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ウィチャリー家の女(ハヤカワ・ミステリ文庫)
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文庫

紙の本

ウィチャリー家の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 ロス・マクドナルド (著),小笠原 豊樹 (訳)

ウィチャリー家の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

1,058(税込)

ポイント :9pt

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

しんとした静寂が広がるラストにぞくぞくしました

2004/04/09 16:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(KAZE) - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品の持つ力、その呪縛のようなものに引きずられるようにして、
途中から話にすっかり没頭して頁をめくっていました。

ホーマー・ウィチャリーの依頼で、失踪した娘フィービ・
ウィチャリーの行方を追って、私立探偵リュウ・アーチャーが
聞き込み調査をしていく。様々な人物に会って話を聞いていく
アーチャー。しかし、消えたフィービの行方は、霧をつかむ
ようにようとして知れない。一体、フィービはどうなって
しまったのか。

終盤、霧が次第に晴れていくように、話の真相が
姿を現してきます。まるで悪夢を見ているような思いに
とらわれました。登場人物たちの人間像が焦点を失い、
歪み、ねじれてくるような、悪夢と言うしかないそんな感じ。
確かにあったはずの現実が揺らぎ、おぞましいものが
滑り込んでくるような味わい。

静謐で透明な中に、何かぞっとするほど不気味で
邪悪なものが潜んでいたような不安と緊張感が
高まっていって、頂点を極めた後……
何とも言えない余韻を残して、幕が閉じられる。

読後、尾を引く余韻。
暗く深い淵に立つような、
絶望的なまでの静けさに
戦慄させられました。

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「ハードボイルド」の基準は?

2015/06/08 19:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウィチャリー家の行方不明の娘を探す依頼を受けた私立探偵リュウ・アーチャーだったが,当然のように殺人事件へと導かれていきます。

個人的感想
「さむけ」に続き、ロス・マクドナルド 2作目にチャレンジ。

探偵は,「さむけ」でお遣いRPGを演じたリュウ・アーチャー。
ただの御用聞きというキャラだったので,思い入れ無し。
今回は殴られたりして,少しはアクションがあったが・・・。
「ハードボイルド」ってジャンルは,何を基準にしているのだろう?

ミステリ的な部分では,「はい,ココ!!怪しいでしょ?」って,ロスさん,見せすぎです・・・。

悪くはないが,オチが効いている分「さむけ」のほうが面白かったかな。

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スタイルは抜群だが

2002/02/22 20:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろぐう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『動く標的』の欠点であったプロットが深化されていて、サスペンスや謎の魅力も倍加されている。ストーリーの展開がスムーズで停滞がなく、描写もすっきりと的確で無駄がない。ハードボイルドにつきものの無意味な活劇や、主人公のスタンドプレイといったものが極力排除されていて、文学としての風格のようなものも感じられる。
 ただ、ストーリーそのものにリアリティが乏しく、せっかくの家族の崩壊という現代的なテーマが死んでしまっているように思う。だいたい海千山千の探偵が、○○○を○○○と勘違いする、なんてことはありえないだろう。スタイルが抜群なだけに不満も残る作品。

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ウィチャリー家の女

2001/09/10 11:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ロス・マクドナルドは、ハードボイルド作品における初期の大家であるレイモンド・チャンドラーの正統な後継者であると言われている。本書は、その評価をなんら貶める所はない。サッパリとしていてともすれば淡泊だと感じる文体は、鬱陶しい独白小説と化している幾らかの現代のハードボイルド作品のそれとは全く違い、作品全体にモノクロームの帳を下ろしている。
 しかしながら、マクドナルドは単にチャンドラーの縮小再生産には収まらず、マクドナルドらしさを本書で遺憾なく発揮している。人間関係を中心に描きながらも、ハードボイルドがそれだけではなく、ミステリの一ジャンルであることを思い出させるような謎があり、トリックがある。
 単なるミステリはもう飽きた、でも独白小説なんて読みたくない、そんな人にお勧めの一冊かもしれない。

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2015/01/16 13:39

投稿元:ブクログ

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2011/10/05 10:13

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2011/02/05 19:42

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2011/02/21 21:59

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