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虫めづる姫君 堤中納言物語(光文社古典新訳文庫)

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/09/09
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/265p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75318-4

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紙の本

虫めづる姫君 堤中納言物語 (光文社古典新訳文庫)

著者 蜂飼 耳 (訳)

風流な貴公子の失敗談「花を手折る人(花桜折る中将)」、年ごろなのに夢中になるのは虫ばかりの姫「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」…。平安人の息遣いが蘇る物語集。訳者エッセ...

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虫めづる姫君 堤中納言物語 (光文社古典新訳文庫)

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商品説明

風流な貴公子の失敗談「花を手折る人(花桜折る中将)」、年ごろなのに夢中になるのは虫ばかりの姫「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」…。平安人の息遣いが蘇る物語集。訳者エッセイを各篇に収録。【「TRC MARC」の商品解説】

平安時代後期に生まれた短編集。軽やかでウィットに富む作品が多い。成熟した貴族社会に対する風刺性が光る作品を厳選した。【本の内容】

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みんなのレビュー5件

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評価内訳

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紙の本

古典に目覚めそう・・・

2017/02/09 15:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:zuzuzoo - この投稿者のレビュー一覧を見る

とても読みやすかった。
古典入門編として最適!?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

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2016/10/25 23:40

投稿元:ブクログ

編者も作者もわからない「堤中納言物語」の現代語訳。かなりやわらかい言葉で書かれているので、すいすい読める。平安時代の話なので、わかりにくい用語も出てくるが、脚注だけでなく図や写真までつけて説明してくれている。古典への入口としてすばらしい本だと思った。内容は、「源氏物語」ですでに描かれたプロットもあるが、「虫めづる姫君」「はいずみ」などは独創的であり、言葉も歌も心に響いた。

2016/12/27 00:07

投稿元:ブクログ

いつの時代も人は物語を求めるのだなと感じた。

訳は読みやすく平易な文章だが詩情があり、古典への入り口に適していると思う。

2016/12/04 13:47

投稿元:ブクログ

今もありそうな人間模様。

現代語で読めるって、いいよな、と思いつつ、時代の特徴とかは学んでいた方がよいわけで。有名なのは圧倒的に「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」ですが、他も結構面白いので、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい。

「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」あれ、最後ってこんなto be continued...になっているんだっけ? ここからの物語を考えるとか、楽しそうだ。でも、姫君はよくあるお姫様になんか、なってほしくない。右馬佐は「あれ、なんであいつのことがあんなに気になるんだ……?」をやってほしいし、中将もいい感じのアシストキャラで、そんな続きを考えてしまう。

「貝あわせ(貝あはせ)」女の子たちの無邪気な感じと、ニコニコしている少将がいい。競争相手の姫君が分かりやすい悪役すぎて、ああ、昔からこういうパターンはあるんだ、と。ここから何かに発展しても面白いし、きっと数年後に姫君が成長して、本編(?)が始まるのかもしれない、と思うと、わくわくする。

2016/06/08 22:48

投稿元:ブクログ

短編集なんだけど、どうして、なかなかおもしろかった。個性派の粒ぞろい。

どの物語も情景を想像すると美しく、1つの話を覗いては、最後はどうなったんだか?という処終わりを迎え、結果をはっきりとは描いていないので、可愛そうな話も少しオブラートに包まれる優しい短編集。

花桜折る中将
月の光を朝日と勘違いして、女性の家を後にした中将。数寄屋を発見し、覗き見る。かわいらしい姫君を見染め、手引きを求めるが、心配した侍女の告げ口のため、姫の代わりに、年寄りの女性が部屋にいたのを間違えてさらってしまう。
まぬけぶりが、ちょっと憎めない。

このつゐで
天皇の御渡りの頻度が最近下がっている女御さまとその兄、侍女たち、ちょっと切なかったり、しんみりきたりする話を春雨の中披露して楽しんでいる。そこへ、久々に帝がおいでになるシーンで終わり。

虫めづる姫君
現代でも十分、自分のしたいことを大切に思う女子には共感できる元祖マイペースガールの話。鉄漿は汚いから嫌だとしなかったり、蝶は愛でるのにその前の毛虫の状態を厭うのはおかしいとおもったり、いちいち納得するような理論が彼女の意見にはある。
終わり方も面白く、彼女に興味を持った公達が覗きにくる。実際の姫は健康的で、それも悪くないのではないかと文を送るが、姫の返事がつれないので、最終的にはバカにしたような文が送られてくる。しかし、この後、続きは第二章にあるはずです。この結末はどうなったんでしょうね?という優しい終わり方をしている。

ほどほどの懸想
これは、意外に深い。ある恵まれない境遇の姫と思いを通じ合うようになった頭の中将。でも、うまくいたらいったで、自分を頼りにする姫に対して、自分の心が永遠と約束できないのではないだろうかなど、人の心や行動の頼りなさに思いをはせ始める。

逢坂越えぬ権中納言
これは、平安時代の恋愛のイメージからは少し異なる純粋な話。ずっと思いをかけている姫がいる中納言。容姿端麗で、たいていの恋はうまくいく。しかし、彼女は返事にはなしのつぶて。とうとう、姫君の家を訪れ、さらには侍女の隙をついて姫君の部屋にまで入り込むが、何を無理強いするでもなく、そのまま朝までそばで過ごす。

貝あはせ
正妻の娘から、貝あわせを挑まれる側室の娘。貝を探して奔走してくれる見方は弟のみ。それを覗き見た蔵人の少将がこっそり貝あはせを贈り、それに喜ぶ彼女達を覗き見るほんわかした話。

思わぬ方にとまりする少将
これ、唯一えぐい。手紙などの行き違いで、姉妹とその恋人が入れ替わって一夜を過ごしてしまう物語。姉妹が可愛そうだし、こういう生々しさは好かないな。

はなだの女御
実際にプレイボーイが忍び込んだ屋敷で聞いた話らしいとの書きだし。侍女たちが自らの仕える女主人を頓知や愛情を利かせ、花にたとえる華やかな話。

はいずみ
若く、新しい女性と関係を結んでしまった男。あれよあれよといううちに、その彼女や家族に押し切られ、他に身よりもほとんどない糟糠の妻を追い出してしまう。���みごと一つ言わず立ち去る妻を、やはり手放せないと思いなおした男は、新しい女性の下に断りをいれにやっていく。あわてた彼女は暗闇で、おしろいの代わりに灰を塗ってしまい、その不気味さに男は去ってしまう。
また、他の話と同じで、結論が書かれていない。

よしなしごと
ある僧侶の妻となった女に、贅沢をさせすぎないように?などと釘を刺す師匠からの手紙。ユーモラスに、責めることなく反省を促す。

断章
1ページにも満たない量の文章が綴られ、文の途中で終了している。