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堪忍箱 改版(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 95件
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  • カテゴリ:一般
  • 取扱開始日:2014/08/30
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/265p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-136922-8
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

堪忍箱 改版 (新潮文庫)

著者 宮部 みゆき (著)

蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった―。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわ...

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堪忍箱 改版 (新潮文庫)

594(税込)

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商品説明

蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、喪の花・木蓮の細工が施してあった―。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説八篇。【「BOOK」データベースの商品解説】

蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作など、人生の苦さが沁みる時代小説8篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

堪忍箱 7−40
かどわかし 41−76
敵持ち 77−104

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みんなのレビュー95件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

じんわりとした怖さ

2001/11/12 14:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:花  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宮部みゆきさんの時代小説は、普段の推理小説とはまた違ったおもしろさがある。この本に収録されている短編は、いずれも特に大きな事件がある訳ではなく、小さな謎や出来事に心を波立たせる人々の動きを細やかに描いている。
 誰でも持っている、胸の内にある影。心のひだに巣くう闇を覗くと、まるで自分の心の闇を見ているようで、恐くなってしまった。
 表題作の堪忍箱、私ならきっと誘惑に負けて、たとえそれがどれほど恐ろしい結果を生む事になっても、多分開けてしまうだろう…。

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紙の本

テーマは「秘密」

2001/11/25 10:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Lady - この投稿者のレビュー一覧を見る

 宮部みゆきさんの時代物は、市井の人々の暮らしをいきいきと描く、魅力的な作品ばかりですが、特に切れ味がいいのは短編だと思います。この短編集では、さまざまな庶民の暮らしを、うまく切り取ってみせてくれていますが、一貫するテーマは、人それぞれが心にしまっている秘密、です。テーマが地味なだけに、いつものような派手な事件がおきるわけではありませんが、それだけに作者の力量が問われる、渋い物語といえます。何度でも読み返したい、そんな1冊です。

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紙の本

暖かい人々

2001/12/05 00:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kosaka - この投稿者のレビュー一覧を見る

 少し不思議な8編の時代小説が納められている。どこかのお店や、どこかの長屋でおこる珍事。著者独特のその時代の描写がすばらしく読み込める内容。特に登場する人々が魅力的である。舞台は昔のことだけど、登場する人物たちはそれぞれ考え生きていて、現代の人々と全く変わらない。しかし、どの人にも暖かい部分があり読後にもそういう気分が残る。時代小説だからであろうか。何がそういう気分にさせるのだろう。その時代に生きる貧乏な人々は現代の人よりも苦労して奉公していたりする。地域の暖かさや社会の暖かさという面はあるだろう。まわりの人を思いやる気持ちだろうか。いわゆる都会で、全くの他人に囲まれて生活していると感じられないそういう暖かさが感じられる書物である。

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紙の本

何となくうら寂しい

2002/06/03 13:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:すずき - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作者の作品にしては、最後が何となく悲しい終わり方をしている作品があったような気がする。
いつも読後はほんわかさせられていたけれど、今回の8編はほんわかとは遠い読後だった。
実際、今回の作品のように現実世界では努力しても報われないことが多いかもしれない。努力しても報われないかもしれないけれど、努力をしなければ報われることは無い。そんな世界で小さな子供達や、病人が努力している姿は健気で心打たれる。
自分はもう少し努力ができるのでは、もう少し他人に優しくできるのではと思わせられた作品でした。

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紙の本

行列をつくっている間に読み終えました!

2004/02/22 23:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 時代小説というと、(勝手なイメージだが)どうしても主人公は武士で、テーマは天下取りへの戦いやらお家騒動、というイメージがある。だが、どの時代にも一般市民というものはいるはずで、しかも彼らが大半を占める。
 この本の主人公は、こうした一般市民が主人公だ。時代劇では、ほんの少ししか登場することがない、長屋に住む人々である。
 彼らは一生懸命毎日を生きていて、ささいなことに怒ったり、泣いたりする。時代は違っても、そこはやはり同じ人間だから、秘め事だって持っている。『お墓の下まで』はそんな話だ。少し生意気な子供・小一郎との話が漫才のようで面白い『かどわかし』。途中までは笑えたが、物語の終盤では、本当にかどわかしに遭い、ハラハラさせられる。また、個人的に好きなのは、タイトルにもなっている『堪忍箱』。決して中を見てはいけないという箱。ダメと言われると見たくなってしまう不思議な人間の心理や、箱に振り回されてしまう周囲の人々の心理を巧みに描いている。
 著者宮部みゆきは、『理由』や『火車』などの社会派小説を手がけている一方で、江戸の市井の人々の日常を綴る時代小説を手がける。
 東京は深川で四代続く下町っ子として生まれ育ったことはあまりにも有名。深川は、地域の結びつきが強く、心豊かな町である。この町で培った庶民的感覚がとても生かされている作品だと思う。

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紙の本

幸福は日常に

2004/07/16 17:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 言うまでもない宮部みゆき時代小説ですが、さえ渡っているといしか言いようがない。梅雨時のまとわりつくような小さい雨粒、冬の身も凍るような冷たい北風、とうとうと流れる川を行く船先の砕け散った白い波…雨のにおいが、風び冷たさが、目に映る波しぶきがまるで体感しているように、鼻の中を冷気が通って行くような、キリッとした作品集です。
 貧しい時代の貧しい長屋、そこに生きる人々にあるのは、たくましさや野心などではなく普通の、ごく普通の人々が持つ弱さや、ねたみや、悲しみ。そんな、普通の人の貧しい日常生活を描きながら、悲しみや苦労をさりげなく、ありのままに受け入れて生きていく事は決して弱さではないと問うているようです…。
 物が溢れすぎて、当たり前に手に入る人々の欲望は際限なく広がり、感謝なんて言葉は死語に、哀れみや慈しみなんて忘却の彼方へ、人と接することの煩わしさから極力裂ける人間関係、相対的にか感じられない幸福、果たして我々は貧しい時代から脱却できたのか、何を勝ち得たのでしょうか。一杯のうどん、一つの握り飯、一枚の着物に喜びと感謝を持てる時代は輝いていた。

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紙の本

歴史ものも好き

2017/07/06 17:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部さんは歴史ものも本当に面白い。

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2004/12/27 01:55

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2005/02/02 08:56

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2006/08/21 18:37

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2005/05/23 01:41

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2010/12/04 08:58

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2008/06/22 00:59

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2006/02/12 20:21

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2006/05/12 13:05

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