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お目出たき人(新潮文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.4 28件
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.1
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/174p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-105714-1
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

お目出たき人 (新潮文庫)

著者 武者小路 実篤 (著)

お目出たき人 (新潮文庫)

432(税込)

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みんなのレビュー28件

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評価内訳

紙の本

徹底的にこだわった人

2002/01/28 12:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ストーカーの一人称による表題作だけでもすごいのだが、さらに表題作の主人公が書いた小説「二人」、表題作を客観的に批判したような「無知万歳」、表題作第七章の死の考察と対をなす生の考察「生まれなかったら?」など、一大サーガを構成しているのがさらにすごい。
 武者小路実篤はおそらく、人を好きになるということや、生きるということは、いったいどういうことなのかを、作者なりに真剣に考えたのだろう。その結果、異常ともいえる鬼気迫る作品群を抽出させた。現代の目から見れば、ただのおかしな人になってしまうものの、著者の真剣な苦悩が伝わってきます。

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2004/12/17 07:14

投稿元:ブクログ

高校の時、「俺と付き合う女は、俺以外の男と慣れなれしくするな。俺を尊敬しろ。」と思ってました。なんとも。。。そんなあばずれた高校生の私の心を掴んで止まなかったのがこの一冊。

2005/12/17 09:46

投稿元:ブクログ

武者小路実篤の小説に出てくる青年は、たいてい恋愛下手で意気地なしなのだけれど、それが妙にコミカルに描かれているところが好きだ。でも、意気地なしにもほどがあり、度を過ぎたこの著書はあまり好きになれなかった。愛する女性に対する主人公の想いは、まさに病的。そりゃ振られもするだろうよとツッコミを入れたくもなるほど強烈な妄想癖には呆れるばかり。こんな男性に言い寄られたら・・・嫌だなぁ(笑)。

2005/08/05 14:55

投稿元:ブクログ

武者小路実篤の思考と自分の思考はきっと近いんだと思う。
本編の主人公が書いた(ということになっている)付録が面白い。

2007/11/25 13:53

投稿元:ブクログ

武者小路氏の描く主人公はどうしてこうもいじいじ、うだうだしているのだ?読み進めて行くうちに彼のひとりよがりな片思いに憤りを覚えた。しかし問いかけてみる。はたして自分はそうでないと言い切れるのだろうか。いや、私だって結局のところ同じなんだ。彼の中に自分を見たからこそきまりの悪さを感じたのだろう。

2008/07/16 13:59

投稿元:ブクログ

ある男性の勘違いの恋のお話です。
自分に思いをよせていると思っていた女性が
まったく別の男性と結婚してしまいます。
「あーこういう勘違いあるかも!」と思わず笑ってしまいます。

2010/07/25 09:33

投稿元:ブクログ

『お目出たき人』
「女に飢えている」男。男の妄想。恋する相手は鶴。友人に仲介を頼み求婚するが断られる。そのまま妄想を抱き鶴を思い続ける。

付録
『二人』
お互いを意識しながら結ばれなかった一郎と夏。

『無知万歳』
甲乙の会話。

『生まれなかったら』
自分が生まれなかったらという妄想を抱く中田豊男。

『亡友』
天才だった「あいつ」の思い出を話す男たち。

『空想』
自分を慰める妹を妄想うする男。

 2010年7月25日読了

2011/05/29 21:42

投稿元:ブクログ

図書館から借りました

 舞台は日本。恋愛小説。
 短編。

 空想。
 イッテますねー。
 著者のすごいところは、独りよがりな主人公をわかっていて、書いてるところです。
 だから失恋するんですが。

 んで、この「空想」 
 批評されて傷ついた兄を妹が慰めているというもの。
 タイトル通りです。
 兄に当たる人が優しく慰めてくれる「妹」も「恋人」もいないから、紙にそんな会話を書き付けているという。
 えー???(笑
 
 
 独りよがりな人を冷静に書かせたら、武者小路さんに比肩する者なし、みたいな気がする。

2010/02/05 15:31

投稿元:ブクログ

主人公は馬鹿だな、と思う人が多いだろうが、恋をすると彼と同じように、自分では気づかずに馬鹿げた行動をとっているかもしれない。ラストの彼の思考回路は、実際にこんな人がいたら怖いだろうと思った。

2015/03/11 13:01

投稿元:ブクログ

なんでたった一言話しかけないんだ!!
天然なのか、拒絶される恐怖から無意識に逃げているのか。どっちなんでしょう。


作者が自給自足の村を作って、結局自分は出て行ってしまったというエピソードがすごい。

2011/01/13 22:30

投稿元:ブクログ

近づいていけないものだから、本当の鶴がどういう人なのかわからないはずなのに、自分の理想に重ね妄想する。「お目出たき人」というか「女々しき人」というか。率直に表現しうる作者には感銘を覚える。11.1.13

2012/08/26 16:40

投稿元:ブクログ

誇り高き失恋ロマンチスト、武者小路実篤!
友情、愛と死に続いて3作目読了。

あ、目が合った!
いま、絶対俺に微笑んでくれた!
俺のこと好きに違いない!
結婚だ!やったぜ!

他の方と婚約しました…orz
ってゆーお話。

これは、本当におめでたい。主人公が笑けるくらいおめでたい楽天的夢想家。
鶴という恋する女性をこれでもかってくらい理想化し偶像化して、チマチマあーでもないこーでもないって一人で考えて何のアクションも起こさぬまま振られるっていう、救いようの無いストーリー。

巻末の阿川さんの解説がなんとも痛快。

2017/03/16 16:16

投稿元:ブクログ

めっちゃわかる…痛いほどわかる…
都合よく考えることは悪いことじゃないと思う。勘違いから恋が生まれることもある。上手くいくときもあれば、ダメなときもある。結局、相手の気持ちは聞いてみないとわからない。勘違いしないと勇気も生まれないかもしれない。後悔しないように相手に直接想いを伝える方がいい。それでダメなら諦める。諦められなかったら、もう一度いって諦める。言うは易し、行なうは難し…
というか、明治に書かれたことが、今、自分が考えていることと一緒だということが面白い!恋の悩みって不変なんですね笑

2010/12/29 14:17

投稿元:ブクログ

寂しい三十路独身男の妄想炸裂。ストーカーぎりぎりの行為をしながら話しかける勇気がないのが悲しい。自分はがんばろうと思える。どんな反面教師だ。

2011/11/08 18:57

投稿元:ブクログ

「自分は女に餓えてゐる」

今で言う妄想癖ニートの話か…

恋がうまくいく小説の方が多いけど、
現実はこっちの恋の方が多いはず。

でも現実と全く同じ内容の小説を読んで楽しいのかしら。なんか主人公が妄想にふけると、なんでも都合良く解釈する自分も悲しくなってくるし。

ここまで楽観主義だとおめでたい。