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悪意のM(ハヤカワ・ミステリ文庫)
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文庫

紙の本

悪意のM (ハヤカワ・ミステリ文庫)

著者 スー・グラフトン (著),嵯峨 静江 (訳)

悪意のM (ハヤカワ・ミステリ文庫)

864(税込)

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紙の本

中間の「M」をかじってみる、なかなかウマイ

2002/01/07 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 スー・グラフトンの作品を初めて読んだ。彼女はアメリカのミステリー作家だ。
 アルファベットのAから始まるシリーズ物が有名らしい。『アリバイのA』『泥棒のB』『死体のC』『欺しのD』『証拠のE』…と順々に発売されていて、今でPぐらいまで出ているようだ。
 適当なところで、『悪意のM(“M”is for Malice)』を読んでみた。
 内容はまずまずといったところ。ある大金持ちが死んで遺産相続の問題が持ち上がる。4人の息子のうち、ガイという男性は若い頃に放蕩のし放題で勘当されている。しかし、遺言書にはガイにも遺産相続の権利が与えられており、兄弟達は醜い争いを繰り返す。そして、殺人事件が起こる…。

 勘当されて行方知れずだったガイを探しだすように依頼されたのが、このシリーズの主人公で私立探偵のキンジー・ミルホーンだ。35歳、独身。
 シリーズ化される作品の主人公は、魅力的に描かれていなければそれはシリーズにはならない。キンジーは、そこそこ意地っ張りで情にもろいところもあり、独身ではあるが恋愛を生真面目に考えており、腕のいい探偵というよりはたまたま解決してしまった!という感じ。特別に美人でもないようだし、おしゃれでもないし、金持ちでもないし、仕事に命を燃やしているわけでもなさそう。普通の女性である。この普通さ加減が、案外人気の秘訣かもしれない。
 読み終わって、『アリバイのA』の頃のキンジーはどんなだったのだろう? とか、本書の次作の『縛り首のN』では彼女はどうなっているだろう? と考える私は、十分にこの普通の女性キンジーに魅了されてしまったということになるのか。

 また読んでみようかな。だけども、想像するに「A」から始まったシリーズは多分「Z」まで続いて完結するであろう。と言うことは、26冊か! いやはや大変な数だわ。どこまでついていけますことやら??

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2012/05/16 17:50

投稿元:ブクログ

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