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〈5〉のゲーム(ハヤカワ・ミステリ文庫)

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〈5〉のゲーム (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 ウルズラ・ポツナンスキ (著),浅井 晶子 (訳)

オーストリアのザルツブルク近郊の牧草地で、女性の他殺体が発見された。遺体の足の裏に彫りこまれていた座標が示した場所には、切断された片手と、人探しを指示する奇妙な手紙があっ...

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〈5〉のゲーム (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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商品説明

オーストリアのザルツブルク近郊の牧草地で、女性の他殺体が発見された。遺体の足の裏に彫りこまれていた座標が示した場所には、切断された片手と、人探しを指示する奇妙な手紙があった…。不可解な事件に挑むことになったのは、州警察の刑事ベアトリスとフローリン。二人はとぼしい手がかりから犯人を追うが、犯人は警察の裏をかき、ついにはベアトリスに直接呼びかけてくる。オーストリアのベストセラー・ミステリ!【「BOOK」データベースの商品解説】

オーストリアの牧草地で女性の他殺体が発見された。遺体の足の裏に彫りこまれた座標が示した場所には、切断された片手と、人探しを指示する奇妙な手紙があった。州警察の刑事2人は、とぼしい手がかりから犯人を追うが…。【「TRC MARC」の商品解説】

殺人現場には人体の一部と謎の座標が残されていた。刑事ベアトリスは狡猾な犯人を追う【商品解説】

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評価内訳

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2016/07/17 12:39

投稿元:ブクログ

事件は「ジオキャッシング」というゲームに導かれて進む。
ミステリ慣れしている読者には、犯人も動機も比較的早い段階で容易に推測できてしまうだろう。しかし「ジオキャッシング」でなければならなかった理由はなかなかお見事。
事件自体はとても陰惨で、痛ましい結末を迎える。主人公のトラウマとなった過去のおぞましい事件も含めて、オーストリアもずいぶん血生臭い。

シリーズものらしいが、残念なことに主人公と捜査チームの魅力が今ひとつ乏しい。合間に挟まれる元夫とのいざこざは読み飛ばしてしまいたいくらいうんざりする。離婚過程は書かれていないし、2人の子供がベアに引き取られた所以も分からないが、気が滅入るやり取りなので早々に終結してもらいたい。ただでさえ主人公に共感しにくかったので、プライベートの人間関係で読む気力を失わせないで欲しい(これが人間くさくていい、という方もいるかもしれないけど)。
とは言え、次巻も翻訳されれば読むつもり。

2015/01/26 17:46

投稿元:ブクログ

ジオキャッシングというゲーム(実際にあるらしい)になぞらえて起こる殺人事件。警察を弄ぶ犯人と追っかける警察。クライマックスに行くに従って、ぐいぐいと引き込まれていって面白かった。ただ、最後の犯人がなぜ殺人を犯したかの経緯が物足りなかったのと、主人公の女刑事が旦那と折りが悪くて別居中、2人の間に産まれた子供の事で毎回いさかいを起こすとかその辺は、ありきたりかも。でも、ミステリーに登場する女刑事ってこういう人物像なのはある程度仕方ないのかなぁ。

2015/08/04 22:42

投稿元:ブクログ

ジオキャッシングという全く聞いたことのないスポーツがテーマとなっている。GPSを使って行う宝探しだが、これが見事にサスペンス小説のプロットに昇華されている。
犯人から届けられるメッセージを解くと緯度経度が導かれ、そこに次のヒントが…。犯人に導かれながら、次々に被害者が見つかり焦る警察側と、犯人の周到な計画の意外な方向性が面白くて一気読み。
ただ読み慣れていると意外と犯人、そしてその犯行動機には気が付くが、ジオキャッシングをさせた意図がわかってくる辺りは見事。
女性刑事がバツイチ子持ちで私生活でも苦労して・・・、という設定は今更ありきたりで、ここの部分の描写は冗長に感じるが、女性作者だけに心情がしっかり描きこまれているのは良い。
これがサスペンスデビューの作者らしいが、練りこまれたストーリー展開は見事で、間違いなくシリーズ化だし、これ自体映画化にうってつけの作品だろう。
オーストリアの作品ということで、登場人物の名前が覚えにくいが、丁寧な訳に登場人物一覧もついて助かった。
書評で褒められていたのでプロットを見ずに読みだしたのだが、ハヤカワ文庫の背表紙やタイトルから勝手にSFと思ってて最初は意外な展開と思ってしまった(-_-;)

2017/02/18 00:11

投稿元:ブクログ

オーストリアってどんなイメージですかね。私はオペラとウィンナコーヒーです。マジ貧相ですみません。。

ある朝見つかった女性の変死体の足の裏には,奇妙な英数字が彫られていた。犯人からのメッセージなのか?刑事のベアトリスとフローリンは,巧妙な犯人の残すメッセージに翻弄されながらも,次々と増え続ける被害者のつながりを探していく。しかし犯人はベアトリス個人にも関心をもちはじめて・・・。

とまあ,こんな話なのですが,シングルマザーのベアトリスが子育てやら前夫やら親兄弟やらとの関係に悩みつつ犯人に迫っていくというのがリアリティがあってよかったです。
そしていつの間にかベアトリス自身が犯人の標的になってしまうのですが,そのあたりの,「うわー,やばいこれ!やばいって!」っていう予定調和な感じもがっつり楽しめてよかったです。教訓は男(弟)のおしゃべりは百害あって一利なしってことですな(謎)。

犯人自体は結構わかってしまうと思うのですが(明らかに不自然な事件が起きるので・・・),「なぜ犯人はメッセージを残すような,危険かつ回りくどいことをしたのか」という点がしっかり明かされていたところが高評価です。

そして,元ネタになっているジオキャッシングというゲームですが,実在のゲームなんですね。知らなった。というか,ポケモンGoですら立ち入り禁止区域に入り込む人が続出したりして社会問題になる昨今,日本でこんなゲームできるのか?と結構疑問なのですが。ちなみに著者もはまっているゲームなんだそうです。

読み終わってみたら面白かったし,続きもありそう(ベアとフローリンはどうにかなるのか??)なわけですが,あまりオーストリアという国のことはよくわからなかったという。いいのかこれで。

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