紙の本
なぜ、学ぶのか、学びの価値がわかります!
2018/09/02 09:03
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、学ぶということに焦点を当て、なぜ、学ぶのか、学びの価値はどこにあるのかといったことを丁寧に解説した書です。本書には、偉人たちが残した学びについての言葉も引用されており、今一度、学びについて考える機会を読者に与えてくれます。
例えば、アインシュタインの「学べば学ぶほど、私は何も知らないことがわかる!」といった言葉などは、非常に考えさせられる一言です。
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良い言葉が多すぎて、引用だらけになってしまった。
あまりこういうことは思わないのだが、大学生のとき、高校生のとき、中学生のときにこの本に出会っていたらとつい思ってしまった。
もし自分に子供ができたら、ぜひ読んで欲しいなぁ。
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この本を読む前に、齊藤孝先生の大人のための読書の全技術というのを読みました。書き方は違うけど、噛み砕くと大体同じようなことを言っている。
要するに、人間いつまでも勉強し続けないといけないということです。そのためには本を読むのが手っ取り早い。数で言うならば1000冊。自分の興味のないものにも手をつけてみる。意外なものに興味を持つかもしれない。そうやって自分の幅を広げる。とりあえず今はなんでも手当たり次第に読む段階です。
引用されていたアインシュタインの言葉に興味深いものがありました。
学べば学ぶほど、私はなにも知らないことがわかる。自分が無知であると知れば知るほど、私はより一層学びたくなる。
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No.721
2015年の目標を考えようと思っていたときに、とっても共感できる内容だった。「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる。」
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引用がたくさんありますが、これに頼っている感じはなく、引用をしつつ著者自身の考えを述べている、という印象です。
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この手の金言集って、説教くさくてつまらないか、中身が薄すぎてがっかりすることが多いんだけど、人選、内容とも、本書は絶妙なバランス。「9 数学を学ぶ意味」は、なかなか説得力がありますな。
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学ぶことについて明言をまとめた良書。このような本を手に取る人は、似たような本を何度も手に取っていると思いますが、改めてむくむくと学びのモチベーションも上がってきます。学生にも紹介したい名言がいっぱいありました。
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わたしは自分が無知で矮小な存在であることをよくわかっている。だからこそ、「学び」の大切さをよく知っているつもりだ。「理論武装」して自分を強く大きく見せたいのである。
よって前半は頷けることばかり。次の仕事のステージに向けて何を学ぼうかと考えている折だっただけに、学習への意欲が高まった。
読書はしてないと落ち着かないほど、まさに「習慣」となって久しいが、何をどう読むかについてあんまり深く考えてこなかったことを反省。濫読する、ベストセラーではなくロングセラーを選ぶ、むずかしいと感じるくらいの本を選ぶ、重要な箇所は書き写しておく。今生業にしようとしている「書く」ということをもっと磨いていくために、せっかく習慣となった読書をもっと有意味なものにしていきたいと再確認した。ここでレビューを書くのもいいけど、まとまった文章を書いてみようかな。
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学ぶ理由と読書の大切さ
同じ著者の「働く理由」「続・働く理由」が気に入ったのでこの本も読んだ。
過去の偉人の名言などを引用しながら、学ぶことについて考察されている。
以下のような内容だった。
0. 学ぶ理由・時間の捻出・ポイント
1. 読書
2. 文章の執筆
3. 数学
4. 他人に教える
若干こじづけのような部分もあった。参考になる部分もあったが、「(続・)働く理由」に比べると印象に残った部分は少なかった。
以下の言葉が印象に残った。
p. 204:
「むずしいことをむずかしく」教える先生は、「私のいるところまで上がってきなさい」というような態度で教える先生である。
たとえ話でいえば、崖の上から崖の下に向かって大声を張り上げているような状況である。わかっているようなふりをして教えられる。また、生徒がわからなければ「生徒のレベルが低い」という言い訳をする。
今まで大学や研究の場においてもこのような態度を取る「先生」と呼ばれる人間をみて疑問に思っていた。自分はこうなりたくないと思った。
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学びに関する著名人の名言を紹介し、「学ぶとは何か」を紐解いていく。
・学ぶに暇あらずと謂う者は、暇ありと雖も亦能わざるなり
-りょうあん
P.45
勉強する時間がないと言う人は、たとえ時間があったとしても絶対に勉強なんかしないものだ
・「余りを足す」という方法だ
P.51
・学べば学ぶほど、私は何も知らないことがわかる。
自分が無知であると知れば知るほど、私はより一層学びたくなる。
-アインシュタイン
P.85
・(読書とは)受け身ではあり得ない。むしろ能動的で積極的な精神の営みであり、
生きる意志の反映だとさえいえるのである
P.100
・本棚がない部屋は寂しい。「本なんて読まない」という人とは話が続かない。
ついでに言うと「本も読まない、映画も観ない」という人とは話にならない。
P.131
・世界を知覚することは同時に自分自身を知覚すること、世界を表現することは同時に自分を表現すること、
世界を意味づけることは同時に自分自身を意味づけることになる。
P.146
・短文を心がけるだけで、悪文の8割は退治できる。
P.161
・教えることは二度学ぶことである。
P.198
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非常に面白く読ませていただきました。
学び続ける理由として、最初に内田樹氏を引用した所が非常に印象的でした。
私も以前に氏のブログで見た内容だったからです。
引用すると、
「学びの始点においては自分が何をしたいのか、何になりたいのかはわからない。
学んだあとに、事後的・回顧的にしか自分がしたことの意味はわからない。それが成長するということなんです。」
今の大学生、科目を選択する際の資料として、詳細なシラバスというものがある。
シラバスは、科目ごと(一般教養、専門教科)で学ぶ内容が書かれている案内書のことである。
これを見て、学生は選択科目を選び、また、教える教官は、そのシラバスに沿って、
講義・授業を行う。最近は、ご丁寧に、どういう知識が得られるのか、授業のポイントは、
どこかまで、記してある。まさに、至れり尽くせりである。
内田氏は、確か、このやり方に反対していたような気がする。私も、手放しに良いとは思わない。
確かに、教える内容を予め開示することは、サービスを提供するという意味では良いかもしれない。
しかし、教える側と、学生側とが、需給関係で結ばれるような、一種、生産者と消費者のような関係では、
学生側の学びたいと思うスイッチは、なかなか発動しないと思う。
「これを学んで、何の役に立つですか」という質問の中に、
もう既に、学習の放棄の萌芽が含まれていると思う。何の役に立つかは、
他人に質問することではなく、自分に問いかける問題である。
大学時代に、ワクワクするような知やテーマに出会った人や、
未知なる知を知りたいと強烈に思った人間は、ずっと学び続ける。
しかし学習時間に限っていえば、日本の大学生は、世界最低水準である。
日本の大学生は、先進諸国の大学生と比べて、学習時間が著しく低い。
大学経営政策研究センターの調査では、1日で学習する時間は、
日本では8割以上の学生が1時間未満(半分が、ほとんど学習しない)に対して、
アメリカの学生は、平均で2,3時間を学習時間にあてる。
大学4年間では、3000時間以上の差になる。これは、日本人の学生の問題というより、
日本社会が抱える構造的問題だと思う。
バイトやサークルが一種の学びの場となったり、生活費のため等であることは、
否定しないが、この期間に集中的に学習時間を確保しなければ、
それ以降、集中的に確保できる時間を作ることは非常に難しい。
社会人だったら、誰でも知っていることで、
やはり、多くが、大学時代に勉強すれば良かったと後悔する。
学び続ける必要がない、もしくは、放棄したと思われる大学生が、
過半数を超えているのは(学習時間を考慮して)、世界的に見ても珍しいというか、
日本ぐらいである。学習時間だけを指標とするのは、どうかという意見があるが、
どのみち何かの技術や能力、知識で生きていくには、それらを身につけるまでに、
主体的に学習しないといけない。決して、誰かがご丁寧に教���てなんてくれない。
どこかの組織に属していればよいとか、
何かの資格があれば、喰いっぱぐれないとか、
そんなものは、過去の遺物となった。
この本では、大学教授から作家、野球監督まで、
幅広い指揮者の学びに関する格言をまとめている。
どういう態度で学べいいのか、学習を継続、
発展していく上で非常に参考になる話しが多い。
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様々な視点から、学び続ける理由に関して考察がされている。
中でも気に入った箇所は、第5章「読書の3つの機能』に関する部分だ。その中で気に入った言葉を1つ記載する。
「100冊の本を読むことは、100人分の豊かな人生経験と知識を自分にインストールするのと同じと言っても良い」という言葉だ。自身の経験というものは、限られている。しかし、読書をすることによって、時代や国を超え、多くの経験や価値観に出会える。改めて読書の楽しさにも気づけた。
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読書のきっかけ:いま英語を勉強中だが、身についているのか自身ももてず、なかなか気持ちが乗らない状態になってしまったので、なにかヒントはないかと見つけた本。
読書の目的:人の例を参考に私が学ぶ目的をみつける。ブレない強固な動機づけが欲しい。
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■なぜ一生学び続けるのか
・人生の残りの時間で自分は何をしたいのか?
・いまからでは無理だろうと思うか、今からでもやろうと思うか、
10年後の自分に大きな差が出る。
→私は35歳だが、なりたい自分を声に出し、英語ができるようになって成長した自分を思い描くのだ。
■学習時間をつくり出す
・時間を見つけるなんてできない。時間が欲しければ作ることだ。 (作家 チャールズ・バクストン)
・時間がないことを言い訳にする人は、時間があってもやらないもの。
・見つければ細切れでも時間はつくれる。他の楽しそうなことに流されて、時間を浪費していないか?
→時間は捻出するものだ。心がまえ一つで、時間はつくれるのである。
平等に与えられた時間を無駄にするか、役立てるかは自分次第。
■学び方
・1万時間かかえられれば、誰もが専門家になれる。
君は何時間かけられるか?2000時間?3000時間?1万時間?
→1日2hだと、2000時間に到達するのに、1000日(約3年)必要。1万時間は約10年。
1日2hを6か月(180日)続ければ、360hも勉強に割いたことになる。結局は、1歩1歩の積み重ねなのだ。
・はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる。 (詩人 ドライデン)
→最初は苦労して習慣化する訳だが、いつしかその習慣が自分を高めてくれると信じて行動してみる。
・無機質で無意味なことばを覚えるより、意味があり、イメージしやすいことばのほうが人は覚えやすい。
→前後関係や理屈を理解して、理論をうまく覚えるべし。無意味学習より有意味学習。
・記憶は、入力ではなく、出力を前提に考えたほうがよい。脳と気持ちの整理術。
→まとめノートを作成するべし。
■学習意欲を高めるには
・2つ以上の科目を並行したほうが。やる気は継続する。
・意欲=<期待> × <価値> ※かけ算である。
期待とは、自分にはこれができそうだという自信のこと。
価値とは、これをやることは、自分にとって意味があると思えること。
このどちらかが0だと結局ゼロ。
期待と価値をともに大きくするようにすればよい。
・一瞬のやる気は持てても、それを継続させることが難しい。
■教える技術と精神
・教えることは二度学ぶことである。
・やってみて、言って聞かせて、やらせてみて
ほめてやらねば、人は動かじ (山本五十六)
→人に教えることで、本当に自分が理解できているか確認できる。理解が浅いところも顕在化する。
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学びの始点においては、自分が何をしたいのかわからない。
事後的回顧的にしか自分がした事の意味はわからない。
それが成長したという事だ。
人間活動を再開&持続するにあたり、継続的に学ぶ意味を
考えたくなった。
※ここで言う人間活動とは、週間的に読書が出来るなど、
健康で文化的な最低限度の生活、即ちライフワークバランス
が保てている状態を指す。
本書は、『働く理由99』の作者の著書であり、過去の偉人達の名言から、
学ぶことや学ぶ意義について考察している。
継続的にインプットとアウトプットの量と質を上げていきたいと感じる。
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【由来】
・家人が借りていた
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・10分ほどでサラリと読んでみたが意外な良本。硬軟入り混じって様々な言葉、一節を紹介している。北野武から松岡正剛、加藤典洋からドラッカー、ヤスパースまで。「本を読む本」も出てくるしエリック・ホッファーも。
【目次】