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幻影の星(文春文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/02
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-790179-0
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

幻影の星 (文春文庫)

著者 白石 一文 (著)

熊沢武夫が東京で買ったネーム入りのコートが、故郷・長崎で発見された。だが武夫の部屋のクローゼットには、新品のコートがかかったまま。なぜ、全く同じコートがこの世に二つ存在す...

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商品説明

熊沢武夫が東京で買ったネーム入りのコートが、故郷・長崎で発見された。だが武夫の部屋のクローゼットには、新品のコートがかかったまま。なぜ、全く同じコートがこの世に二つ存在するのか?謎を追いかける武夫の前に、ある女性の存在が浮かび上がる。3・11後の世界を舞台に、生きることの実相を描く。【「BOOK」データベースの商品解説】

郷里を離れ、東京で酒造メーカーに勤める熊沢武夫。震災後に起きた不思議な出来事をきっかけに、ある女性の顔が頭に浮かぶ…。3・11後の世界を舞台に、生きることの実相を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

3・11が生み出した「傑作」

見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。「白石文学」の新境地!【商品解説】

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.1

評価内訳

白石文学ファンとしてはちょっと不満足かな

2016/01/18 08:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説は、主人公がもっている全く同じジャケット(イニシャルも入っている)が故郷の長崎で発見されるという全く奇妙な出来事からストーリーは展開していきます。この小説のモチーフになったのは「3.11」のようで、これまでの白石作品とは趣の違った内容となっていますが、白石ファンの私としては、今一つ満足できない作品です。何か物足りなさを感じます。

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2014/09/17 19:26

投稿元:ブクログ

久しぶりの白石作品。
難しかったー。時間の概念というか、哲学的で考えながら読まないとついていけない。
でも、人はいずれ死んでいくとか、過去の光を見て音を聞いているわけだから自分の存在も過去であるとか、ああなるほど・・・とも思った。
所々に現れる、心に残る描写はやっぱり白石作品でさすがだな~と思った。

しかし、武夫のコートやるり子のケータイの謎がのちのち解けるのかしらと思っていたら、特に何もなかった・・・。謎というか、本人たちで処理されたという結末だった。そこを待っていただけに、ちょっとだけ物足りなかった。

2015/06/30 08:25

投稿元:ブクログ

久しぶり本著者の作品が読みたくなり手に取る。
やはり独特の文体。自分の信条、考えをこれでもかという風に出してくる。小説の広げ方にもこんな方法が有るのだなあと思う。

未来から来たとしか思えない自分のレインコートと出合い、「時」を考える話。

東日本大震災も一つのテーマになっている。放射能の問題、生まれてくるこの健康を考え、四国に引っ越そうとする妻、仕事を辞めることができない夫。生まれてきた子が、受ける影響はどんなにだろう?それが何十年後ではないと分からない怖さ。

2016/07/03 18:56

投稿元:ブクログ

白石さんの本は現実的でもあり、現実的ではないところもあり、完全に理解できないけど好き。
博多弁も好き。
理由はなく直感。
九州に行ったことがないのに、惹かれるのは前世の影響かもしれない。

2014/12/10 12:47

投稿元:ブクログ

これまでいくつもの白石さんの作品を読んできたが、これは私には合わなかったかな。難しい。
話の展開が多すぎて整理するのが大変だった。
途中にでてくる他の著者やその作品の話が思いの外長過ぎた感もする。

2015/01/12 23:40

投稿元:ブクログ

うーん、白石一文のこういう哲学っぽいのはあまり好きじゃないため、なんだかなぁだった。最初の入りから終わりがどうなるかと、思って読み始めたがうーん…。

2015/01/26 21:22

投稿元:ブクログ

東日本大震災後の世界を舞台に、不思議なレインコートを軸にして死生論、時間論が突き詰められていく物語。難しくて多少肩がこるものの、やはり現代小説の中ではかなり読み応えがある部類の作家さんだと思います。”未来からやって来たレインコート”、白石文学にしてはえらくファンタジーなテーマだと思いきや、そこから時間の存在を疑問視していき、「目に映るすべての存在は複製であり、認識とは自分以外のものを自分の中に複製すること」「その複製の連続性は時間の概念に則っているのではなく、自分の意志で秩序立てられている」「故に、時間という概念は存在せず、過去も現在も未来もすべてがここにある」という学術的な思考へと発展していき、蓋を開けてみれば白石さんらしい理詰めの物語でした。アウグスティヌスの時間論に多少通じるところがあるようにも思いました。内容すべてに共感できるというわけではなかったですが、面白かったです。

2014/09/21 17:45

投稿元:ブクログ

白石一文の主人公は高学歴エリートが多いが、本作の主人公は長崎諫早出身の高卒アルバイトから契約社員を経て都心の高層ビルで働くサラリーンマンとなった。時空を超えた事象を軸に物語は展開。いつもながら読みやすい文体で休みをつかわず平日の夜2日で読了。ネタばれは避けるが、本書に出てくるような幼い(若い)ころの出会いに時空を超えて何かを届けるようなことができたり働きかけができたらなというノスタルジーは誰の心にも響くあるはず。イリュージョンで4ポイント。

2014/11/23 18:07

投稿元:ブクログ

事象と自分とに距離がある以上、何かを知覚するということは、その事象の過去の影を自身の中に複製するということである。
時間とはそういった複製の秩序だった流れのことをいうのかもしれない。だとすると私達が決して自由になれない時間というものは、何処にもなく、未来も過去もそして現在も全てはここにあるのかもしれない。
そんなメッセージを運命や恋愛、それから1枚のレインコートをテーマにした小説を通すことで伝えてくれる。

2014/10/17 13:24

投稿元:ブクログ

【謎のコートが導く時間と生命の物語】見つかるはずのない場所で見つかった「ぼくのコート」の謎を追う武夫は、やがてこの世界の秘密に触れる。3・11後の新境地!

2014/12/10 22:01

投稿元:ブクログ

今までの白石さんの雰囲気とは異なる内容だった。
震災直後に執筆されたようで、原発事故に対する著者の意見も垣間見えた気がした。

2015/02/26 12:04

投稿元:ブクログ

【装幀・デザイン】
大久保明子 ケッソクヒデキ
【あらすじ】
熊沢武夫が東京で買ったネーム入りのコートが、故郷・長崎で発見された。だが武夫の部屋のクローゼットには、新品のコートがかかったまま。なぜ、全く同じコートがこの世に二つ存在するのか? 謎を追いかける武夫の前に、ある女性の存在が浮かび上がる。3・11後の世界を舞台に、生きることの実相を描く。