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介護退職(祥伝社文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/01
  • 出版社: 祥伝社
  • レーベル: 祥伝社文庫
  • サイズ:16cm/267p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-396-34058-2

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文庫

紙の本

介護退職 (祥伝社文庫)

著者 楡 周平 (著)

三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪か...

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介護退職 (祥伝社文庫)

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商品説明

三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪かき中に骨折したと電話が入る。その時は、まさかそれが、奈落への号砲とは知る由もなかった…。平穏な日々を崩壊させる“今そこにある危機”を、真正面から突きつける問題作、遂に文庫化!【「BOOK」データベースの商品解説】

東京の総合家電メーカーで部長をしている唐木栄太郎は、取締役の椅子も目前で、絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、故郷で暮らす老母が雪かき中に骨折し、介護を任されることになり…。〔平成23年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】

すぐそこにある危機! 少子晩産社会の脆さを衝く予測小説。

三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪かき中に骨折したと電話が入る。その時は、まさかそれが、奈落への号砲とは知る由もなかった……。平穏な日々を崩壊させる〝今そこにある危機〟を、真正面から突きつける問題作、遂に文庫化!

堺屋太一氏、本書を推す!
「楡周平著『介護退職』は、多くのサラリーマンが抱える危険を、実現的な予測手法で坦々と描いている。だから怖い!
 この物語は、現実の日本が拠って立つ三つの「美徳」--東京一極集中の栄華、年功型終身雇用による安定、受験重視の子女愛育--が抱える危うさを程よく表現している。
 この危機から脱するには、現行政策の拡充では追い付かない。倫理と体制の抜本的改革を提起する一作だ。サラリーマンにも、ジャーナリストにも、政治家にも一読を薦めたい。」【商品解説】

著者紹介

楡 周平

略歴
一九五七年生まれ。米国系企業に勤務中の一九九六年、三〇万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、綿密な取材に基づく圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。本作は超高齢化や地方の疲弊といった問題に鋭く斬り込み、大反響を呼んだ『プラチナタウン』(祥伝社刊)に続く、現代の危機を問う社会派エンターテインメントの第二弾!

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2016/04/27 06:29

投稿元:ブクログ

日本の家電メーカーで海外マーケット部門の部長を勤め、順当にキャリアアップを果たす主人公に降りかかった母親の介護という負担。そこから、彼の人生の転落がはじまる。進行する母親の症状、介護負担で倒れてしまう妻、没頭できない仕事、社内での信頼悪化。そして、閑職へ異動させられ、プライドを失った彼が選んだのは、退職だった。

同じサラリーマンとしては、なんとも衝撃的。これはホラー小説に分類されるべき作品だ。介護のために、将来を諦めてしまった人がニュースなどで報道されるが、ストーリーとして目の前につきつけられると、他人事ではない恐怖しか感じない。高齢化する社会では、主人公のような立場に誰もがなりうるのだ。

本小説は意外な助け舟によってめでたしめでたしで完結するが、実際、そんな都合よく行かないはず。不本意な「介護退職」を選んだことを死ぬまで後悔しながら、ローンの払えなくなったマンションを売り払い、息子に進学を諦めさせ、妻と母の介護に余生を費やす。それが現実だろう。そうはなりたくないと誰もが考えるが、本人の努力ではどうしようもないことがなんとも恐ろしい。

2014/11/02 17:28

投稿元:ブクログ

とってもリアル。自分に置き換えて読めば読むほど怖くなってきた。
実際介護のため退職を余儀なくされる人がいると雑誌でも見た。これは大きな問題だ。

2016/01/10 10:23

投稿元:ブクログ

2016・1・7~1・10
介護の問題、切実だな。総務部文書管理室長の言葉、「…老人介護が社会問題として論じられるようになって久しいってのに、今に至ってもこれかね。…根本的な対策は、いつになっても実行されない。…」に同感。安心して、年寄りになれない。
でも、この人の作品、最後は希望を持たせてくれるから、好き。

2014/10/19 00:14

投稿元:ブクログ

なんか、今の自分・未来の自分を重ねて見てしまった。
あと何年、こうしてのんびり本を読むことができるのだろう・・・。

2014/11/05 13:54

投稿元:ブクログ

【作品紹介】
三國電産北米事業部長の唐木栄太郎は取締役の椅子も目前。妻と名門私立中を目指す息子と家族三人で、都内の自宅で絶好調の年末を迎えていた。そんなある日、秋田で独居する老母が雪かき中に骨折したと電話が入る。その時は、まさかそれが、奈落への号砲とは知る由もなかった…。平穏な日々を崩壊させる“今そこにある危機”を、真正面から突きつける問題作、遂に文庫化!

【感想】
2作連続の楡作品。
介護が必要な家族を支えている、正に人ごととはおもえない家族の、実にリアルな話。
最後までこのまま不幸で終わるのかと思いきや、ハッピーなエンディングにもっていくところが楡作品のいいところだが、でき過ぎ感は否めず?

2016/03/13 22:23

投稿元:ブクログ

介護で退職したエリートのある意味サクセスストーリ!
こんなにうまくいくはずがない。

介護の実態についてはかなり不十分な記述内容と思われます。しかし、ここで書かれていることは、まさにいつ自分自身におきてもおかしくないことです。
そんなとき、この本の主人公のようにサクセスストーリのような展開ができるのか...

ストーリとしては、年収一千万以上のエリートビジネスマンの主人公の母親が田舎で骨折。一人暮らしのため、自分のマンションに呼び寄せるも痴呆が始まる。献身的に奥さんが介護するも、奥さんもくも膜下出血で入院。結局、会社を辞めて母親の介護を行うことに。この状態を抜け出す起死回生の策を思いつき、さらには再就職先は前の会社の数倍のサラリー!結局はハッピーエンド。
みたいなご都合主義的なストーリ展開です。

そんなうまくいくわけないし、そんなにお金もあるわけないし。ということで、ちょっといまいち。
そして何よりいまいちなのが、楡さんのこの手の小説で出てくる奥さんがなによりもすごい人。そんな奥さんいないよって思います(笑)

ということで、それなりにハッピーエンドで終わるのですが、自分自身に同じことが起こったら、間違いなく大変な状態が永遠に続くことになるだろうと思います。そして、自分が老いたときに、自分の子供が自分を介護するときになったらどうなるんだろうと頭を悩まします。
ストーリ展開がどうこうといちゃもんもつけられますが、問題提起には確実になっている物語です。
でも、今からなにか手を打てるのか?と思うと気持ちが落ち込みます。結局そのときが来るまでなにもできないのでは?
すごく考えさせられる物語でした。

2015/09/10 15:36

投稿元:ブクログ

作者の名前は、良く拝聴させてもらっている。
社会派エンターテイメントと、書かれており、重たい本かも、、、と、思いつつ読んでみた。

あらすじは、取締役のポストを目前にしており、海外での活躍も期待されているサラリーマンの唐木英太郎と、妻と、名門私立中学校を受験しようとしている家庭に、介護と言う重荷がかかる事になることから、始まる。
東京から、離れた秋田に住む一人暮らしの母親が、雪かきで骨折してしまうのである。
誰が、面倒を見るのか?
弟夫婦にも、日々の生活にも大変な中、その子供は、優秀な成績なので、大学受験をさせるのに、手が離せない。
やはり、英太郎が、母親を東京に連れて帰り、妻と、面倒を見るのだが、痴ほう症が、出てきてしまい、妻も、ストレスで、クモ膜下出血で、入院してしまう。
仕事を取るか?、家庭を取るか?
結局、会社のプロジェクトから外され、閑職状態で英太郎は、辞表を出すことに、、、

ここまで、、読んで来たら、もう、最悪の事態迄、発展と、思いきや、ホッとさせる展開が待っていた。
最後まで、どうなる事やら、、、、と、暗い気持ちになりながら、読み進んだが、『良かった』と、言う気になった。

今は、女性も定職で、男性以上に仕事をこなすようになって、重要ポストについている場合も多くなってきている。

介護するのに、身内が出来ればいいが、養護施設に入れて、余計に、認知症の病気が進む場合もあり、昨今のニュースで、ベランダからの転落死や、虐待問題等を、考えると、人間、長生きも出来ない世の中になってきているのかもしれない。

2016/09/07 20:08

投稿元:ブクログ

最後の主人公の転職シーンはちょっと興醒めにの感は否めないが、それまでの物語の流れは考えさせられました。

2014/12/30 18:46

投稿元:ブクログ

解っているつもりでも、普段は避けて考えないようにしているからね~。本当は真剣に向き合わなければならないことだが…。

2014/09/21 20:31

投稿元:ブクログ

ややハッピーエンドか
実際仕事なんて見つからないでしょ
認知症はひどくなる一方だし…
遠くの兄弟は金も手も出さないけど口は出すみたいな
空き家になった実家の問題も
問題提起はいいけど甘いです

2016/11/25 20:49

投稿元:ブクログ

辛く重い内容だけど最後はハッピーエンド。
主人公もだけど主に奥さんがつらそう。
逃げ場もない、ゴール地点も見えない、報われない介護、つらすぎる。

2014/09/20 08:53

投稿元:ブクログ

201409/年老いた母が暮らす舞台が東北というのが描写に一層切なさが。この作品ではいい方向に展開していったけど、現実は主人公のよう(仕事できたり稼ぎが良かったり等)ではない人のほうが多いわけで。身内である弟の「嫁」にきちんとお金払える男性ってのも、実際そうそういないだろう。なので現実感には乏しい部分もあるけど、希望射す結末でエンタメ作品としては良質。

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