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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2000/01/14
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波現代文庫
  • サイズ:15cm/250p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-600009-X
文庫

紙の本

ハイデガー『存在と時間』の構築 (岩波現代文庫 学術)

著者 木田 元 (編著)

ハイデガー『存在と時間』の構築 (岩波現代文庫 学術)

税込 1,276 11pt

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みんなのレビュー11件

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評価内訳

  • 星 5 (5件)
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  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

悟りの時間としての存在

2001/08/07 07:20

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルケー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『存在と時間』に予告されながら書かれなかった未刊部の再構築ないし補完の書である。一つは、『現象学の根本諸問題』(創文社)からの構成と、もう一つは、これら二書にも書かれていない、まったく編著者の推測でなされた構成との、二つの再構成からなっている。
 今、編著者と言ったが、普通ならば著者のはずであるが、木田元編著となっている。これは日本で編纂されたハイデガー著『存在と時間』であるという意味であろうか。「未刊部を再構成するという無茶なことをやってしまった」と言いながら「自分では、ハイデガーの考えていたことからそれほど大きくはずれていないと思っている」と言っているので、無茶だが間違っていない、考えていることは確かだ。しかも自分よりも「納得がいくようなら、いつでも私の試みは撤回するつもりでいる」と挑発していることからも、編著者の姿勢がうかがえる。してみると、決して無茶なことをやったわけではないのだ。
 批評をするためには、批評する側に対象との比較を可能にするだけの一定の基準とか尺度とがなければならない。それで編著者の言うことを信頼した上で、この書を書評するしかすべがないことを承知しつつ、印象に残った箇所を取り上げていくことにする。
 編者によると、『存在と時間』の「本論」と「歴史的考察」が本来の再構成となる。そのとき、『根本問題』が有効な手段となると言う。
 「本論」で編者のいわんとするところは「本来的時間」と「非本来的時間」の区別にある。それは、簡単にいえば、「超俗的時間」と「世俗的時間」の違いに帰着する。「超俗的時間」は瞬間的に捉えられる時間であり、キルケゴールの非連続的時間に類似する。時間を非連続的に捉えるかぎり、西洋哲学に連綿と流れる時間論とは折り合わない。言ってみれば、それは「悟りの時間」であって、日常の時間ではない。これはハイデガーの思想に貴族主義的、特権的意識がその背景にあることを物語っている。
 「歴史的考察」(伝統的存在論の解体作業)では、『根本問題』から、カント、デカルト、スコラ哲学、アリストテレス、プラトンを取り上げて論じ、それらはみなという存在概念を基底として成立したものであると規定する。それに対するもう一つの存在概念、という存在概念を提出し、この概念はギリシア語のないしであり、フォアゾクラティカーに代表される。これは日本語の「自然」につうじ、洗練されたアニミスティックな自然観だとし、ハイデガーはニーチェから引き継いだと編者は言う。「被制作性」と「自然」との対立だが、価値評価はなされていない。
 終章で、アリストテレスとプラトンの位置づけに関して貴重なことを言っている。「アリストテレスが始原における存在の思索にふたたび近づいたということを意味しはしない。エネルゲイアと存在の始原の本質とのあいだにはイデアが立ちはだかっているのである。」(p.226)
 この書の面白さはハイデガーそのものの面白さよりも哲学史家としてのハイデガーに焦点が当てられているところにあって、その分量も全体の5分の2ほどになる。
 ところで、カントの「レアール」という用語に対して、「実在的」という訳語は不適切だとし、「事象内容を示す」とすべきだと言う。「カテゴリー表」のうち、質のRealitaetを「実在性」、様相のDasein(=Wirklichkeit現実性)も「実在性」と解し訳すのは誤りだとして、内外のカント研究を批判嘲笑する。だが、「事象内容」-「否定性」-「制限性」という全体的位置づけから考えると、「事象内容」の矛盾対当が「否定性」というのはどうであろうか。カント研究者からの反論を待ちたい。

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紙の本

第一部第三篇はどうして書かれなかったのか

2002/09/15 14:04

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:音羽ふらと - この投稿者のレビュー一覧を見る

 木田元によれば、1927年に公刊されたハイデガーの『存在と時間』、これは当初考えられていた構想の三分の一しか掲載されていないという。既刊部分の『存在と時間』では、周知のごとく「現存在」の分析、つまり人間の在り方の分析がおこなわれている。未刊のところは、存在論の歴史をカント、デカルト、古代ギリシア哲学へと遡っていく予定だった。
 その折り返し点に構想されていたのが、ハイデガーがちょうどそこから筆を折った『存在と時間』第一部第三篇「時間と存在」だ。ハイデガーはここから書けなくなったという。それはなぜか、についての謎解きが本書である。
 なお、この筆折りとハイデガーの「転回」が深く関わっている。
 カントの定立作用とハイデガーの存在了解、主観性とのかかわりにおいて、なにがどう違うのかという問いを抱くようになったわたしのようなものには、まことに興味深い一冊となった。ハイデガー自身が、『ヒューマニズム書簡』のなかで、次のように言っていると本書で引用されている。
 「『存在と時間』において<企投>と呼ばれていたものが、表象しつつ定立することだと解されるならば、企投は主観性のしわざだと受けとられ、<存在了解>が<世界内存在>の<実在論的分析>の領界内でもっぱら考えられうるようには、つまり存在の明るみへの脱自的な関係としては考えられないであろう。主観性を放棄するこうした別の思索を遂行しなおし、それを真に遂行するということは、たしかに『存在と時間』の公刊に際して第一部の第三篇「時間と存在」がとどめおかれたということによって困難になった。……ここで全体が転回するのである。問題の第三篇がとどめおかれたのは、思索がこの転回を思うように十分なかたちで語ることができず、こうして形而上学の用語の助けでは切りぬけらなかったからである。」(22−23頁)

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2006/07/28 17:29

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2007/02/28 14:10

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2010/10/19 14:57

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2010/10/11 12:37

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2011/09/02 09:58

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2011/08/28 22:46

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2023/04/28 11:07

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2014/03/14 01:00

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2019/07/04 19:15

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