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朝鮮人はあなたに呼びかけている ヘイトスピーチを越えて
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/19
  • 出版社: 彩流社
  • サイズ:19cm/301p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7791-2052-7
  • 国内送料無料

紙の本

朝鮮人はあなたに呼びかけている ヘイトスピーチを越えて

著者 崔 真碩 (著)

チョ、ウ、セ、ン、ジ、ン。この負の歴史の命脈の上で、わたしはあなたと非暴力で向き合いたい−。韓国ソウル生まれ・東京育ちの文学者による、研ぎ澄まされた言葉の集積による批評。...

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朝鮮人はあなたに呼びかけている ヘイトスピーチを越えて

3,240(税込)

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商品説明

チョ、ウ、セ、ン、ジ、ン。この負の歴史の命脈の上で、わたしはあなたと非暴力で向き合いたい−。韓国ソウル生まれ・東京育ちの文学者による、研ぎ澄まされた言葉の集積による批評。影の視座から、東アジアを見つめ直す。【「TRC MARC」の商品解説】

いま、日本社会で生活する感覚として、
“後ろから刺される”という緊張――
 ソウル生まれ・東京育ちの著者が、自己との深淵な出会いと
自己解体を経て、訳者/役者として、言葉に耐えうる身体を求め獲得した、
あまりに研ぎ澄まされた言葉の集積による批評。
 後ろから刺されるという身体感覚を歴史化し、私の中に内在する歴史の
中の死者を見つめる。
 歴史上の朝鮮人の虐殺が、現在の北朝鮮バッシング、ヘイトスピーチに
つながっている…
ヘイトスピーチを越えて、非暴力であなたと向き合うための呼びかけ。

 (本文より)
 ヘイトスピーチを吐き出す寸前の その瞬間にある間に
 歴史と接続するか 歴史を逸脱するかのせめぎ合いがある
 カンコクジンと呼ぶか チョンと呼ぶか チョウセンジンと呼ぶか
 ほんとうはもっと激しい差別の暴力をその身体に孕むことができるのに
 自ら怖気づいてしまう あなたわたしをチョウセンジンと呼べ
 そして 歴史と接続せよ 歴史を引き受けよこの負の歴史の命脈の上で
 わたしはあなたと非暴力で向き合いたい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 光のなかからは、影のなかが見えない。影のなかからは、
光のなかも影のなかも見える。光が強ければ強いほど、光のなかからは
影のなかがほとんど見えないが、影のなかからは光のなかも影のなかもよく見える。
 このエッセイは、韓国籍の朝鮮人である私が、運命として出会ってしまった
東アジアの影たちの、そのひとつひとつを拾い集めたものである。
 影の東アジア。それはいわば、東アジアの陰画である。その意味で、
影の東アジアとは、東アジアのきわめてリアルな姿である。【商品解説】

目次

  • 序詩 あなたに 
  • 第一章 影の東アジア
  • 第二章 「ことばの呪縛」と闘う 
  • 第三章 影の東アジア――沖縄、台湾、そして朝鮮 
  • 第四章 腑抜けの暴力 
  • 第五章 十三人の子供が怖いと言っている
  • 第六章 近代への倦怠
  • 第七章 東洋平和論二〇一四
  • 第八章 朝鮮人をめぐる記憶の場

著者紹介

崔 真碩

略歴
〈崔真碩〉1973年韓国生まれ。東京育ち。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。広島大学大学院総合科学研究科准教授。文学者。テント芝居「野戦之月海筆子」の役者。

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みんなのレビュー2件

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評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2015/01/21 00:59

投稿元:ブクログ

楽しいことだけやれればいいのに。などと考えている私のすぐ横で、ウシロカラササレル身体感覚で生きる人がいます。

ヘイトスピーチを越えて という大きな言葉なサブタイトルなのだけれど、大なたふるった内容でなく、むしろどう言葉をつむぐの今この時に、という表現者としての真摯ななげかけです。心にとどく読みごたえを感じます。

で、読み終えて。後半はパワフルな展開でした。相模湖のダムの話、本当にむごい話しです。

2015/08/14 22:32

投稿元:ブクログ

 ずっと読みたくて、でも心身のゆとりがなさすぎてページを開けなかった本をようやく読了。力のこもった、まさに「文学」している一冊。

 日帝期の朝鮮を代表する詩人・李箱の翻訳者にふさわしく、本書の筆者は、見ようによってはシュルレアリスム的とさえ言えるのかも知れないイメージの衝突と文脈の自在な移動を厭わない。「腑抜けの暴力」としての「北朝鮮」へのバッシング(いったい今まで誰が「腑抜け」と「暴力」という二つの語を連体修飾格でつなげようとしただろうか?)。死者と共に生き死者を内在させた「私」こそが多数者である、という名乗り。そして、どこかユーモラスにも響く韻が踏まれた「近代への倦怠」という言いまわし。文学の想像力と詩的な表現力とを駆使しながら、筆者は、自らが見つめその声を聴こうとする相手に成っていく。単に耳を澄ませて、慎ましやかに言葉を引き出そうというのではない。ときに繊細に、ときに力づくで、その相手に成りおおせてしまうことが問題なのだ。
 だから筆者は、本人を前にして、大胆にも過去の金石範になってしまう。そして過去の金石範として、現在の金石範に語りかけてしまうのだ。この途方もない大胆な自由さこそが、本書の真骨頂だと言えるだろう。

 だから、この本の文章を引用することは根本的に不可能である。にもかかわらず、その声を聴き、身振りにふれて、その傍らに黙って立っていたいような言葉たちが、本書のあちこちにざわついている。何度もくり返し立ち返りたい。なぜなら、「朝鮮人はわたしに呼びかけている」のだから。

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