・おすすめコメント】
表現しきれない感情を言葉や文で巧みに書かれている作家だと思います。文章表現の勉強にもなりますし、何よりも未体験のことをなんとなく感じ取れる感覚や他人も同じような感情を持ったことに気づく安堵感に満たされると思います
(薬科学科、2年)

2015/04/15 08:48

投稿元:ブクログ

白石さんの短編は読みやすい。ちょっと現実離れしている作品もあるが、何か統一感を感じたを傷痕だけ、ちょっと違うなあ、と思っていたら、連載外だったみたい。

2014/10/13 17:46

投稿元:ブクログ

 男そして女のこころの移ろいとその不条理を描き出す6編の短編。

「夜を想う人」:孤独の先の先をみた与田と奈津に翻弄されつつも彼らのことを愛おしく想う美緒子 
「二人のプール」:離婚しそれぞれ再婚しても二人で添い遂げる約束をし続ける夫婦 ― マリとシュン
「河底の人」:かつての恋人を探し続ける女 ― 果穂、そしてオサム
「わたしのリッチ」:飼い猫リッチを通して初めて自分の本当の気持ちに気付く女 ― 小枝子
「傷跡」:接点のなかった上司から突然に「一年後、共に出奔して欲しい」と頼まれた女 ― 志摩
「星と泥棒」:死んだ親友の妻に同居を強要された男 ― 研一、そして佳世子

2014/12/15 00:11

投稿元:ブクログ

愛なんて嘘、
一見寂しい言葉に聞こえるけれど、実際にそんな風に思えたらすごく気が楽になる。もっと自由に人を好きになれる。そもそも愛なんて嘘なんだから、思うがままに行動してみればいい。
救われた気持ちになった。

2015/06/03 18:30

投稿元:ブクログ

気持ちがすさんでるときに読むと楽しいと思う。
逆に守りたいもの(家族、恋人など)があるときに読むと、途端に不安になる。

でも、私もわかってるんだ。
愛なんて 嘘。
愛なんて存在しない。私の中では。

2014/08/28 04:13

投稿元:ブクログ

小説というのは、一種の思考実験なのではないか、と思うのです。
リアリズムの枠の中で、設定という条件を与えたときに、
登場人物がどういう行動をとってどういう結果に至り、どういう結論を導き出すのか? という。

現実の中で起こることには、常識とか倫理とか法とか、
私たち自身の人生の不可逆性とか不再現性とか、
そういう様々な拘束があるから、私たちは小説を読むのです。

「愛なんて嘘」というこの言葉は、
愛について、運命について、そういう抗い難い力について考え続け、幾つもの実験を繰り返してきた白石さんが辿り着いた、一つの仮説なのではないだろうか。
そして、その仮説を検証するための実験記録が、ここにある6編の物語なのである。

この仮説がはたして支持されるのか、それとも棄却されるのかについては、
けれど慎重な考察が必要だ。

2014/09/26 01:19

投稿元:ブクログ

白石節ここにあり。
周りから見れば究極に自分勝手かもしれないが自分に正直に生きるとはこういうことなのかもしれない。
正直に生きている主人公達がある意味羨ましい。

2016/02/02 22:22

投稿元:ブクログ

紀伊國屋書店員がオススメする本!の特集から読みました。

短編六篇でした。

漢字がちょっと多いので、読みにくさはありましたが、ストーリーとしては区切りがあったので読みやすかったです。

愛なんて嘘。タイトル通り、全部が嘘の結婚です。


【夜を想う人】
バツイチの与田。
ある日、ジャグラーの前妻、奈津が2~3年間隔の休息に帰ってきた。

与田と奈津は一年の結婚生活を経て離婚。
奈津が誰かに与えられるだけの人生に耐えれなかったために、誕生日のその日に離婚届を置いて失踪した。

与田は奈津をアメリカの小さなバーで拾ったと言ったが、実は与田のほうが鬱で、奈津が介抱してあげていた。彼が車で奈津に突っ込んだことが原因で、奈津の足には後遺症がある。

奈津が死んで、嫌がっていたアメリカに出張に行くことになった与田。奈津と別れて自分を取り戻したように、美緒子とも離婚。

【二人のプール】
シュンとマリは結婚5年目に離婚。
シュンがある日、プールができたといい、そのときが来たらまた結婚しようと言って別れた。

その後、お互い再婚したが、マリの方はシュンと居れることが最大の幸福。
再婚相手の高志と娘の一葉との生活は苦痛だった。

マリが高志にことを話すと、シュンと高志で話をつけ、マリはシュンの元へ。

【河底の人】
リッキーとマルとは、高校を卒業して、エスカレーター式の大学に行くのは嫌だった果穂が、アルバイト先で出会った友人。

果穂は昇さんと付き合っている。

ある日、果穂が以前付き合っていたオサムさんが、寿司屋で働いてるとリッキーに言われ、寿司屋に。

オサムさんとの出会いは、アルバイト先。
草野球チームの応援にオサムさんを呼びに言って、飲んで男女の中に。

果穂と別れた理由を、ホームレスに向かって「私ああいう汚い人だめ」と言ったことだとオサムさんは言った。
「あのホームレスは僕だったんだ」

昇さんにプロポーズされ、急いで身支度して出ていき、オサムさんの元へ。

【わたしのリッチ】
猫の名前がリッチ。
元彼の正次と居るときに飼っていた猫。
俺らは貧乏だけど、お前にはリッチな生活をという意を込めてリッチ。
正次が怪我をしてからギャンブルに溺れ、別れたとき、リッチも引き取った。

いま一緒に住んでいる邦宏は、猫に無関心。
角膜に傷があるから見といてと言っても見ていてくれなかった。
正次はそんなことしない。

邦宏は、小枝子の幼稚園の園長先生の甥っ子で、園長先生の計らいで結婚。
ある日、園長先生が一緒に引っ越してこい。との提案。

引越し業者を呼んで見積もりをしていたら、リッチが引越し業者に懐いたと邦宏が言った。
その引越し業者は正次だった。

リッチは正次を思い出し、その日から正次を探して昼夜関係なく鳴く。
邦宏は公認会計士の試験勉強中で、リッチの四六時中鳴くことに耐えかねて、押し入れに2~3時間閉じ込めた。

邦宏は「猫はもう飼えない」と、正次に引き渡すことに。
引越し当日、正次の「小枝子も一緒に来いよ」に乗った。

【傷痕】
巻田本部長の家で飲み会をし、つい飲みすぎて寝てしまった志摩。
朝になって巻田本部長が家まで送ってくれることになったが、その途中でカフェへ行き、巻田本部長から誘いを受ける。

巻田本部長は昔ワルだった。
それから逃れるため、母親によく似た志摩と駆け落ちをしようと、一年志摩に考える時間を与え、一年後の今日、OKなら羽田空港に来てくれ。と言われた。

志摩は人事課の浩市と極秘で付き合っていた。
クリスマスイブに浩市からもプロポーズを受けていた志摩。
巻田本部長をとるか、浩市をとるか。

九月に結婚する予定を立てた志摩だったが、巻田本部長を兄貴と呼ぶ草薙が現れ、新千歳空港行きのチケットを渡された。

志摩はそのまま羽田に向かった。

【星と泥棒】
泥棒が入ったと、研一の友人の妻、佳世子から電話が入った。
佳世子の夫、良英は二か月前に死去していた。

泥棒が怖く、安心できないからと、佳世子と娘の真衣は研一の家に。

良英との出会いは予備校。
良英と佳世子が結婚したのは、良英が三十二歳の時。
二人の挙式前に、研一も美貴と結婚。

美貴は研一の気持ちが自分にあるのではなく、佳世子にあるとわかっていた。
良英との関係が壊れれば、自分に向くと思い、良英と美貴は一度きり寝たが、研一がその後も良英との交流を断たなかったことを機に離婚。

2015/12/16 06:31

投稿元:ブクログ

まず。
読み終わって知った。
作家さんは男の人か!
なぜか、女の人かと思って読んでいた。

伊坂幸太郎とか、男の人の小説って苦手なものが多いのだけれど。。白石さんの文章は読みやすかった。

- - - - -

小説っていいな、と思った。
どの話も自由。自由すぎて。

残りの人生、こんなことがあっても
悪くないのかも?いや、どうかなぁぁ・・?さすがに勇気ないかも・・( ゚д゚)
と悩みながら(笑)読んだ。

こんな人生をおくっているひとが、世界のどこかにいるのだろうか。

人生いろいろ、だ。