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黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選(創元SF文庫)
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2014/11/28
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元SF文庫
  • サイズ:15cm/398p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-488-71505-2

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紙の本

黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選 (創元SF文庫)

著者 A.E.ヴァン・ヴォークト (ほか著),R.F.ヤング (ほか著),中村 融 (編)

深宇宙へ進出した地球人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命。彼らとのコンタクトこそはSFの醍醐味のひとつであり、そこからセンス・オブ・ワンダーが生まれるのだ。そうした作品の...

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黒い破壊者 宇宙生命SF傑作選 (創元SF文庫)

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商品説明

深宇宙へ進出した地球人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命。彼らとのコンタクトこそはSFの醍醐味のひとつであり、そこからセンス・オブ・ワンダーが生まれるのだ。そうした作品の中から生物学的な面白さが秀逸な中短編を集成した。本邦初訳作1編、書籍初収録作4編、そして後に『宇宙船ビーグル号の冒険』の第1話となる貴重な原型作品を加えた、ヴァラエティに富む全6編。【「BOOK」データベースの商品解説】

動物と植物の未分化な生命、動植物の共生生命、謎めいた海洋生命…。深宇宙へ進出した人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命とのファーストコンタクト。生物学的な面白さが秀逸な全6編を収録した宇宙生命SFアンソロジー。【「TRC MARC」の商品解説】

宇宙生命はSFの魅力の一つである。地球生命と全く異なる習性やライフサイクルが説得力豊かに描かれることでセンス・オブ・ワンダーが生まれる。本邦初訳1編を含む全6編。【商品解説】

収録作品一覧

狩人よ、故郷に帰れ リチャード・マッケナ 著 9−85
おじいちゃん ジェイムズ・H.シュミッツ 著 87−129
キリエ ポール・アンダースン 著 131−154

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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

表題作は必読!

2017/05/15 01:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:AKHT - この投稿者のレビュー一覧を見る

翻訳が良い。標題の「黒い破壊者」しか読んでいませんが、初出稿の翻訳なのでもちろん新訳。これが文章のテンポが素晴らしく、トントン拍子に読み進めるので、ドラマのスリル感がぞんぶんに味わえる仕上がりになっています。

「黒い破壊者」は今でも充分に通用する作品だと感じます。内容はネタバレになるので割愛しますが、SFの「科学的」という側面は味わえないものの、虚構ならではのスリルとスペクタクル感はかなり高く、人類対異星人の戦いを描いた物の中でも屈指の出来だと思います。設定がごくシンプルなことも読後感の良さに効いています。
 他作品は読みかけで挫折しました。どれも21世紀にはちょっと物足りない内容で、テーマも今ひとつ乗れませんでした。

 私は結果的に表題作を読むためだけに購入したことになりましたが、他の人は他作品も楽しめるかもしれません。シンプルな設定で人類の直面した脅威に対処する過程を楽しみたい方は必読!

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紙の本

宇宙生命と遭遇した時、人類はどう行動するのか?

2017/05/09 14:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

深宇宙へ進出した人類が遭遇する、多種多様な宇宙生命。
動物と植物の未分化な生命(マッケナ)
動植物の共生生命(シュミッツ)
テレパシー能力を持つプラズマ生命(アンダーソン)
世界に聳え立つ巨大植物(ヤング)
謎めいた海洋生命(ヴァンヌ)
奸智に長けた猫型生命(ヴァン・ヴォーくト)
アンダーソンの作品を除けば、地球に住む生物と似通ったところがあると思います。
だからこそ、人類が遭遇する未知の生物だけでなく、それを取り巻く自然環境を
生態学の観点から考察されており、その世界に真実味を与えています。

この短編集はあくまで、「宇宙生命」との「ファーストコンタクト」を扱っています。
宇宙生命とそれを取り巻く環境を読み解くだけでは、小説を楽しみ切れたとは言えません。人類が宇宙生命とどのように関わっていくかも重要なポイントだと思います。

人類が宇宙生命とどのように対峙するのかには、次のようなパターンがあるでしょう。
1.宇宙生命に知性があるかどうかを調べる。
2.宇宙生命と共生する。
3.宇宙生命を排除する。
この次の段階として、人類は以下のような行動を起こすかもしれません。
4.宇宙生命が生息していた星を、地球環境にテラフォーミングさせる。
5.宇宙生命と共生するために、人類が自身の身体を改造する(この短編集には、このような作品は収録されていません)

もちろん、このようなパターン以外の例も挙げられるでしょう。
ただ、こういったことについて考えると、より作品を楽しめること間違いなしだと思います。

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2015/07/13 22:33

投稿元:ブクログ

いいですねー!読み応え十分、SFならではのエレガントな短編集です。

地球人類以外の宇宙生物・宇宙生命をメインテーマに据えた日本オリジナルの短編集。雑誌掲載後に単行本されなかった幻の作品を敢えて取り上げるとの方針の下、なかなかお目にかかれない珍品が粒ぞろい。
いずれも1960~70年代のかなり古い作品ばかりです。が、21世紀の今読んでも、ほとんど古びていない確固たる世界観と生態系の構築。鴨の個人的な感触ですが、SFの本質とは「変容を描く文学」だと思っています。凡百の地球人類には想像もできないような、異質で、でもその存在を否定することはできないような世界の構築。そうした題材を描き出すキャンバスとして、生態系の構築はうってつけの題材なんですね。

SF者なら知らぬものはいないであろう、ヴァン・ヴォークトが生み出した怪物「ケアル」はまぁ別格としても、鴨的にはジャック・ヴァンスの構築した世界観のさすがの貫禄が印象的。徹底して地球人類の目線で淡々と描写しながらも、異星生物の未来への挑戦を詩情豊かに描き出したこの美しさ、並行して成立するSFサスペンスとしての完成度。華やかさやキャッチーさからは無縁ながらも、渋いカッコ良さに痺れましたね!これだから古いSF読みはやめられませんよ!

他の作品も読んで損はない佳作揃いですので、SF好きな方はぜひチャレンジして欲しいですねー。

2015/11/14 20:36

投稿元:ブクログ

中村融編「宇宙生命SF傑作選」は、以下6篇収録。
・リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」
・ジェイムズ・H・シュミッツ「おじいちゃん」
・ポール・アンダースン「キリエ」
・ロバート・F・ヤング「妖精の棲む樹」
・ジャック・ヴァンス「海への贈り物」
・A・E・ヴァン・ヴォークト「黒い破壊者」

宇宙生命を取り扱う作品ときくと、どうしても映画「エイリアン」のように、宇宙に進出した人類とグロテスクな容姿をした生命体との手に汗握る攻防…という作品が連想されます。しかし、本書でそのような作品はヴォークトの「黒い破壊者」のみ。それ以外は、編者があとがきで言及するように生態学(エコロジー)に焦点をあてた作品です。
そんなエコロジー的SF作品の中でも、とりわけ面白かったのは、ジャック・ヴァンスの「海への贈り物」。
地球から遠く離れたとある惑星。海で満たされたこの惑星を調査するクルー一行。ある日、突然、仲間のひとりが調査用のいかだから姿を消した…
地球外の知的生命体とのコンタクトを扱った作品を読むのは、本書が初めてというわけではありませんが、より緻密にコンタクトの過程を描いた作品として、本作は読み応え十分。潜在的な恐怖を感じる海を舞台にしたことも、不穏な空気を感じられて、ほどよい緊張を感じつつ読み進めることができました。

2015/03/16 20:20

投稿元:ブクログ

宇宙生命SF傑作選だから大いに期待!

 「狩人よ、故郷に帰れ」、「おじいちゃん」、「キリエ」はP.アンダースンの作品、「妖精の棲む樹」はR.F.ヤング作品だ。

 「海への贈り物」、「黒い破壊者」と続く。

 でも、読み手のノリが悪く、今回はどれも乗らず。再読することにしよう。

2014/10/09 20:09

投稿元:ブクログ

未知なる世界は、驚きと恐れに満ちている。其れを緩和する道しるべとなる一冊、、、と勝手に想像してます。

東京創元社のPR
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488715052

2017/02/21 15:20

投稿元:ブクログ

the black destroyer, like a Panther and the other SF creature. l want to make an another black destroyers long story .

2015/01/18 21:19

投稿元:ブクログ

宇宙生命SFのアンソロジー。
東京創元社から中村融編訳のテーマ別SFアンソロジーは既に何冊か刊行されており、それに繋がる1冊。
収録作は6編と決して多くはないが、どれも秀作揃いだった。こういう作品が埋もれていたというのに驚く。

2014/11/13 14:55

投稿元:ブクログ

深宇宙へ進出した地球人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命。彼らとのコンタクトこそはSFの醍醐味のひとつであり、そこからセンス・オブ・ワンダーが生まれるのだ。

そうした作品の中から生物学的な面白さが秀逸な中短編を集成した。本邦初訳作1編、書籍初収録作4編、そして後に『宇宙船ビーグル号の冒険』の第1話となる貴重な原型作品を加えた、ヴァラエティに富む全6編。
扉裏作品解題・編者あとがき=中村融

2016/03/16 22:03

投稿元:ブクログ

異星で異形の生命体と人類が絡み合う作品のアンソロジー。実は個人的にはあまり好きなジャンルではないのだが、Amazonでいつもおすすめされるので、そこまで言うなら読んでみようと思い立った。

読んでみて、やはり自分には合わないかなという感想。中には面白かった作品もあった。個人的に楽しめたのは「海への贈り物」と「おじいちゃん」「キリエ」といったところ。まあ半分くらいの作品は楽しめたわけだ。読まず嫌いだったのかもしれない。

以下、個別作品の感想。

◎狩人よ、故郷に帰れ(リチャード・マッケナ)
アダムとイヴの物語といえばいいのだろうか。ストーリー展開は予想できるものの、少し難しい話だった。

◎おじいちゃん(ジェイムズ・H・シュミッツ)
異形の植物動物の話。オオオニバスのような植物の筏に乗って地球型惑星を調査し、その道中でトラブルが発生するような感じだ。そこそこ面白い。


◎キリエ(ポール・アンダースン)
物理的な体を持たない生命と人類が宇宙探査に向かう話。物理的な体を持たない生命体(ルシファー)と人類とはテレパスを媒介して人類と会話する。今となっては少々古い感じがするが、このようなストレートな感じも読んでいて楽しい。


◎妖精の棲む樹(ロバート・F・ヤング)
衝撃のラストと言うべきでしょうか。でも正直なところよく理解できなかった。大木を斬り倒す話なのですが、樹木と妖精の話は分かったものの、それとラストが結び付かない。難しかった。


◎海への贈り物(ジャック・ヴァンス)
異星の海に棲息する生物(アザラシみたいな海獣)が実は知的生命体かもしれない。そんな状況で人間とその生物がコミュニケーションしようとする。背景には知的生命体かもしれない生物から鉱物資源を搾り取ろうとする人々もいて、なかなか複雑な状況となる。ストーリーとしては複雑な話ではないので、潮の臭いを感じながら楽しく読めた。


◎黒い破壊者(A・E・ヴァン・ヴォークト)
そりゃ恒星間宇宙旅行ができるようになれば、知的生命体と遭遇することはあるだろう(本当か?)。ファーストコンタクトの相手が、人類と同じような姿形をしているとは限らないし、他生物に対して友好的かどうかも分からない。本作品は不幸なファーストコンタクトだと思った。お互いの目的が分かりあっていれば、お互い命を落とさずにすんだのではないかと。そもそも言葉が通じる人間同士でも本当に分かりあえることは難しいので、異星で異形の生物と分かりあえるのは不可能なのかもしれない。

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