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方丈記 現代語訳付き 改版(角川ソフィア文庫)
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方丈記 現代語訳付き 改版 (角川ソフィア文庫)

著者 鴨 長明 (著),簗瀬 一雄 (訳注)

方丈記 現代語訳付き 改版 (角川ソフィア文庫)

821(税込)

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みんなのレビュー9件

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評価内訳

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2012/04/15 08:42

投稿元:ブクログ

地震や大風に人々がどのように向き合っていたか。
「友達は…」「住居は…」と論じる姿勢に、どうしても鴨長明がどんな人だったのかを詮索したくなってしまう。
補注や年譜などの資料が充実している。

2012/05/29 12:30

投稿元:ブクログ

参考資料が豊富で、鴨長明に対する解説も詳しく良かった。

東北大震災で再度取り上げられることの多かった『方丈記』だが、
私がお気に入りの部分を紹介したい。

「世にしたがへば、身、くるし。したがはねば、狂せるに似たり。」

心の不安を休ませることは、人間であるかぎりできそうもない。

2013/10/06 06:10

投稿元:ブクログ

方丈記は以前読んだことがあるのだが、新たに角川ソフィア文庫版で再読した。
地震、台風(竜巻?)、火事、飢饉などの災害の記録として貴重なものだろう。そして平家物語冒頭と同様の無常観が著者のパースペクティヴを支配している。
この無常観はもちろん、仏教由来のものであり、鴨長明は出家して「隠遁」したのであるから、その地点に立っているのは極めて自然だ。
しかし現在の我々は「隠遁」する場所を失ってしまった。
隠遁がゆるされない無常の世界をいま生きている。この本を読みながらそんなことを実感した。
なお、この本は注釈が優れていて、現代語訳をいちいち参照しなくても読み進めることができた。

2015/04/16 21:19

投稿元:ブクログ

方丈記の全文および現代語訳が読んでみたくて、手に取ってみました。意外と短くて、そして鮮烈。長明のように生きれるとは思わないものの、「なるほど」と思うことも多々ありました。

2013/02/04 20:03

投稿元:ブクログ

方丈記について調べてみようと思い立ち、いくつかの解説書をパラパラとした結果にレジでお会計をしていたのがこの本でした。

章立て構成がよいのか、とても読みやすそうな感じがして手にしたわけですが、実際に読みやすかった。

この本を読んでいると何故か心が軽くなる気がします。

2011/07/14 06:13

投稿元:ブクログ

頷ける内容ばかりで感心させられてしまった。
あと地震についての記録も見受けられてタイムリーだった。
やっぱ日本は地震大国なのね。

2013/09/12 08:08

投稿元:ブクログ

震災前は国語の授業で冒頭を暗唱する作品として知られ、震災後は千年前の震災の記録として注目された。が、全文通して読んだことがなかったので読んでみた。本文は読みやすく、現代語訳がなくても、欄外の注を参考にすれば十分読める。現代語よりリズムがよくて、かえって読みやすい。全文通して読んでみた感想は、その完成度の高さ。ラストにむけてきちんと内容が構成されている。孤独な男が、静かに美しく自分の人生をフェードアウトさせるべく書いた、という感じ。美しいが、なんとも寂しくてやりきれない。

2016/11/14 23:08

投稿元:ブクログ

裏表紙の解説より。
「ゆく川の絶えずして、しかも、もとの水にあらず」の一文から始まるこの作品は、枕草子、徒然草とともに日本三大随筆に数えられる、中世隠者文学の代表作。人の命もそれを支える住居も無常だという諦観に続き、次々と起こる、大火・辻風・飢饉・地震などの天変地異による惨状を描写。一丈四方の草庵での閑雅な生活を自讃したのち、それも妄執であると自問して終わる、格調高い和漢混交文による随筆。参考資料として異本や関係文献を翻刻。

2016/11/06 17:40

投稿元:ブクログ

鴨長明が源平合戦の頃に著した作品で、『徒然草』、『枕草子』と並ぶ、日本中世文学の代表的な随筆のひとつ。
作者の鴨長明は、古来の名族で上賀茂・下鴨神社の氏神を祖とする鴨一族に生まれ、7歳で従五位下の位階を授けられたが、18歳の頃に父が病死した後、一族の権力争いに敗れ、挫折感を噛みしめる20代を送った。そして、同じ時期に、本作品にも記される、安元の大火、治承の辻風、福原遷都、養和の飢饉、元暦の大地震という天災・人災に遭遇し、こうした体験がベースとなって、晩年に、「無常」をテーマとする本作品を書き綴ることになったのだという。
日本人は、「永遠なるもの」に美を感じ取る西洋人と異なり、「移ろいゆくもの」にこそ価値・美を感じる、即ち、「無常観」は日本人の価値観・生き方の最大の特徴とも言えるが、本作品の「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。」という第一章は、古今の作品の中でも、それを表す最も美しい文章のひとつではなかろうか。
本書には脚注、解説、年表等も付いており、時代背景などの理解に役立つ。

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