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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/10/09
- 出版社: 法政大学出版局
- サイズ:20cm/510p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-588-12020-6
- 国内送料無料
紙の本
眩暈 改装版
万巻の書に埋もれた一東洋学者が非人間的な群衆世界の渦に巻き込まれ、発狂して自己と書庫とを破壊するにいたる異常の物語。「群衆と権力」をテーマに錯綜する狂気と錯乱の風景を描き...
眩暈 改装版
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商品説明
万巻の書に埋もれた一東洋学者が非人間的な群衆世界の渦に巻き込まれ、発狂して自己と書庫とを破壊するにいたる異常の物語。「群衆と権力」をテーマに錯綜する狂気と錯乱の風景を描き、解し難く浅薄な「現代」を深く烈しく抉り、トーマス・マンにその氾濫する想像力と構想筆致を驚嘆させた、二十世紀ドイツ文学を代表する傑作。ノーベル賞作家の長編小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
万巻の書に埋もれた一東洋学者が、非人間的な群衆世界の渦に巻き込まれ、発狂して自己と書庫とを破壊するにいたる異常の物語。錯綜する狂気と錯乱の風景を描き、解し難く浅薄な現代を抉る、20世紀ドイツ文学を代表する傑作。【「TRC MARC」の商品解説】
ノーベル賞作家カネッティの長編小説。万葉の書に埋もれた一東洋学者が非人間的な群衆世界の渦に巻き込まれ、発狂して自己と書庫とを破壊するにいたる異常の物語。「群衆と権力」をテーマに錯綜する狂気と錯乱の風景を描き、解し難く浅薄な「現代」を深く烈しく抉り、トーマス・マンにその氾濫する想像力と構想筆致を驚嘆させた二十世紀ドイツ文学を代表する傑作。【商品解説】
目次
- 第一部 世界なき頭脳
- 散歩
- 秘密
- 仲人・孔子
- 貝
- 家具
- 奥様
- 総動員
- 死
- 病床
著者紹介
エリアス・カネッティ
- 略歴
- 〈エリアス・カネッティ〉1905〜94年。ブルガリア生まれ。ヴィーン大学で化学を専攻。のちにイギリスに亡命し、群衆・権力・死・変身をテーマにした著作をドイツ語で発表。81年度ノーベル文学賞を受賞。
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だんだん壊れていく主人公
2023/06/01 10:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
カネッティはブルガリア生まれで、のちにイギリスの亡命している、ノーベル賞作家である。タイトルは「眩暈」だけど、この本を読破するためには眩暈どころか後頭部を金属場バットで痛打されたくらいの衝撃を感じる必要がある、主人公のキーンは東洋学者(著名な人らしい)、世間との関りを極力させけている人で、自宅に図書館かと錯覚するくらいの蔵書を抱えている。物語の当初、キーンは古本屋で本好きの少年と出会い、一度、本を見に来ないかと誘う、、人嫌いの彼がそんなことを口にすることは珍しい、案の定、あとでその約束は反故にされる、てっきり私は人嫌いだった学者と少年の年の離れた友人の友情の物語だと勝手に想像していたのだが、この少年はたちまち登場しなくなる、そして、運命の人、テレーゼとの結婚、まさに狂気が始まろうとしている