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『坊っちゃん』の時代 凛冽たり近代なお生彩あり明治人 新装版 第4部 明治流星雨
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/09/16
  • 出版社: 双葉社
  • サイズ:21cm/300p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-575-30738-2
  • 国内送料無料
コミック

紙の本

『坊っちゃん』の時代 凛冽たり近代なお生彩あり明治人 新装版 第4部 明治流星雨

著者 関川 夏央 (著),谷口 ジロー (著)

【手塚治虫文化賞(第2回)】明治43年。ハレー彗星の淡い光芒とともに歴史の舞台を横切った秋水、須賀子、寒村…。近代日本の青年期を、散り散りに疾駆する群像をいきいきと描く、...

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『坊っちゃん』の時代 凛冽たり近代なお生彩あり明治人 新装版 第4部 明治流星雨

1,296(税込)

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『坊っちゃん』の時代 5巻セット

『坊っちゃん』の時代 5巻セット

  • 関川夏央 著
  • 税込価格:6,48060pt
  • 発送可能日:購入できません

商品説明

【手塚治虫文化賞(第2回)】明治43年。ハレー彗星の淡い光芒とともに歴史の舞台を横切った秋水、須賀子、寒村…。近代日本の青年期を、散り散りに疾駆する群像をいきいきと描く、関川夏央・谷口ジローの名作の新装版。見返しに絵あり。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

関川 夏央

略歴
〈関川夏央〉1949年新潟県生まれ。作家。主著に「海峡を越えたホームラン」など。2001年、業績全体に対して司馬遼太郎賞受賞。
〈谷口ジロー〉1947年鳥取県生まれ。漫画家。「犬を飼う」で小学館漫画賞受賞。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

2014/08/19 19:04

投稿元:ブクログ

ハレー彗星が来なければ、、、禍々しい戦争に突き進まなかったのかも←莫迦ですね。

双葉社のPR
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-30738-2.html?c=20112&o=date&type=t&word=%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%BC

2016/07/09 23:39

投稿元:ブクログ

大逆事件は日本史で必ず出てくるが、よく知らなかった。明治という時代の一面なのだろうが、その後の日本を考えると、知っておくべき事件だと思う。

2015/03/13 22:45

投稿元:ブクログ

この巻は幸徳秋水を中心として「大逆事件」について。

まず笑ってしまったのが、自分の結婚式をすっぽかす幸徳秋水。
石川啄木も自分の結婚式には出なかった。田舎に帰る旅費がないからというのがその理由だが、いつもどおり借金しては飲んでいたのであるが。
幸徳秋水の理由は違う。奥さんが美人ではないから、がっかりして。

幸徳秋水と言えば「橋のない川」で孝二が折に触れ思い返す「幸徳秋水、名は伝次郎」を思い浮かべてしまう。
孝二が思う秋水は、懐大きく毅然とした大人物。
しかしここに描かれる秋水は、なんとなくとぼけた人物なのだ。

もちろんいつも真剣に物事に取り組んでいるのだけど、視野狭窄にはならない。
バランスのとり方が絶妙で、追い詰められているはずなのになぜか余裕が感じられる。

土佐の田舎から上京した秋水は、民権運動、社会主義者、無政府主義者と、徐々に過激になっていくのだが、実は大逆事件のころには身体を壊していて、文筆だけで生きていこうとしていた風でもある。

中江兆民の講演
「日本のごとき小邦たるもの 有形の腕力では欧米諸国に及びもつかず まさに卵を岩に投げつけるにひとしい!それはフランス国にて この兆民生 実見実感したところであります。すなわちわが日本は 自由をもって軍隊となし 平等をもって城となし 友愛をもって大砲となす!これよりほかに 生存するの途はありません!」

森鷗外
「工場ができ 興業富国すればするほど 貧乏がはびこり 青年たちに煩悶がはやる……本物の開化とは かく厄介なものだ」

田中正造
「都会は便利になった。しかし田舎は 御一新前より悪くなった。差は開くばかりだ……。これが近代国家か。これが 大日本帝国の農村か。村は忘れられたのだ。このままでは日本は滅ぶ。」

日露戦争に勝ったのにもかかわらず、大きな利益を得ることなく終わってしまった戦後補償に、民衆の怒りが爆発し暴動が起きた。
それを見ていた秋水は無政府主義へと大きく傾く。
「国権の拡大を 国民の拡大と誤解する幸福な時代は終わった。これからは 国家と個人の 敵対する時代だ。」

しかし秋水は徐々に運動の一線から引いていく。
けれど秋水の名を怖れた政府が、秋水はほぼ無関係であることを知りつつ逮捕し、死刑に処する。国のトップがそれを望んでいることを察して、空気を読んだのだ。怖い。

本当に天皇暗殺を企てていたのは、秋水の内妻管野須賀子とその仲間数人だけだったのに、死刑判決二十四人の大事件となってしまった。

全然日本文学と関係ないではないか!と思ったけれども、実はこの事件、多くの文学者の思想にも影響を与えているらしい。

漱石が文部省から博士号を贈るという通知をもらいながらもかたくなに拒否し続けたこと。啄木の詩。徳富蘆花や三宅雪嶺が行った講演。与謝野鉄幹の詩。
佐藤春夫や武者小路実篤、正宗白鳥、永井荷風もあからさまではない感想を作品の中に記したという。

その中で森鷗外が、体制側の人間でありながらか���りはっきりと大逆事件を思わせるような作品をものしたという。
『沈黙の塔』と『妄想』
これはいつか読まねば。

明治時代のほんの10数年で、日本は天皇中心の軍国主義へと大きく舵をとることになった。
江戸時代と大正デモクラシーのあいだの激動の時代。
あと一巻、目が離せない。

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