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実朝の首(角川文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 16件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.5
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/334p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-393002-9
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

実朝の首 (角川文庫)

著者 葉室 麟 (著)

実朝の首 (角川文庫)

734(税込)

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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

源氏の血統と北條氏の陰謀を描く

2012/04/15 21:20

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 葉室はつい最近直木賞を受賞した作家である。時代小説を得意としているそうだ。その葉室が本書で選んだ題材は、鎌倉幕府三代将軍源実朝である。永らく鎌倉時代の源氏、北條を描いてきたのは永井路子である。この他には高橋直樹を知るのみであったが、この葉室麒が鎌倉時代に挑戦だ。描いた題材は暗殺された実朝の首である。

 実朝は乱心将軍の頼家の弟で、どうみても征夷大将軍という器ではなかったと言われている。それにはいくつかの根拠がある。金槐和歌集を編纂し、和歌に傾倒していたということがあり、陳和卿という宋人に船を作らせ、宋に渡ろうとするなど、武家の頂点に立つ将軍には似つかわしくない行動をとっている。

その実朝が公暁に殺され、その公暁が三浦氏の館に逃げ込もうとするというところは、永井、高橋がすでに描いているシーンである。実朝が物語の中心にいることに違いはないのであるが、実際は三浦氏の行動と思惑が焦点であると言ってもよい。一族の和田合戦の際も三浦氏の決断は先送りされた。

 本書では実朝の首が持ち去られ行方不明になり、その首が不利に利用されるのを恐れる北條氏、三浦氏の政権派のうろたえぶりが面白く描かれている。首の行方よりは、朝廷と武家の間の確執に、より頁が割かれている。

 時の執権は北条義時であり、それを支える三浦一族であるが、実際の権力ははまだ健在である北条政子にある。彼等の最大の関心事は都から実朝の後継公家将軍を迎えることにある。将軍不在の幕府の迷走ぶりを見て、後鳥羽上皇が決起し、承久の変を起こしたことまでが描かれているが、なぜ義時追討の宣旨を出したのかがよく理解できるストーリーとなっている。

 実朝の首から話題がだいぶ変転しているので、読者にとっては作者が何を描きたかったのかがいささか分かりにくい。実朝の暗殺、公暁の処分を見ても源氏の血統は次々に消えていく。それをうまく利用していたのが北條氏であることを葉室は描いている。

 こういう政治を100年以上も継続させるには限界があるが、弱小勢力だった北條氏としてはよく持ったという見方もあろう。否、むしろ源氏に政治家としての人がいなかったと見る方が正しいのかも知れない。

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紙の本

七人のサムライが悲劇の宰相の首を守り、お姫様のために戦う

2012/03/09 14:55

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

建保七年(1219年)初めの雪の夜、右大臣源実朝が殺された。暗殺者公暁もまた、すぐに殺され、実朝の首が、公暁に仕えていた少年弥源太によって持ち去られた。

少年は性的虐待を加えた主人を恨み、許嫁の少女を殺した一族の棟梁三浦義村を恨み、自分の手で実朝の首を将軍家の御所に持って行って褒美をせしめるつもりだった。ところが、どこでどうまちがったか、気がついたら、相模の波多野の廃れ館で、武常晴、朝夷奈三郎義秀、青栗七郎、泉親衡、安念坊、和田朝盛という、6人のつわものたちとともに、鎌倉から首を取り返しに来る討手を迎えて闘う破目に!

さすがに大軍に囲まれたときには伏兵を呼んでくるが、その闘いぶりの描写が、まるで絵画のようである。

>騎馬隊は誰もが走りながら左腰を前にねじり、前方に向かって矢を射掛けた。さらに左へ射るとともに腰を大きくひねって後方へも矢を射る芸を見せた。

>坂東武者の強さは走る馬上から弓を射て外さない、
――弓射騎兵
の強さである。

大陸の騎馬民族を彷彿とさせる。きっとそっちの血も引いているに違いない。

この騒動の背景には、源氏の血筋を絶やして北条氏の権力固めをと企てる北条義時、義時に命じられて公暁をそそのかした三浦義村、更に実はそのふたりよりも前に公暁をそそのかしていた黒幕、更にその黒幕をそそのかした黒幕までいて、京都の後鳥羽上皇も幕府を倒す隙をうかがうように間者を鎌倉に派遣してくるし……。

彼ら権謀術数にたけた黒い人々と闘う、波多野の廃れ館の七人のサムライは、さわやかである。最初は世をすねていた弥源太も、だんだんと成長していく。

さらに魅力的なのは女性陣である。

尼御台の北条政子。彼女は父や兄によって、頼朝との間に生まれた息子たちを殺されてしまったわけだが、その大きな悲しみと怒りを胸に抱えつつ、鎌倉の武家政権の屋台骨をささえ、聡明さと胆力、器量で、御家人たちの尊敬を一身に集める。彼女が登場すると、その場がきりっと引き締まる。

実朝の妻。永井路子の『歴史をさわがせた夫婦たち』では、彼女は凡庸な女性ということだったが、この葉室麟の小説では、なかなかのくせ者である。もともと、文武両道に優れる豪胆な後鳥羽上皇に、熱い憧れを抱く少女だった。しかし、実朝と暮らすうちに、彼の優しさ誠実さに心打たれ、しんから愛するようになっていた。もっとも、実朝没後、史実で京都へ帰ったからなのか、この小説の後半ではまったく登場しなくなる。

代わって登場するのが、公暁の妹の鞠子である。彼女こそ、この小説のマドンナ、ヒロインといえよう。鞠子が、おじの実朝に深い愛情を抱いているさまは、実朝の妻が後鳥羽上皇に憧れていたのと、相似ている。鞠子はたいへん聡明で、その性格は、頼朝の息子たち以上に、政子に似ているようだ。政子も、鞠子こそ、鎌倉政権を支えて行く後継者にふさわしいと考える。しかしそれは、鞠子の女性としての幸福を犠牲にするかもしれなかった。

鎌倉の北条政権側からも後鳥羽上皇側からも狙われる、弥源太や和田朝盛が、ひょんなことから鞠子にかくまわれ、ほほえましい場面が展開する。特に和田朝盛は、実阿弥という名も持つ出家だけれど、実朝の親友でもあるし、還俗して鞠子と結婚すればお似合いなのに……と、私は思ったのだが……。

北条政子は京都から親王を迎えて次期将軍にすえようとするが、後鳥羽上皇が選んだ親王はまだ赤ちゃん。鞠子は、政子から、十五歳も年下の男性と結婚し、当分は夫に代わって政治をみるように、要請される。鞠子はそれを自分の運命として受け入れるのである。全然、忍従の女性というイメージではなく、明るく行動的な女性なのだが、だからこそか、積極的に受け入れる。

弥源太たち七人のサムライは、そんな結婚はかわいそうだと、京都から下って来る親王の一行を襲う計画をたてた。

まるで黒沢映画と山本周五郎の小説を足して2で割ったような、おもしろさと文章の質で、最初の一行から最後の一行まで、楽しく読むことができた。

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2012/02/27 22:47

投稿元:ブクログ

展開が早くて面白い。時たま頭がついていかなくなるけど。
鎌倉時代のこの時期の武将、歴史上の人物オールスターキャスト?
人物名が途中でごっちゃになるけど、それは僕のせいです。
鎌倉幕府に興味ある方はぜひ。

2012/05/15 14:07

投稿元:ブクログ

全1巻。
今年の直木賞取った作家さんの初期作品。

藤沢周平ぽいとささやかれる著者だけど、
今作は隆慶一郎ぽかった。
歴史の死角を突いた伝奇もの。

歴史の独自な解釈や、
どろどろした政争、
力強い豪傑達と妖しげな刺客達、
そして人としての成長と気持ちの良い仲間達。

胸躍り、涙する展開なんだけど、
少しだけキャラの掘り下げが浅い。
灰汁の強い登場人物達を使い切れなかった印象。
特に幻術的な妖しさを持つ敵役とか。
この程度だったらそんな設定無かった方が良いのに。

あと、やっぱり最後蛇足な感じ。
多いな。そういうの。この人。

テーマも舞台も設定も好き。
おしい。

2013/10/24 18:14

投稿元:ブクログ

 鎌倉時代が舞台って割と珍しいですよね。圧倒的な知識の足りなさで苦戦しつつ、おそらく非常に綿密に作られているのだろうなぁと思いつつ、うーん……のめりこみにくい; 話の盛り上げどころにちょいちょい入ってくる解説の所為で読む勢いが殺がれるし、感情移入もしにくくて残念でした。ヤマ場もいつの間にか通り過ぎて終わってしまった感が……きっちり歴史を勉強してから出直してこいってことですかそうですか?

2012/03/22 21:57

投稿元:ブクログ

竹宮恵子さんの吾妻鏡を思い出しつつ読みました。実朝の真意はどこにあったのかいろいろ考えさせられる場面に出会うことが出来ました。

2013/08/28 21:26

投稿元:ブクログ

『秋月記』以来。いや引き込まれるわ。

この時代に疎いというのが一番なんだけれども。鶴岡八幡宮での銀杏から始まり、これまでとは違う、作者独自の視点が面白かった。

実朝の真意など、分かるはずもないけれど、そうあってほしいと思わせてくれてた。

2012/08/19 19:22

投稿元:ブクログ

「御首の在所を知らず」甥の公暁に暗殺された実朝の首をめぐる朝廷と幕府、北条氏と源氏の対立と人間模様。
歴史に対する丹念な調査と真摯な姿勢は感じさせるが、次作の「銀漢の賦」「いのちなりけり」の爽快感や「秋月記」「橘花抄」「散り椿」「蜩ノ記」に続く葉室文学とも言える坦々とした世界観と余韻までは感じさせない。

2011/10/26 20:39

投稿元:ブクログ

実朝に対するイメージはすごく湧いた。もともと、鎌倉幕府はそんなに知らなかったし頼朝とか義経の方が有名だからほんとに名前しか知らなかったので面白かった。
ただ「鎌倉幕府最大の謎に迫る」という文句の割にスケールは大きくなかったかなー
三浦とか和田とか出てきたけど今ひとつ理解しづらいし・・・
歴史小説っていかに史実をもとにしながら登場人物を魅力的に見せるかだと思うのですね。そう考えると登場人物に魅力がない訳ではないけど決め手にかけるかな;

2012/05/28 21:51

投稿元:ブクログ

直木賞受賞作品。甥の公暁に鎌倉八幡で斬られた実朝としか認識していなかったけど、和歌の造詣が深く、生きることに絶望していて、斬られるとわかっていて潔く斬られた実朝と、権力のため、源氏を根絶やしにしようとしていた北条政子の陰謀。面白かった。

2017/01/23 23:37

投稿元:ブクログ

鎌倉時代…各々家系の縦横軸を跨ぐ骨肉の争い、そして主導権を握る女傑陣。張り巡らされた点と点を線で結びたくなる面白過ぎる一作♪。

2015/06/04 00:17

投稿元:ブクログ

鎌倉幕府三代将軍源実朝が兄の遺児公卿に殺された。
背後にうずまく陰謀をよそに公卿が持ち去った実朝の首は鎌倉にも京都にも属さない男たちの元へ。
承久の乱までも鎌倉幕府終末期を描いた作品。
権謀術数を巡らす北条方の軍勢たちに対して己の誠を尽くして挑む武士の姿が清々しい一冊でした。
改めて、上手い人の歴史、時代小説は面白いなと再認識しました。

2014/08/26 22:45

投稿元:ブクログ

甥の公暁に暗殺された実朝の首の行方が分からなくなり、その首を巡って幕府執権である北条、実朝の忠臣だった和田朝盛一党が争っているところへ後鳥羽上皇の弔問使が絡んできて、というそれぞれの思惑、駆け引きが面白いですが、首が葬られてからの展開はちょっと蛇足気味かなあ。実朝が孤独な人だったのは残された歌から想像がつくけど、本人の意思が確認できない以上、最後は持ち上げすぎな気がします。京から下ってくる新将軍を朝盛達が奪おうとするのは、理由を説明されても何だかなあって感じですね。
実朝暗殺の黒幕も、よく言われる北条義時や三浦義村でなく他の人物にされてますが、彼らに比べると小者だったために実朝の首が一応の解決をみた後だれてしまったんじゃないでしょうか。

2015/01/15 19:11

投稿元:ブクログ

今まで読んだ葉室麟の小説は2種類あり、史実をベースに歴史の流れの中で敵味方となり切り結ぶ運命の中にありながらも己の忠義にしたがって謀略を突くし、そして戦う男(女)を描いた作品、かたやその流れの傍らで描かれる人々のドラマ。後者が「川あかり」「蜩の記」とすれば、今作は前者に当たる。
殺害された実朝の首が紛失したことにより、鎌倉の将軍家の後釜を巡って、世継ぎ、朝廷、など様々な史実の人物の利害が重なり反発しあって三つ巴の戦いが起きる。史実に疎いので前半は矢継ぎ早に登場する人物に戸惑ったが、後半俄然物語が面白くなり一気に読み終わった。史実に詳しければ、はるかに面白く読めただろうに!残念。

2016/06/20 07:32

投稿元:ブクログ

鎌倉幕府第3代将軍実朝の暗殺事件を題材に、エンタメ要素多めで描かれた歴史小説。当該時代についての知識が浅薄のため、時代や事件の背景を調べ調べ読書進める。不勉強は恥ずかしい限りだが、それはそれで楽しみを増やしてくれた。
題材や構想は良かったが、調理が追いつかず荒削りなのが惜しまれる。

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