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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/10/15
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社新書
  • サイズ:18cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-03821-2

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紙の本

子どもに貧困を押しつける国・日本 (光文社新書)

著者 山野 良一 (著)

2014年7月、日本の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新。無保険の子、居所不明の「消えた子」の問題、生活保護バッシング…。無責任な社会の、見えない「貧困」をレポー...

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子どもに貧困を押しつける国・日本 (光文社新書)

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商品説明

2014年7月、日本の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新。無保険の子、居所不明の「消えた子」の問題、生活保護バッシング…。無責任な社会の、見えない「貧困」をレポートし、福祉の新たな視座と解決策を探る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

山野 良一

略歴
〈山野良一〉1960年北九州市生まれ。米国ワシントン大学ソーシャルワーク修士(MSW)。神奈川県庁に入庁し、児童相談所勤務(児童福祉司)。著書に「子どもの最貧国・日本」など。

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みんなのレビュー8件

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評価内訳

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紙の本

「親が絶対」ではいけない

2015/10/19 12:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る

親が貧困だと、子どもが満足な教育を受けられず、学歴社会で差別されます。
特に、施設で育った子どもはまともな就職先がありません。
貧困でなくても、子どもの教育に出費するのが大嫌いな親、子どもの才能をねたむ親、子どもの進路指導を誤る親はいくらでもいます。
この国に、救済手段がないのが情けないです。

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紙の本

保育と貧困という新しい視点

2014/11/29 14:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

データ重視の本です。
保育と貧困との関連性を書いたのは初めての本ではないでしょうか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2015/02/25 10:22

投稿元:ブクログ

親の経済的困難が子どもに及ぼす影響として、不健康、虐待、親の長時間労働、ストレス、心身の未発達、無力感・ボイスレス、親族・近隣から孤立、不十分な衣食住などが挙げられる。大人の貧困は見えやすいが、子どもの貧困は親に隠れて見えにくい。文化的な資本の不足なども起こって、小さい頃に触れるべき教養も受けられない。
貧困問題は色々な見方や考え方が存在し、多角的に考察することが大事だ。
日本が先進国の中で子どもの貧困率が高いという指摘に驚いた。実は6人に1人が貧困だという。何をどこまで貧困というかの基準もちゃんとあって、世帯の家族構成人数や総所得、生活で使える金額などを計算し、基準となる貧困のラインを割り出していく。その結果、日本はその定めた基準から大きく下回る貧困層がたくさんいることがわかり、実は日本は子どもの貧困大国と言えるイタリアよりも深刻であることが見えてくるのである。
景気がよくなれば貧困層もなくなるという考えは幻想で、バブルの時でさえ貧困率は上昇していた。2012年には子どもの貧困率が全体の貧困率を上回る。この原因が、長い間シングルマザーのせいにされていたことは気の毒だなと思う。
日本は子どもに対する現金給付が低いことでも有名で、国の政策自体が子育てに後ろ向きなのがよく分かった。
教育なについても、日本は子どもの教育をほぼ自費でなんとかしてくてはいけなくて、授業料は無償でも、学校納付金などは自己負担だという。
確かに、研修旅行費、部活動費等は自費だ。今は海外に研修に行く学校もあるので、研修旅行だけでも積立金は10万弱。お土産代やその場での交遊費も合わせればもっと跳ね上がる。体育会系の部活に入ればユニフォーム代や試合の度に交通費がかかり、部費は毎月一万円。これはかなりきついなと思った。
また、保育士不足が叫ばれる昨今、どのように幼保が質を保っていくのかという問題にも言及。この質の良い保育園に入れるのも、結局は費用の問題に帰結していく。幼少期の教育は何よりも大事なのに、貧困が子どもの情操教育の場面を奪ってしまう。
幼児教育が上記の様相を呈している上に、大学も日本は入りにくい。難易度ではなく学費が問題なのだ。学費を支出するのは親の役目だとしている現在は、極端に言えば、どんな家に生まれ落ちるかによって、子ども・若者の将来や人生が左右されるような社会を是正することに繋がらないかと著者は指摘する。
生まれ落ちた環境で一生が決まってしまう。
子どもの貧困対策の推進が法律で制定されてはや2年が過ぎようとしているが、この貧困をどこまで食い止めることができるかが今後の課題だ。

2015/01/06 01:58

投稿元:ブクログ

山野良一『子どもに貧困を押しつける国・日本』光文社新書、読了。6人に1人の子どもが貧困状態の現代日本。本書は児童相談所に勤務した著者が、報道では見えにくいその実態をデータと共に伝える。子どもたちの肉声も収録。その現状を知る最初にして最良の入門書。「他人は関係ない」ではすまされない

2014/12/15 14:35

投稿元:ブクログ

考えさせる数字が列挙されており、説得力がある。解決策も示唆的。

・ここ25年を見ると、子どもの貧困率は好景気によって好転するものではない。
・日本はシングルマザーが就労している率がOECD中で一番高い。
・日本の父親の場合、平日子どもとふれあう時間はないが、収入によって休日ふれあう時間が変わる。
・妻が主婦の場合の方が、共働き世帯よりも貧困率が高い。
・高卒の親の子どもの貧困率は22%、大卒は8%。
・どうして国立大学の授業料だけで国際比較するのか?日本は75%が私立。しかし、先進国は私立大学はほとんど存在しない。
・国保の保険料は、応能負担と応益負担の部分があり、逆進性がある。
・(家庭の貧困に関する怒りや恥ずかしさを)外ではなく、自分自身に向かってぶつけている。自己評価、自己肯定感を下げている。
・扶養義務について、イギリス、フランス、スウェーデンでは、夫婦間と未成年の子どものみ。ドイツは成人後の親子間で扶養義務があるが、年130万円以上の資産があるばあいのみ。兄弟姉妹間はない。
・家族は子どもを育むが、貧困の解決を家族に求めてはいけない。

2016/01/20 20:40

投稿元:ブクログ

自分自身が貧困家庭で育ち、学歴を得て今では社会階層を登った身としては複雑な感想だ。学部に入学した時の国立大授業料は20万、4年後の大学院は40万。大学院はさすがに学費が捻出できなかった。授業料免除の恩恵を得たのと、毎晩のアルバイトで辛くも卒業できたが、授業料免除は誰もが使える制度ではなく、貧乏人が高等教育を受けるのは当時でも並大抵ではなかった。本書で事態が更に悪化している事を知った。国立大の授業料は高すぎる。
社会正義追求の為にはこのような「社会的相続」は是正すべきだとの思いがある一方で、自分の子供達には誰よりもお金を注いで教育を付けたいと望んでしまう。人間というのは都合のいいものだ。
本書は豊富なデータで問題の本質を的確に描いた良書。

2015/12/25 21:21

投稿元:ブクログ

単に経済的な面を見るだけでなく、そもそも家族に依存しなければ大学等に進学できず、貧困が連鎖することを論じている

日本は相対的貧困率が16%にものぼり、先進国でも高い部類に入る。子供のいる世帯について、現金給付も現物給付も他の先進国に比べあまり十分とは言えない。現物給付である保育について量が足りないことも去ることながら、3歳以上の幼児にたいする保育では、幼稚園のスタッフ1人あたりの子供数が多いため、質にも疑念が持たれる。幼稚園教諭や保育士の給与が低く、待遇が悪いことも大きな問題である。

また大学の高い学費から、家族に依存しなければ進学が困難で、「社会的相続」が起こる、という。「貧困の連鎖」と少しニュアンスが異なるのは「社会が」貧困を相続させている、という部分ではないか、と著者はいう。

最後に貧困対策のコストパフォーマンスについても触れている。昨今注目されているのは、乳幼児期の教育の投資効率の高さである。ノーベル賞受賞者のヘックマンがその代表で、エスピン=アンデルセンも貧困対策として乳幼児期のアプローチを重要視している。

2015/06/16 12:44

投稿元:ブクログ

2015.6.11読了。
新聞などで、子供の貧困が深刻化していることを見聞きしたので、より多くの情報に触れたいと思い手に取った。
本文中にも「家制度に胡座をかく」といった表現が出てきたが、やはりここにたどり着くのか…と妙な既視感があった。子育て世帯の孤立、貧困など、家族の問題は表面化しにくいというけれど、それはそもそも、様々な責任を家族に押し付けすぎているのだと、私も著者に同感である。
もちろん、家族がセーフティネットの「最後の砦」として機能するのも理想ではあるが、ではそういうセーフティネットをもたない子供たちをどう救い出せばよいのか。最後に「希望」として紹介された地域の取り組みが、もっともっと広がってほしいと思った。

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