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マリー・アントワネット 上(角川文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.1
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/362p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-208207-1

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文庫

紙の本

マリー・アントワネット 上 (角川文庫)

著者 シュテファン・ツヴァイク (著),中野 京子 (訳)

マリー・アントワネット 上 (角川文庫)

648(税込)

マリー・アントワネット 上

648 (税込)

マリー・アントワネット 上

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みんなのレビュー27件

みんなの評価4.1

評価内訳

2012/04/29 23:53

投稿元:ブクログ

マリーアントワネットというとどうしても華やかで派手な印象が浮かび、革命後はただ断頭台に上がるのを待つだけだったんだと思ってました。この作品では上巻で革命が起きてしまうため、下巻は途中で内容が尽きてしまうのでは?と疑問でしたがとんでもない。若く軽率でとにかく楽しみを追い求めていたマリーが、「風と共に去りぬ」のスカーレットのような強さを持った女性に変貌し、歴史と戦っていくのです。親しい人との別れ、脱出計画の失敗を繰り返しても、最後まで王妃としての矜持を捨てず、生に固執し自由を求める。そりゃあ引き付けられずにいられません。ベルサイユ時代も、自分では御しきれないほどの地位と権力を握ってしまった女の子が柵から解放されて破目を外しすぎた感があり、そうなってくるとソフィア・コッポラ監督の映画での描かれ方も早々外れてはいなかったのかな、と。当時の手紙や残された資料も取り上げられるので、かなり史実に近い小説になっていると思われるし、この時代そのものや脇役にも興味がわいてきます。神話や古代ギリシャの例を引いてドラマチックに表現する文章にも引き込まれ、一気に読みきりました。

2010/10/11 09:02

投稿元:ブクログ

高校生の頃、遠藤周作の本は読んだ覚えがあります。
読み進むにつれ、池田理代子ってばすごい、、とタメイキ。

2009/10/10 21:45

投稿元:ブクログ

いきいきと歴史上の人物を描くツヴァイク。
小説のように読みやすいです。
「ベルサイユのばら」と同じ名前の登場人物が出ているのも~史実だからですが、お楽しみ!

2007/04/10 16:59

投稿元:ブクログ

遠藤周作のマリーアントワネットを読んで、客観的な史実が知りたくなったのですが、この本がそれに答えてくれました。文体は少々固いですが、ルイ16世、マリー、フェルゼン、その他とりまく人々、パリ市民のこと、、、遠藤周作さんの本とは別な観点から見れて面白かったです。遠藤さんの本ではマリーに少し同情的になったけど、革命は起こるべくして起こったのかなぁとこの本を読んで思いました。(下巻も読みましたがなぜかアップされない…?)

2014/12/31 17:00

投稿元:ブクログ

後輩ちゃんとの読書サークルにて、シュテファン・ツヴァイクがお題になったので、迷わずこの一作を選びました。とはいえ後輩ちゃんに教えてもらって初めてシュテファン・ツヴァイクを知ったんだけど。

女性の生き方を描いた作品は好きなのですが、どんな女性の物語でも好きなわけではないなあと思ってて。マリー・アントワネットは中でもすごく好きな歴史人物なので上巻だけでもすごく面白かったです。

傲慢な女王ではなく、純粋な王妃。分別とか自制心とか必要ないろんなものが足りなかったのは確かだけど、そうではなく、意志の強さや純粋さや気を許した相手への無邪気な優しさや、彼女の美点のいくつかがもうすこし足りなければ、こんなに大きな悲劇に祭り上げられなかったのに、と思います。擬人化しないと気づかないっていう下りはすごく染みた。社会や時代や民衆や、そういう漠然としたものが間違った方向に進んでても、中の人間は気づかない。マリー・アントワネットという、あの時代そのものが宿った美しい人形が、人々の熱狂の明確な対象になったんだなと思いました。

シュテファン・ツヴァイクも、訳者の方もすごいなあ。現代の日本のわたしたちが読んでもぐさっとくるような、社会への批判や解釈や、人間関係の描写に引き込まれます。下巻も単なる伝記みたいにはならないだろうから楽しみ。

2007/05/07 23:52

投稿元:ブクログ

マリー・アントワネットの無邪気さがフランスを貧困に陥れる様をこれでもかというくらい書き連ねてある。ベルバラのもととなった作品なので、コミックにある出来事や人物を見つけると嬉しくなった。

2013/12/08 17:15

投稿元:ブクログ

子どものままフランス王妃となった彼女。たしなめることのできる大人も周囲にいない中で、その贅沢を責めることはできるでしょうか。

2008/12/15 22:53

投稿元:ブクログ

池田理代子が読んだ本ならばあたしも読むしかないでしょう、と。笑

でも、正直やっぱり伝記みたいな本は苦手。

漫画に描ききった池田理代子バンザイ。

2010/01/15 14:08

投稿元:ブクログ

映画に比べればよほどおもしろい。ただ、いくつか間違いも・・・(リュリがフランス人だとか)。どれくらい信用できるのか、ちょっと疑問あり。

2012/10/13 23:03

投稿元:ブクログ

『ベルサイユのばら』で、彼女に興味を持って読んだ

世界史の授業では、お決まりの否定的なイメージが強かった
けれど、問題のある振る舞いは、彼女なりの葛藤の末のことだったのだろうと思うと、やるせない気持ちになる
物事には必ず理由がある、ということを強く感じた

2009/07/05 22:40

投稿元:ブクログ

女帝マリア・テレジアの愛娘にして、フランス宮廷に嫁いだ王姫マリー・アントワネット。
国費を散財し悪女と罵られ、やがて革命までも呼び起こす。しかし彼女は本来、平凡な娘。
平凡な人生を歩めば幸せに生きられたはずだった。
贅沢、甘やかし、夫の不能・・・運命は様々に不幸になっていく。
歴史が生み出した悲劇の王姫の物語。時代風景が面白いお!

2010/08/17 20:51

投稿元:ブクログ

[図書館]
読了:2010/8/16
購入:2010/9/28

訳者の中野京子さんの著作からハプスブルク、ブルボンに興味を持ち、著作中に何度か引用されているこの本の文体に惹かれたこともあり、手に取った。

あとがきで「執拗」とまで書かれる濃厚な筆致、華麗な比喩の数々で、「文章そのものを味わう」、という経験ができる。

どこまでが史実に基づいていて、どこまでが作者の想像の飛躍なのか分からないけど、こういう女性はいそうだ、いるいる、と思わせる文章は見事。

下巻も楽しみ。

2009/11/27 13:29

投稿元:ブクログ

『ベルばら』の参考文献にあった。
少女の頃に絶版で読めなかったのが
中野京子氏の新訳で登場していた!
このツヴァイクの深い知性と軽妙な語り口が
あのときにはわからなかったかも。
出会うべくして出会った?

2010/12/27 13:31

投稿元:ブクログ

本来平凡な女性であるマリー・アントワネットが悲劇のヒロインとなるまでを描ききった傑作評伝。ツヴァイクとなると伝記は伝記でも「伝記文学」であって「文学作品」以外のなにものでもない。下手な小説読むよりもずっと面白い。

上巻はマリー・アントワネットのフランス王家への輿入れから革命が勃発するころまで。終わりごろにやっと出てくるフェルゼンが兎にも角にも格好良すぎる。

2013/10/19 19:28

投稿元:ブクログ

上下巻、前半。
とはいえ上巻までで彼女の人生のうちかなりの部分を描いている。
ヴァレンヌ逃亡事件の前までが上巻。

岩波文庫の訳で読んだときはルイ16世との結婚が本当の意味でなかなか成立しないというあたりで挫折したのだが、
中野京子氏の訳は大変読みやすく、最後まで読むことができた。
自身もマリー・アントワネットに関する本を出版しているだけあり、
装飾的な文体をきちんと訳しつつも、肝心な事はすっと頭に入るよう訳されている。

むろん、ツヴァイクの書いたものにそれだけの内容が詰まっていることを抜きにして名訳は成り立たない。
上巻ではアントワネットがなぜ浪費に走ったのか、また、国民の反感をかうようになった具体的な行動、フェルゼンに惹かれてゆきつつも心の中だけにそれを留めているところ、母とのやりとりなど、
1人の女性としての苦悩と王妃としての生活がアンバランスに展開されていたことが語られる。
小説のようでもあり、史料のようでもあり、中途半端といえばその限りだが、
「歴史好き」レベルには最適だと思う。

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