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ツ、イ、ラ、ク(角川文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 196件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.2
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/540p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-183514-2
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

著者 姫野 カオルコ (著)

ツ、イ、ラ、ク (角川文庫)

761(税込)

ポイント :7pt

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みんなのレビュー196件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

読み終えてみないと真価はわからない

2008/11/01 10:21

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

ツ、イ、ラ、ク 姫野カオルコ 角川文庫

 読み始めました。しばらくして、やめておけばよかったと後悔しました。いじめのシーンから始まっています。こういう記述内容が、わたしは嫌いです。2週間かけて読み終えました。読み終えてみれば心に残るいい作品でした。中学校の教職員が女生徒に手を出すことがあるのだろうか。本当なら女性であることはとても悲しい。
 感じたことを順番に記してみます。
 冒頭に出てくる「賭ける」の定義がいい。準子(じゅんこ)の視線による記述から急に統子の視線に変化する記述は不思議です。自叙伝なのだろうか。説明がわずらわしい。小学校2年生の設定は苦しい。
 いつまでこの退屈さが続くのだろうか。序盤を過ぎて文章がリズムにのってきました。やはり自叙伝? 登場する町名等の匿名化が単純です。作者は何歳のときにこの作品を書いたのだろうか。(45歳前のようです。)作者の観察眼がおもしろい。「アイコ16歳」のようでもある。「ライ麦畑でつかまえて」のようでもある。長文は作者の経験が過去から現在へと説明されているだけにすぎない。詩の挿入はわずらわしい。複雑でめんどうくさい記述は女性特有のものだろうか? 実父母を亡くした養女の心のゆがみ。そこから派生する恋愛関係の崩れは、作者の自己陶酔の世界です。悲しみと哀愁がただよう。人間達は、一瞬(ひととき)を造り続けている。章「放課後」は秀逸です。記述は幻想的です。人は排斥のための行為をするが、人の心はそれほど単純ではありません。文中に出てくる洋風話や数学の項目を理解することが難しい。中盤から後半にかけて、盛り上がって収まっていく終息感がとてもいい。上品で落ち着いている。後半はゆるやかでたおやかな日本映画の画像を見ているようでした。
 「ツイラク」タイトルと中身が合わない。読み終えてしばらくしてようやく気づいた。「ツイラク」ではなく「ツ、イ、ラ、ク」というタイトルだった。読点の意味はなんだろう。
 女子中学生という苦しかった設定が後半に報われる。女性の憎しみだろうか。
 経過した年数の中途半端さがいい。ラストは泣けてくる。本は最後まで読み終えてみないとその真価がわからない。主人公のふたりはまた荒れた生活に向かっていくのだろう。

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紙の本

恋愛なるものの小説は凄い!

2014/09/28 09:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者曰く、「ツ、イ、ラ、ク」は「恋愛小説というより、恋愛なるものの小説」
と紹介するのがもっともすわりがいいと。
この長編を、最初は面白おかしく、そして途中からは結構、真剣に読み
ながら、何とも言えぬ懐かしさと、淡い感情、脂ぎった想い、狭い世界で
の息苦しさ、土の匂い、周囲の眼をとてつもなく大きく感じたこと等々を
思い出した。

ただ、著者が言うように、ただの恋愛小説ではない。
恋愛なるものの小説であるから、おそらくはそれぞれの個人的な
体験や思考に対して、かなりストレートに刺さってくる。
余りにも、強烈である直撃を受けてしまって、どこかにしまいこんだ
筈の感情が、戻ってくるのだ。
だから、せつないし、だから笑えてくる。
でも決してふざけたりしない。寧ろかなり真面目に感じているのである。

かなり、屈折した表現にも関心させられるが、このタイトルのつけかたでも
分かるように、著者は我が国でも希少なセンスを持った作家である。

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紙の本

何もここまでオンナを否定しなくても。

2015/09/24 22:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

もともと気になっていた作家さんです。
「昭和の犬」を読んで、おかわりを探していたところ出会いました。
率直にいって自分の趣味に合わない部分がありましたが、フラットに見れば
衝撃のある作品であることは間違いないです。

さて。
表紙と裏表紙の紹介文は何とかならなかったのでしょうか。
読後の印象と焦点が合う場所がずれています。
濃厚恋愛系はどちらかというと苦手なのですが、読んでみたら直球系の
恋愛小説と感じました。
自分の感性が、実はずれているんじゃないかと冷や冷やしております。

ただし、この本は恋愛要素のほかにもっと目をみはる側面があります。
オンナというものに対するコンプレックスが強烈すぎて圧倒されます。
実はそこが読み続けられる原動力となりました。

言葉の選び方ですが、わたしは男子・女子という言い方をあまりしないように
しています。
それこそ中学生の頃まではなんとも思っていませんでしたが、自分の年齢が
上がるにつれ、子どもっぽさと、相手に対する優越感みたいな心持ちが
透ける気がするようになりました。
言葉そのものの問題ではなく、使う自分の年齢とのマッチングの問題です。

まして、オトコ・オンナみたいな訳知り顔の表現はもっと抵抗があります。
論外ですが、会社のオンナノコなんていうオヤジどもは、聞いているだけで
おえーっとなります(本当にいう人がいるんですよね、いまだに)。
でも、でも、この物語は「女子」「オンナ」と書くしかないような、生々しい気分に
なりました。不本意ではありますが。

小学二年生の女子たちの集まりから物語が始まります。
グループ化、和を乱す者への仕打ち、呼び出し、軋轢、力関係。
読んでいて気分が悪いです。
女子に対する幻想を、力ずくで剥ぎとろうとするかのようです。

小学校高学年・中学校と話が進んでいきます。
女子は男子の幼稚さに辟易し、それをいなす術を身につけていくのが分かります。
そして自分があしらわれているバカ男子だったことを思い出して、またしても
ずずーんと気持ちが滅入ってきます。

そんな中でも救いのある登場人物がいて、読み進めるこちらも何とか泥沼を
這いながらついてくのですが……予想もつかない事件が起こります。

> 恋とは、「墜ちる」もの

どうにも受け入れられません。
というか、理解できません。
そんな心理状態になるにも関わらず、後半は一気読みでした。謎です。

あの頃、自分はあの立ち位置だったよなと妙にリアルに思い出させる小説です。
大恋愛した人には、夢が思い出せていいかもしれません。
黒歴史の人にはどうかな……

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2007/08/21 16:59

投稿元:ブクログ

恋愛小説、そして群像劇、そして話を進めるのはちょっと妙にコミカル?な第三者的誰か・・・「ヒメノ式」の好きな人にはたまらない話だと思う。  登場人物が関西系の喋りなので関東系の人はちょっとダメかも・・・   いろんなモノを消去してもどうしても消去出来ないモノを手にしてしまった二人、その周りをとりまく何処にでも居そうな「個性的」な人達、その軸となる二人が出会う前から長いお話。

2008/11/18 00:40

投稿元:ブクログ

ハマる人とダメな人といるみたいだけど、私は完全にハマってしまった。一週間くらい抜けれなかった。たぶんこういう体験がしたくて私は本を読み続けるのだろうと思う。

2007/11/26 14:20

投稿元:ブクログ

物語は田舎の小学校から始まり、その中の女子グループを中心に話が進んでいく。
最初は、小学生の恋愛話に共感できず、なかなか読むのが億劫でしたが。。。
準子が中学生になって礼二郎に出会ってからのお話は、一気に読み終えてしまいました。
14歳から見た23歳はとても大人で、
23歳から見る14歳は子供。
でも、まだ23歳なのだ、ということが、23歳の礼二郎にはわからなかった。
歳の差っていつから気にならなくなったんだろう。
そんなことを考えさせられました。

2008/08/26 13:23

投稿元:ブクログ

忘れられなかった。どんなに忘れようとしても、ずっと。
森本隼子、14歳。地方の小さな町で彼に出逢った。ただ、出逢っただけだった。雨の日の、小さな事件が起きるまでは――。姫野カオルコの新境地、渾身の思いを込めて恋の極みを描ききった、今年度最強の恋愛文学。
忘れられなかった。どんなに忘れようとしても、ずっと。すべての人の記憶に眠る、官能の目覚め。狂おしいまでの恋の痛み、恋の歓び。今年度最強の恋愛文学 激しく切ない渾身の950枚  森本隼子、14歳。地方の小さな町で、彼に出逢った。ただ、出逢っただけだった。雨の日の、小さな事件が起きるまでは。体温のある指は気持ちいい。濡れた舌は気持ちいい。それらが腰を撫でるのも、腹をすべるのも、背中を撫でるのも―。 苦しかった。切なかった。ほんとうに、ほんとうに、愛していた―。姫野カオルコの新境地、渾身の思いを込めて恋の極みを描ききった長編小説。 一生に一度の、真実の恋。
恋を恋と、愛を愛と知らない気付かない14歳を描いた良品。下世話な描き方と言ってしまうのは簡単だが、それだけにリアルさもある。良品。

2007/06/06 17:16

投稿元:ブクログ

恋愛にはまってしまう様。そして中高校生時代にある性への興味と拒絶反応の様が、何だかとてもリアル。いつの間にか引きずり込まれた。青春の清清しい小説はたくさんあるけれど、青春のどくどくしい小説は、なかなかないと思う。

2011/01/28 17:19

投稿元:ブクログ

小学校2年生の頃の性への目覚めから始まり
全体的に人間の動物的な本能、性欲の話。
うーんざりするほど、メインはその点。
ようやく30近くになった後半、性欲よりも気持ちや心の存在が上回る。
そんなに大人になるの遅いだろうか・・・。

2007/07/23 09:33

投稿元:ブクログ

小学2年生から始まるんですが、本題は中学生になってからです。だからそこまでが長く感じられました。中学生と先生の恋愛(?)話を軸に、主人公の同級生たちの恋愛話も交差していく・・っていう感じ。帯で書いてあるよりも切なくなかったなぁ・・・

2008/10/11 23:45

投稿元:ブクログ

恋愛小説をあまり読まないのでいまいち基準が低いのかもしれませんが……でもでもこれはすっごくすっごく良かった!
恋に真っ直ぐだった、一生懸命だった時期を経験したことある人なら、心ふるえるのではないでしょうか。

二度と戻れない、消すことも忘れることもできない記憶。

気づいた時には墜ちていた。
深い深い恋に。
気づいた時には喪っていた。半身を引き裂かれるような痛み。
そんな恋に出会えるのは幸福か、不幸か。

2007/08/01 14:22

投稿元:ブクログ

なかなか恋愛小説は読まないのだがこれは面白かった。なんだか読後にもやもやが残る。それは今の自分が小中学生のころを冷静に振り返ってみて感じる不快や甘酸っぱさといったものをすべてひっくるめたもの。(07-07-22了)

2008/01/19 22:20

投稿元:ブクログ

これは、すごい。そこらのエロ本よりずっと「いやらしい」。田舎という狭くて冷酷なサロンとねっとりした京都弁が物語の土壌をつくりあげている。隼子は早熟というか、激しく妄想癖なだけで普通の奥手な女の子だと思ったし、河村も本当にどこにでもいる普通の男(23歳というと中学生からするとすごく大人に感じるだろうけど、成人したからって子供っぽい部分がなくなる訳ではないのは今だからよく分かる)なのに、あんな偏狂的な関係になるなんて半分唖然とした。いつから「愛する」ようになったのか、それすら分からないほど凄まじいスピード。これが、「墜ちる」ということなのか。悪女のお手本小山内先生と、すごく素直に嫉妬に狂った三ツ矢くんが愛しく思えた。解説によると、あの(意図的な)陳腐なラストに苦笑いできない私は「まだまだ若い証拠」だそうです。悔しい!

2007/03/08 01:25

投稿元:ブクログ

小学校〜中学校時代がメインであること、群像劇から、やがて一組の男女に視点が絞られていくこと、などなど全てにおいて新しい恋愛小説という感じ。久々に、この人のほかの作品も読んでみたい、と思えた。

2007/11/06 17:43

投稿元:ブクログ

小学生のときの感覚をすごく思い出す。無邪気ゆえに残酷な時期を、どうして大人になると忘れてしまうんだろうな。