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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1999.11
- 出版社: 日本放送出版協会
- サイズ:21cm/211p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-14-080473-5
JMM Japan mail media 金融経済のヌーヴェル・ヴァーグ Vol.1 プロローグ日本の選択した道
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紙の本
時代と添い寝した作家
2001/09/08 19:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:道成寺 新 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上龍は時代と添い寝をするのが好きだ。
作家はその時代その時代の人たちに売れる本を出していかないと、存在感のある存在にはなれないのだから、当然といえば当然で、良い悪いの判断をしている訳ではない。ただ、村上龍はその早さがすごい、と言ってるだけだ。
そんな村上龍の問題意識、どうやって今の時代と添い寝しよう、から生まれたのが、本書である。これは、村上龍が発行したメールマガジンを本にしたもので、内容は経済・金融の話が中心である。
メールマガジンは、きたらその場で読んで、すぐに捨てるものである。でないと、たくさんくるメールに対処できない。メールを取って置く、なんてセンチなことを言っていたら、笑われてしまう。
それに対して、紙の本である本書は、内容は変わらない(当たり前だ)が、部屋の片隅にいつまでも取って置ける。そして、部屋の片づけをしたときに、また見ることができる。また見てどうなる、という性質の本ではない。でも、時代と添い寝しようと手練手管を使って、時代をとらえようとしている本書は、発行された時代の雰囲気に満ちている。
内容? そうではない。時代を刻むものとして、本書は買われ、残されるものなのだ。経済・金融の不安な時代のものとしても。紙の本の命が微妙な位置にあった時代のものとしても。
紙の本
2000/2/1
2000/10/26 00:21
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投稿者:日経MAC - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家の村上龍が発行するメール・マガジンの単行本化第1弾。第2弾の「雇用問題を考える 景気と個人の幸福感」も同時発行されている。第1弾の金融経済のディべートなどを読むと,こんなに深い内容をディスプレイ画面で読みこなす読者がいることに驚かされる。かなり難しい内容が多く,読み返す個所が多いと思うが,Webページは本と違って,前のページに戻って読み直すのが意外と難しい。だから本になったのだと納得。
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