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錆びた太陽

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/03/21
  • 出版社: 朝日新聞出版
  • サイズ:20cm/458p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-251465-3

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紙の本

錆びた太陽

著者 恩田 陸 (著)

原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたちの居住区に、謎の女・財護徳子がやってきた。ロボットたちは人間である徳子の指令に従うことにするのだが…。彼女の目的は一体何なの...

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錆びた太陽

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商品説明

原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたちの居住区に、謎の女・財護徳子がやってきた。ロボットたちは人間である徳子の指令に従うことにするのだが…。彼女の目的は一体何なのか? 『週刊朝日』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

「最後の事故」で、人間が立ち入れなくなった地域をパトロールしているロボット「ウルトラ・エイト」。彼らの居住区に、ある日、人間が現れた。国税庁から来たという20代の女性・財護徳子。人間である彼女の命令に従わざるを得ないロボットたち……。恩田陸の想像力が炸裂する本格長編小説。【本の内容】

著者紹介

恩田 陸

略歴
〈恩田陸〉1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒。「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞と本屋大賞、「中庭の出来事」で山本周五郎賞、「蜜蜂と遠雷」で直木賞を受賞。

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みんなのレビュー22件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (9件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

最後の原発事故後の日本

2017/04/16 19:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

立入制限地域を管理している人工知能ロボット、耐性をもった生物など、未来に起きても可笑しくない設定です。
でも、ゾンビとかも出てきます。しかも、知能をもったゾンビも。
ロボットたちの所に突然現れた公務員の女性。彼女との交流でさらに経験値を積むロボットたちの姿もあり。途中からロボットであることを忘れてしまいます。
立入制限地域を産業化しようとする政府の思惑とかもあり。人間ってコワイ・・・って感じます。

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電子書籍

シュールで深刻な設定なのに笑える!

2017/05/23 07:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一応SFに入るのでしょうか?私には近未来予想図のようにしか思えません。政府や政治家に対する痛烈な批判を含んでいる一方、過激な環境保護団体への皮肉も効いています。
人間臭いロボットたち。唯一の人間である財護徳子の言動が相当場違いで、ロボットの方がむしろ常識的に見えることも、ある意味皮肉なのかな、と思います。

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電子書籍

これはサイエンスフィクションではない!

2017/05/05 15:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る

今やこの話の中の世界は、もうフィクションではなく、近い将来やってくる世界のように感じた。その中での人間ではないボスや博士の含蓄のある言葉の数々は、本当に心に響きました。まさに、今、読むべき一冊です。

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電子書籍

ロボット、人間、ゾンビ!

2017/04/16 19:57

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

立入制限区域をパトロールするロボットたちの個性が楽しかった。某TVドラマを元にしてたり開発者のセンスが光る設定。
原発の影響で巨大化した凶暴な猫。九尾で青色。それはそれで可愛い。でも、凶暴。
唯一の人間、国税庁の女性が最初はウザかったけど、だんだん慣れてきます。
ロボットたちの方がよっぽどまともに見えてくるくらいウザイですけど、慣れます。大丈夫です。
原発事故の原因とか、妙に「起こりうるかも?」って感じさせる世界観でした。

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紙の本

サンダーバードやワイルドセブンも

2017/05/22 19:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

原発事故と「太陽にほえろ」とゾンビとアニメチックなキャラ等で、原発や人口減少に伴う税収確保といった問題を結構真剣に考察していると信じたい書。

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2017/06/04 12:50

投稿元:ブクログ

テロによる放射能汚染で甚大な被害を負った日本。荒れ果てた汚染区域には魑魅魍魎が跋扈し、ゾンビ(通称マルビー)が徘徊している。
汚染区域の管理を7体のロボットが行っているが、それぞれには七曲署刑事たちのニックネームがついている。このあたりでもうじわじわっとアレな感じ。
国税庁からマル査の女が乗り込んできて、借金まみれの日本国家を救うため、ゾンビたちに課税できないかの調査にとりかかる。ほらもうかなりアレだ。
青い巨大な九尾の猫がステキ。寝てるときは平ったくなったソレをカーペットみたいに丸めて黙々と運ぶ刑事たち、いや、ロボットたち。ステキステキ。

2017/05/18 21:42

投稿元:ブクログ

原発事故で荒廃した大地に働くロボット。
そこに突然現れた若い女。彼女の目的は?
マルピーと呼ばれるゾンビや化け猫など
とんでもない設定ではあるが、
原発問題やロボットと人間の関係、国の行く末など
様々な問題提起でもあります。
ロボットの名前がボスやデンカなのはまだしも、
「僕は死にましぇーん」はダメだろう。

2017/05/04 15:15

投稿元:ブクログ

直木賞受賞後、初の長編。
原発を狙ったテロで、施設を爆破され、人が住めなくなった地域をロボット達が守ると言う、近未来を描いた作品。
人工知能を持ったロボット7台が管理する汚染地域に、ある日国税庁の職員と名乗る女性がやってくることから、物語は始まる。
ロボットのネーミングやら、徳子の口上やら、小ネタがいっぱい!最近は真面目な作品を続けて、読んでいたので、この人、こんな作品も描くんだっけ?と最初はついていけなかった。
軽いタッチは最後まで続くものの、北朝鮮問題で核が今の日本において、全然関係ないものではないことを考えると、ただの架空の話とは受け止められない部分も…

2017/04/18 09:30

投稿元:ブクログ

SFでミステリー、ホラーにシリアス。卓絶で秀抜な作品。

ロミオ的なサブカル昭和ネタぷんぷんでついてけるかと心配したけど、杞憂だった。そんくらいしなきゃ押しつぶされる重厚なテーマ。
エンターテイメントとして昇華できる、彼女はやはり天才。


「人間を信じ切るには、あまりにも彼らは前科が有りすぎる」

恐ろしい終末を回避できるのもやっぱり人間だからと信じたい。

2017/05/28 23:16

投稿元:ブクログ

なんか有名な賞をとろうがとるまいが恩田陸は恩田陸。
良き良き。

私の世代には懐かしきサブカルネタが満載の、一見コメディな本なんだけどさ、
扱われているネタがネタだけに
こんくらい軽いタッチじゃなきゃ、読むのはしんどかったろうなぁ。

ところで、結局
シンコさんはどうなってたん?
マルピーのマルピーたる原因は?
あの黒い建造物や護美箱計画はどうなるん?
謎が謎のままおいてけぼりの私…。
徳子さんは「カムバーック!」してくれないのかしら?

2017/05/05 03:01

投稿元:ブクログ

近未来小説。パラレルワールドといいたいが、あまりにも現実的。ちりばめられた現実世界との重なりが痛いジョークだが、この作品に限っては痛いではすまされない。これをフィクションと笑える人の鈍さを私は受け入れられない。

2017/06/20 19:25

投稿元:ブクログ

ボスが好きだ!結構シリアスな舞台なのに、ちょこちょこ懐かしい感じの演出があって和んだ。恩田陸っぽくて好きだ。

2017/03/19 22:39

投稿元:ブクログ

最初はなんて本なんだと気分が悪くなったし、楽しみにしていた恩田さんの作品がこれかと、残念に思ったのだけど、読み進めていくとラストになぜか爽快感を味わうという不思議さ!
妙に生々しい現実味と、やっぱりあり得ない設定の中にサブカルな感じも覗き、笑いを誘うというかすこんと抜く感じがさすが。
嫌な空気のまま、物語が進まないところが憎い。
なんだかんだとコンスタントに恩田さんの新刊が読めて幸せだったーー。
当面刊行はないのだろうか。

2017/04/11 21:37

投稿元:ブクログ

近未来的SF小説。

ノリとしては「ロミオとロミオは永遠に」のような肩の力を抜いたような作品です。
「太陽にほえろ」「サンダーバード」「ワイルド7」などの1970年代的なネーミングを使いまくりつつも、原発事故による差別的な世界観と作者の反権力的な思想が描かれていると思います。
「マルピー」「青玉」「赤玉」「九尾の猫」など恩田ワールド的な設定も面白いです。
強いていうなら、ヒューマノイドのキャラ設定をしておきながら、ボスとデンカ以外は目立たなかったのは残念でした。

2017/04/01 07:26

投稿元:ブクログ

昭和30年代・40年代生まれの方にとっては懐かしいフレーズが随所に散りばめられていて、いちいち立ち止まらずに文章をテンポ良く読み進めることができた。パロディを知らない世代の人には面白さが半減するのでは?
状況設定・背景がこの時期難しいものなので少々世間の反応を気にはしましたが、文学にあまりタブーを設けるべきではないと私は思います。いずれにせよ、核ミサイルがいつ打ち込まれてもおかしくない状況に我々は置かれている訳でありますから。日本政府が国民に隠し事をしているといった文章も、何故かすんなり受け入れている自分が情けなくなってしまいました。
読んでいるページの10ページ先も同時に読んでいるような疾風感がある文章なので、あっという間に読了してしまいました。