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砂に泳ぐ
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/27
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:19cm/290p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-101929-0

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紙の本

砂に泳ぐ

著者 飛鳥井 千砂 (著)

大学卒業後、地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず息苦しい毎日を過ごすなか、思いきって東京に行くことを決心する。新しい職場で気の合う同僚に恵まれ、圭介という優し...

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砂に泳ぐ

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商品説明

大学卒業後、地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず息苦しい毎日を過ごすなか、思いきって東京に行くことを決心する。新しい職場で気の合う同僚に恵まれ、圭介という優しい男性にも出会うことができた。やがて圭介と半同棲をすることになったが、彼の自分勝手な言動に違和感を抱きはじめる。苦悩する紗耶加を救ってくれたのは、写真を撮ることだった。そして、思いがけない新たな出会いが紗耶加の運命を変えていく―。仕事や恋愛で揺れ動く女性の生き様を圧倒的リアリティで描いた、勇気と希望の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず東京に行くことを決心。優しい彼もできたが…。思い通りにならない現実をもがきながら前に進もうとする、ひとりの女性の成長物語。『小説野性時代』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

飛鳥井 千砂

略歴
〈飛鳥井千砂〉1979年生まれ。愛知県出身。「はるがいったら」で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著書に「タイニー・タイニー・ハッピー」「アシンメトリー」など。

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みんなのレビュー35件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

もう一つのシンデレラストリー

2016/09/04 06:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の女性が、地元を離れて、都会で成長していく話なんだけど、キホン、自分の力を伸ばすことで成長している。幸運でステップアップしてる様に取れなくもないけど、写真の撮り方を知っているという軸はぶれないし、その知識を伸ばすことにより、よりハイレベルな環境にステップアップしてる。

で、男の子はその時々での一時的なサポートで、ステップアップするとサヨナラかな。結構、シビア。ちなみに、独身の男性が相手だと、後腐れがあったりして、不倫がお手軽なのがよくわかります。

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2014/11/03 07:02

投稿元:ブクログ

+++
大学卒業後、地元で働いていた紗耶加は、やりがいを見つけられず息苦しい毎日を過ごすなか、思いきって東京に行くことを決心する。新しい職場で気の合う同僚に恵まれ、圭介という優しい男性にも出会うことができた。やがて圭介と半同棲をすることになったが、彼の自分勝手な言動に違和感を抱きはじめる。苦悩する紗耶加を救ってくれたのは、写真を撮ることだった。そして、思いがけない新たな出会いが紗耶加の運命を変えていく―。仕事や恋愛で揺れ動く女性の生き様を圧倒的リアリティで描いた、勇気と希望の物語。
+++

どこにいてもいつでも自分なりに真面目に一生懸命やっている紗耶香だったが、いつもなんとなく満たされない思いにもやもやしていた。そんなとき、職場の携帯ショップで出会ったパキスタン人のミシュラさんの生き方の一端に触れ、心が動く。そして彼にもらった水色のコンパクトデジカメで写真を撮るようになるのである。東京に出てきても、思い通りに行かないともやもやすることも多いが、写真はいつも紗耶香を元気にしてくれるのだった。紗耶香自身は思い通りに行かないと思いつづけているのかもしれないが、傍から見ると結構いつでも自分で自分の道を切り拓いているように見える。思い描いた通りではないとしても、やりたいことを見つけ、その道を歩きはじめているのだから、しあわせなことである。なにより周囲の人間関係に恵まれて、いつも助けられている。そのことを忘れずに歩き続けていってほしいと願う一冊である。

2015/04/12 19:12

投稿元:ブクログ

恋愛小説のような、けれどそれだけではない、20代から30代へと年を経る女の人の紆余曲折。心の揺れ動き、不安になったり強かったり弱かったりするのが、リアルだなと思う。
2015/4/11

2015/01/05 15:51

投稿元:ブクログ

ビルドゥングスロマン……と言っていいのかな?
10年に及ぶ蓮井紗耶加の成長物語。
最初は流されるように男性に翻弄されていたが、次第に自立していく。その過程がささやかだけど鮮やかできれいだった。

2014/10/16 20:59

投稿元:ブクログ

飛鳥井さんの書く男性のしょうもなさが好き。しょうもないというか、抜け感がいい。だめだな、とおもうところが少しあって、それがしばらくすると多々になるのに、抜け出せない、抜け出そうとしない、ある意味での麻薬的な魅力がいつもある。優しい、けれどだめなひと、憎めなくて、でも憎みたい、今回はそんな男が出てきます。
主人公の紗耶加はほんと恵まれているというか運があるというか、うらやましいくらいのシンデレラガール。あんな風にめまいでぐったりしているときにユニセックスな容姿の男の子に助けられたりしたいわ。そしてそのまま恋愛に発展し、ふとしたことで始めるようになった写真が編集者の目に止まって、それがやがて有名写真家との出会いになり、やがてそれらは仕事となり、強く強く生きていく。
うらやましいのに、夢物語で終わらない、うさんくさいうすっぺらいもので終わらないのが飛鳥井さんの作品のいいところだと思う。主人公の紗耶加は現代の等身大の女の子って感じ。ストレスに弱いのにそれに気づいていない、知らぬ間に傷ついている。傷ついている事に気づかない、あるいは気づくのが遅い。ノーと言えない。引っ込み思案。そんな彼女の悩みながらも、一歩一歩外の世界に出て羽ばたいていく物語。勇気づけられるというよりも、感謝したくなる。人と人とは縁であり、縁がすべて。誰も彼もがこのようにうまく行くはずはないけれど、でもちょっと夢見たくなった。好きな事だけをやって成功させる、それが一番幸福だよね

2015/09/30 00:30

投稿元:ブクログ

ささったなぁ。
自分も、一度くらい本気でやりたいことに打ち込んでみたいなと。
(そういう感じになるのは後半読んでからだったけど)
時には強いストレスを感じて体調崩しながらも、前に進むおはなし。

2014/10/23 09:02

投稿元:ブクログ

地方から東京に出てきた女の子の10年の物語。途中「アシンメトリー」のようだと思った。もちろん全く違うのだけど醸し出す雰囲気とか圭介の感じとかなんとなく。同じ作家さんだから当たり前だけど。        物語は10年といえ割と淡々と進んでいく。どちらかというと恵まれた環境で暮らしていく主人公だけど、やっぱり葛藤や悩みが当たり前にあって、でもきちんと前を向いて真っ当に進んでいく姿はとてもよかった。

2015/06/07 11:53

投稿元:ブクログ

地方OLから、写真に興味を持ち、写真家として生きていくお話。
うーん、シンデレラストーリー感が否めないのと、やはりテンポが中途半端だと感じた。
飛鳥井さんの作品はタイニータイニーハッピーが好きかな。

幾つか気になった箇所。
弱い人は弱い人を求めて、弱くていいんだと甘え続けてしまうのだと思った。
弱くていいよね。弱くて頑張らなくて可哀想な顔して、誰かにすがって助けてもらって戦わなくて。(主人公が彼氏に別れ際投げかける言葉)

今の自分にはとても耳が痛い。

媚びへつらうのではなく、叱る時はきつく言う。それってやはり必要なのだ。そしてそれがプロなのだ。

2015/06/23 18:07

投稿元:ブクログ

蓮井紗耶加が職を転々とした末に、写真家としてある程度認められるまでの過程を綴った物語だが、出てくる男の描写が楽しめた.智彦、ミシュアル、圭介、道口、橋立.女性は倫世の出番が多かった.かなり長くつきあった圭介との別れは上手く立ちまわった感じだ.写真を媒体に、道口と会い、橋立を紹介してもらった過程は少し出来過ぎのようなだったが、プロの橋立と写真に関する議論は良かった.

2014/12/14 16:01

投稿元:ブクログ

携帯ショップで働くごく普通の女性、蓮井沙耶加が出会いと別れを通じて強く成長していく。ほんと最後のほうの沙耶加は強くたくましく(でも周りから強くなった、強いからいいねぇと言われて哀しくなったり)圧倒されるほど。
同年代なので、その選び取っていく迷い、決意その姿に考えさせられる。

2016/08/10 17:38

投稿元:ブクログ

東京に上京した沙耶加が、やりたいことを見つけどんどん成長するお話。細くて頼りなかった沙耶加がカメラに出会ってキラキラ輝く。でもね、沙耶加みたいな女の子ちょっと苦手だからあんまり感情移入もできず、応援もできず。。。だったのだけど、圭介と別れるシーン、あれはよかった!

「私は強くなりたいから、弱いあなたとは付き合えない」

強くなってる!強くなってるよ!!やりたいことを見つけて一生懸命な人はかっこいいなと思った。でも、やりたいことを見つけられない人もいるだろうから、あのセリフは辛いだろうなぁ。

2015/02/05 23:19

投稿元:ブクログ

恋の始まりや別れ、友情、仕事と主人公の25~35歳までのお話がギュっと詰まっていた。
独身の時、大切な友達から言われた事と同じ様なセリフがあって涙が出そうになった。凄く共感するところが多く、読後は主人公の成長にとても清々しい気持ちになった一冊。

2016/02/10 23:22

投稿元:ブクログ

装丁がとても綺麗な本。
大学卒業後、地元の携帯ショップで働いていた紗耶加。やりがいも見つけられず息苦しい毎日の時になんとなく寄った地元の砂丘。そこから物語が進展していきます。
全部を読んだ感想は、あまり感動を受けるものではなかったけど、物語に何度か出てくる単語、「なんでもない」日常を「切り取った」お話だなぁ、良い意味で思った。

帯にもある通り、仕事や恋愛で揺れ動く心情の描き方はやはり飛鳥井さんらしく上手だと感じました。でも面白みという点は他の本に比べてると少なかった。
沙耶加がプロのカメラマンになる過程は確かにシンデレラストーリーっぽいけど沙耶加が強くなっていく過程は憧れ、勇気を読者に与えてくれる気がする。、

2014/12/15 21:39

投稿元:ブクログ

携帯ショップで働く紗耶加は、変わり映えのない毎日にも、閉塞感のある田舎にも、どこかすれ違う彼氏にも少し、息苦しさを感じていた。
思い切って彼氏と別れ飛び出した東京で、少しずつやりたいことを見つけ、ついにはフォトグラファーの座を手に入れた。

どこか友だちの話を聞いているような、そんな身近な感じです。
やりたいことが見つからない焦りや不安、
好きな人と上手くいかないイライラ、
好きなものを見つけてひたむきに頑張るところ、
等身大な日常が描かれており、ところどころリアルで、わかる、と思うところが多々あります。

一方で、誰の立場に立って物語を見るかによっても見え方が違ってくると思うのですが、主人公が彼氏に対して感じるような、どこかしっくりこないような違和感も同時に感じ、もやもやとした気持ちと共感する気持ちが交差していた気がします。

フォトグラファーになった彼女。
彼女が撮った写真が見てみたい。きっと素敵な写真だったのだろうと想像します。

2015/07/02 01:20

投稿元:ブクログ

ほんとに砂の中を泳いでいるような、喉の奥がつっかえて息が出来なくなる感じが続いて、読んでいて苦しかった。