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蓮花の契り 出世花(ハルキ文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 79件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/06/13
  • 出版社: 角川春樹事務所
  • レーベル: ハルキ文庫
  • サイズ:16cm/299p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7584-3910-7
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

著者 高田 郁 (著)

三昧聖として湯灌場に立つお縁は、死者の無念や心残りを取り除くように、優しい手で亡骸を洗い清める。文化3年から翌年にかけて、江戸の街は大きな不幸に見舞われ、それに伴い、お縁...

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蓮花の契り 出世花 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

648(税込)

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商品説明

三昧聖として湯灌場に立つお縁は、死者の無念や心残りを取り除くように、優しい手で亡骸を洗い清める。文化3年から翌年にかけて、江戸の街は大きな不幸に見舞われ、それに伴い、お縁の運命の歯車が狂い始める…。完結。【「TRC MARC」の商品解説】

下落合にある墓寺・青泉寺で、亡くなった父が弔われる姿に感銘をうけたお艶は「縁」という新しい名前を授かり、「三昧(さんまい)聖(ひじり)」として湯灌場に立っていた。ある日、桜花堂の仙太郎から、暫くのあいだ縁を預かりたいとの申し出があった。実母お香の居る桜花堂で暮らし、町娘として生きるのか、三昧聖としての人生を全うするのか、岐路を迎えて縁は悩む。おりしも文化四年、八月。永代橋で大事故が起こり、縁もこれに巻き込まれる。果たして、縁はどんな人生を選ぶのか。複雑に絡まりあった母と子の運命は!?感動の物語が堂々の完結!!【本の内容】

収録作品一覧

ふたり静 9−78
青葉風 79−150
夢の浮橋 151−222

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書店員レビュー

ジュンク堂書店福岡店

涙の完結

ジュンク堂書店福岡店さん

江戸時代の納棺師「三昧聖」として生きる少女の姿を描いた時代小説『出世花』の続編がとうとう発売された。
これだけ慈愛に満ちた物語を読むのは久しぶりだ、と思う。
屍荒いと罵られながらも、彼女はけしてそこから逃げ出そうとはしない。
こわばった身体を湯の中でやさしくほぐし、髪をすき、詰め物をほどこし、やせた頬には綿をつめ、頬紅をさす。
慈しむように清められ、まるでただやすらかに眠っているかのようになったその姿は、苦しみぬいて逝った本人だけではなく、苦しむその姿を見守ることしかできず、心を引き裂かれる想いであったに違いない遺族の心をも、やわらかく救ってゆく。
信心深い者も、そうではないものも、この少女に対しては、自然と手をあわせ拝みたくなるに違いない。
誰も死から逃れることはできない。
そしてその死の数だけ、ひとの物語がある。
涙なしには読めない、高田郁傑作時代小説だ。

みんなのレビュー79件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

主人公の清らかな心に感動!

2015/10/30 20:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、「出世花」の続きが読みたくてたまらなかった。主人公や周りの人々のその後がどうなるのか、気になってしょうがなかった。
主人公のお縁はその後も迷いながらも、しっかりと生きていく。
母親との確執も、自分の決断で乗り越えていく。
そして、「三昧聖」として一生を仏に捧げると決めたお縁に、尊敬と感銘を受けました。
身分の高い人も、貧しい人も、お金持ちの人も、どんな人にも死は平等に訪れる。
置かれた環境でどう生きるかによって、生きる価値は必ずあるんだと思わせてくれたこの物語りに感謝したいと思います。

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紙の本

凛として強く、厳かに生きる道を定めたお縁

2016/01/04 13:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

強い。なんと強いことか。お縁よ。出家せず三昧聖として湯灌場で生涯働くことを、本当に決心するまでの長い道のり。その道のりには人情からうまれる、断り難い選択肢が数多現れる。お香を初めて「母上」と呼び、叶う事なかった母の胸に抱かれたとき。あや女の子供を抱き、生身の人間の重み、香り、温かみを感じ取ったとき。そして正念と夫婦になることを一瞬でも考えてしまったとき。でもお縁はふりきった。何が自分の役目なのかということを悟り。まさに泥から咲き、泥に染まらぬ蓮花の如く凛として美しく強く。この様に生きれたら。凛と咲きたい。

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紙の本

長患いと三昧聖

2015/07/01 13:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:takapanda - この投稿者のレビュー一覧を見る

湯灌に携わる三昧聖の結びのお話は、心が洗われるものだった。
縁を大切に、人を思い、心をこめて浄土に送る清らなひとの慈愛の生のお話。

読了後、利己的ながら真っ先に思ったのは、なぜか自分の身体への慈しみだった。

私は長患いで、身体が少し損なわれている。
痛いところばかりで、ひそかにいろんなところで変形も始まっている。
ずっとそれを理不尽に思って、何でこんなんなのと、仕打ちを嘆き、動かず痛む身体を責めてばかりいた。

それでも自分の身体がずっとがんばってくれていたこと
悲鳴をあげながらも耐えて壊れず支えてくれていたこと
長い間それに感謝もせずに過ごしてきたこと

ぜんぜん気づいてあげられていなかったね。本当にごめんね。
ずっと支えてくれてありがとうと、自分のパーツたちへ、心から思って、ほぐすようにマッサージをした。

まわりの人への感謝はもちろんだけど、自分の身体にも、慈しみ大切にする気持ちが初めて宿った。
なんだか呪縛を解かれたこころもちがする。不思議と。

三昧聖が、心の奥底にある澱を、雪いでくれたのかもしれない。

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紙の本

しあわせな結末。

2016/08/22 20:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えびまもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻もですが、まったく知らない時代・生業のお話ながら、引き込まれてあっという間に読んでしまいました。
どんな環境にあってもしっかり自分を貫くお縁に、自分の日頃の小さな迷いを吹き飛ばしてもらえる気がします。
完結してしまったのが残念ですが、すてきな結末にほっとしました。

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紙の本

縁(正縁=三昧聖)と、正念(某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職)の今後の生き方が絡んできたため、何となく話が世俗的にというか現実味を増してしまい、何となく落ち着かない話になってしまいました。

2016/12/12 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

縁(正縁=三昧聖)と、正念(某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職)の今後の生き方が絡んできたため、何となく話が世俗的にというか現実味を増してしまい、何となく落ち着かない話になってしまいました。
 前作431:『出世花 [新装]』(2011年5月18日)から7年後で、縁(正縁=三昧聖)は22歳になっている。還俗するか、尼僧になるか、このまま卑しい身分の三昧聖として生きるかの選択時期にある。時を同じくして、某藩主の座を嫌い出家した青泉寺の副住職(正念)にも家督相続者がいなくなったため急遽藩主に返り咲いてほしい依頼がくる。その他にも、縁の母親・お香が嫁いでいる和菓子屋・桜花堂の養女の話や、正念が縁を妻に迎えて藩主になる案などが突きつけられるが、結局、縁は三昧聖の道を、正念も還俗を断り仏の道を選ぶ。縁、24歳。本当にこの選択が本当の幸福だったのだろうかと、俗人の私は悩んでしまう。本の題名は「出世花」であり、縁はどんどん出世(その具体的な形は思いつかないが)していくものと思って期待していたのに。何だか出世とは無縁な道が定められてしまった気がしてガッカリでした。これでは続編が書けないなあと思ったら、何と「あとがき」で「完結巻をお届けできますことが・・・・・・・・・」と明記されてるではないか。改めてガッカリ。楽しみが一つ減ってしまった。

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紙の本

続編

2015/08/19 14:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かち - この投稿者のレビュー一覧を見る

まさか続編がでるとは。

高田先生のお話はいつも心がキュっとします。
読み終わるととても優しい気持ちになれます。

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2015/09/06 12:07

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2016/05/29 00:26

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2015/07/31 10:28

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2016/07/23 14:29

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2015/08/08 16:54

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2017/03/06 14:08

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2015/07/07 12:16

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2015/08/05 12:37

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2015/06/15 20:29

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