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オリンピックの身代金 下(講談社文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/14
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/420p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-277967-8

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紙の本

オリンピックの身代金 下 (講談社文庫)

著者 奥田 英朗 (著)

要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだ―五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死...

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オリンピックの身代金 下 (講談社文庫)

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商品説明

要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだ―五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった!吉川英治文学賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【吉川英治文学賞(第43回)】五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場で、最後の闘いが始まる…。【「TRC MARC」の商品解説】

要求金額は八千万円。人質は東京オリンピックだ――五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった! 吉川英治文学賞受賞作

いったいオリンピックが決まってから、東京でどれだけの人夫が死んだのか。ビルの建設現場で、橋や道路の工事で、次々と犠牲者を出していった。新幹線の工事を入れれば数百人に上るだろう。それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ。
――本文より――【商品解説】

著者紹介

奥田 英朗

略歴
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。第2作の『最悪』がベストセラーとなる。続く『邪魔』が大藪春彦賞を受賞。また、2004年には『空中ブランコ』で直木賞を、2009年には本書『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した。その他の著書に、『東京物語』『イン・ザ・プール』『マドンナ』『ララピポ』『ガール』『町長選挙』『家日和』『無理』『純平、考え直せ』『我が家の問題』『噂の女』『沈黙の町で』などがある。

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みんなのレビュー17件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (5件)
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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

30年代の高度経済成長時代に生きる人々と社会の矛盾をえぐる傑作!

2016/06/20 09:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、吉川栄治文学賞を受賞した奥田英朗の代表作です。文庫本下巻ではいよいよ主人公島崎国男と警察及び公安の対決ともいうべき、はらはらドキドキの展開が続きます。結局、島崎国男は昭和39年10月10日の東京オリンピック開会式まで身を隠すことに成功し、いよいよ開会式の当日に最後通牒を行います。果たして、島崎国男が自分の使命を果たすのか!それとも国家を救うために警察が島崎国男をとらえるのか!この下巻は読者にみなさんも物語に一気に飲み込まれてしまう迫力です。

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紙の本

昭和30年代を感じさせる長編サスペンス

2016/10/28 13:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

兄を東京の工事現場で亡くした島崎国男は自ら人夫としてオリンピック関連工事で肉体労働に従事し、兄が見たであろう風景を確かめます。その中で見えてきたのは、まるで地方が中央に差し出す生贄のごとく苦しい生活を強いられる出稼ぎ労働者の姿でした。「一人の若者は経済成長の最中、ただの人柱として葬り去られた。この命の安さは何なのか。国男はやりきれなさを覚えた。いったいオリンピックの開催が決まってから東京でどれだけの人夫が死んだのか。それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ」(本文より)
ついに、島崎国男は行動を起こします。何としても無事にオリンピック開会式を開催したい警察捜査陣。次第に捜査の網を狭める捜査陣の気配を感じつつ、島崎国男は知力・体力の限りを尽くして国家権力に挑みます。息詰まる攻防は開会式当日の国立競技場を舞台に繰り広げられます。果たして、島崎国男は野望を果たすのか。
出稼ぎ、麻薬、学生運動など、当時の社会の裏側が物語に密接に関わり、時代背景を知るという意味でも非常に興味深い小説です。

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2017/02/06 22:42

投稿元:ブクログ

島崎と警察の対決が始まった。警察はいつもあと一歩のところで島崎を取り逃がしてしまう。遂にオリンピック開会の日。この晴れ舞台の成功のために警察はなんとしても島崎を逮捕し、開会式をつつがなく終わらせようと心に誓う。 上巻は島崎をこのような犯行に駆り立てた動機や心情などが書かれていたが下巻はとにかく行動を起こし、逃げるというそれに終始していた。村田という相棒を手に入れたことが、彼にとって強くもなり弱くもなった。それがなんだか胸に応えた。

2015/10/21 12:58

投稿元:ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)

要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだ―五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった!吉川英治文学賞受賞作。

2015/10/11 02:20

投稿元:ブクログ

交差する過去と未来。
化学反応の光は鈍く暗い。

(以下抜粋)
○デモは都会の若者の盆踊りだ。(P.213)

2016/07/19 22:36

投稿元:ブクログ

オリンピックを狙い爆弾魔・草加次郎の名を語る、東大院生の島崎。彼がこのような行動を起こしているのはなぜか、何に怒りを覚えているのか、それがあまりにもクリアであるために、心のどこかで島崎を応援してしまう。結果的に東京オリンピックは無事に開催されているので結論はわかっているにもかかわらず。
深く考えずに読み始めた本だけれど、4年後に東京オリンピックを控えている今、オリンピックというイベントの大きさを改めて実感する。その大きさゆえに、人の尊厳や命が虐げられないといいのだけれど。

2015/04/18 11:43

投稿元:ブクログ

オリンピックという国家の威信をかけた一代イベントの裏側で多くの人が泣いていた・・・
国家を相手に戦う主人公。もちろん犯罪なのだがいつのまにか応援していた。

2014/12/24 13:12

投稿元:ブクログ

日本が沸きに沸いていた頃、東京五輪がまさに始まろうとしている時代。新しい町を作っていこう、新しい東京を僕らの手で作っていこうと言う勢いが感じられる。そんな時代背景の中、格差社会に憤りを感じ爆発事件が相継ぐ。時間を前後しながら、最初は回りの人間の目線で、中盤からは犯人の目線にも切り替わり話が進んでいく。

ダイナマイトを入手した主人公が、警察相手に身代金を要望する話。目線を犯人、警官、テレビ局社員など切換物語が語られる。こんな時代だったのだなあと時代背景も面白い一冊。ラストは淡々とした感じ。

【時代を感じ心に残る】
・東京の豊かさと、地方の貧しさ、出稼ぎにきて地方に仕送り

・夫の死を前にしても、会社に凝縮してしまう、嫁さんの感情がわかる、でもそれって思考の一時停止だとも思う

・結婚してすぐ出稼ぎで、関係を深めることが出来ず、炭鉱夫の死を悲しまない嫁。

・女房、子供が死んだ後は、何のために生きているかわからねえ

2017/01/30 20:58

投稿元:ブクログ

上下巻とも先が気になりすらすら読めるかとおもいきや、最後の方が少し滞ってしまった...。島崎はもっと自分の力を活かせる方法があったはず。ヒロポンにも手を出して、どんどん向かう方向がおかしくなってしまった。結局のところ何も変えられてないのでは。

2015/04/17 20:11

投稿元:ブクログ

東京オリンピック妨害を企てる島崎国男。秋田のスリ師村田留吉とコンビを組む。警察側も総力を挙げて島崎逮捕に向けて捜査する。

各章毎に違う時間軸で描かれていた話がつながるところも面白さの一つです。

個人的には、警察(公安部)のマヌケっぷりが見ものでした。

2015/03/04 00:01

投稿元:ブクログ

兄を東京の工事現場で亡くした島崎国男は自ら人夫としてオリンピック関連工事で肉体労働に従事し、兄が見たであろう風景を確かめます。その中で見えてきたのは、まるで地方が中央に差し出す生贄のごとく苦しい生活を強いられる出稼ぎ労働者の姿でした。「一人の若者は経済成長の最中、ただの人柱として葬り去られた。この命の安さは何なのか。国男はやりきれなさを覚えた。いったいオリンピックの開催が決まってから東京でどれだけの人夫が死んだのか。それは東京を近代都市として取り繕うための、地方が差し出した生贄だ」(本文より)
ついに、島崎国男は行動を起こします。何としても無事にオリンピック開会式を開催したい警察捜査陣。次第に捜査の網を狭める捜査陣の気配を感じつつ、島崎国男は知力・体力の限りを尽くして国家権力に挑みます。息詰まる攻防は開会式当日の国立競技場を舞台に繰り広げられます。果たして、島崎国男は野望を果たすのか。
出稼ぎ、麻薬、学生運動など、当時の社会の裏側が物語に密接に関わり、時代背景を知るという意味でも非常に興味深い小説です。

2015/04/15 16:56

投稿元:ブクログ

好きではないけど、面白かった。
東京オリンピックに国中が熱狂してる様子が伝わって、今度の東京オリンピックが楽しみになってきた!!

2015/05/12 00:20

投稿元:ブクログ

えっ。。最後。悲しすぎる。
この大それた事件も、犯人の存在も、彼の思いも全部なくなったことにされるなんて。

ーー指導層と労働者たちを分けるのは、たまたま勉学の才と機会に恵まれたことだけでしかない。

ーー東京オリンピックが、急造で見せかけだけの繁栄の上に行われようとしているからです。この国のプロレタリアートは完全に踏み台として扱われています。貧しい者は、貧しいままです。これを許したら、国家はますます資本家を優遇するでしょう。

ーー東京がながっだら、日本人は意気消沈してしまうべ。今は多少不公平でも石を高く積み上げる時期なのとちがうか。横に積むのはもう少し先だ

決して正しくはない。
東大に入ったからこそできることはもっとあったはずやし、主張するばかりで解決策がない印象がある。
それでも波紋を残すくらいのことは期待してたのに最後は呆気ない。

3時間ほどで読破。。
伊良部先生のゆるい感じとは全然違う。
筆者の作品の幅に感服した。

2016/03/19 02:52

投稿元:ブクログ

2016/3/19読了。
2020年のオリンピックに思いを馳せつつ読んだ。割と沈んだ気持ちになった。弊社がオリンピックとは関係ないシステム屋でよかったとだけ思った。IT土方とはよく言ったものだ。社畜やってたら、オリンピックなんてデメリットしかもたらさないよ。

2015/03/09 19:17

投稿元:ブクログ

要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだ――五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった!〈吉川英治文学賞受賞作〉